今日 仲良しいとこから電話。
おかあちゃんが昨日亡くなった。
家族葬でひっそりと送るつもりだから遠方から来なくていいよ。
そうはいっても 子供の頃からお世話になっていたし
可愛がってはもらってなかったけど 小学校に上がる前しばらく預けられていた家でもある。
お顔をみに行くよ お葬儀の時間を知らせてね!
電話を待てど暮らせど知らせてこないので こちらからした。
今夜から出かけないと間に合いそうにない時間を言ったので 残念ながら失礼することにしたが
最初の電話から 来なくていいとの雰囲気だったな~
89歳だったというから ほんとうにひっそりとやりたかったのね
そう思うことにした。
実は 電話を待ってる間に
このおばさんとのことを とくに居候していた頃のことを 走馬灯のように思い出していた
子供6人もいるところに 妹の子といえど1人 7人の子と夫婦が 狭い家にひしめき合って暮らしていた
おばさんは重篤なぜんそく持ちで 咳が出だすと布団にくるまって寝ていた
そんなんで大勢の子どもに ご飯を作るのは大変だったろうなとは思う
いつも大根と厚揚げの煮物 それだけだった
1人子の私が 不服そうな顔したりすると猛烈に怒って 出ていけ!ってばかりの形相がこわくて
時々様子見にくる母親に告げ口すると ますます辛く当たられて 居候は1年も続かなかった
あっちこっちの親戚にたらい回しされて 落ち着く暇もない子供時代だったけど
くよくよしない性格は 自分を守るために作ったものかもしれない。
大人になって 時々遊びに行くと ものすごく喜んでくれた
結婚して子供を連れて行った時も お寿司を取ってもてなしてくれた
布団にくるまってる姿しかみたことない私に
母が 病気になる前は きょうだい1番の働き者の姉さんだったんよと教えてくれてから
おばさんに 優しい言葉かける事ができるようになって良かったなと 思い出に浸っている。