銀山温泉~天童と立ち寄って、やってきたのは「山形駅」。
山形に来るのは、2020年1月以来、4年ぶりとなります。
そうか、コロナ・パンデミック直前に行ったんだった…😢
この時、世界はまだ「コロナ」なんて誰も叫んでませんでした。
…
今回、僕がどうしても行きたかったお店があります。
そのお店は、山形駅から徒歩15分くらいのところにある、
前田家
というお店であります。
このお店は、Google mapでの評価も高く、すごく気になるお店でした。
そうそう、2020年頃と比べて、お店の調べ方ががらりと変わりましたね。
2020年頃はまだ「ラーメン情報誌」を頼りに、食べ歩きをしていました。
でも、今はもう「Google map」(+ブログ情報)だけで、ラーメン情報を集めるようになりました。
Google mapの情報だけで、本当にいいお店を見つけられるんです。圧倒的な情報量の中で、自分が食べてみたい!と思えるお店をちゃんと見つけられるんです。ただ、情報量が圧倒的なので、選ぶこちら側の「目」も問われますが…。
こちらの前田家は、「家系ラーメン」のお店ではありません!
れっきとした、正統派の実力派ラーメン店になります。
昭和30年頃の創業なので、もう70年くらいの歴史があるお店なんですね。
こちらのお店は、18時~23時までの「夜のみ営業」のお店です。
夜のみの営業で、そして、とにかくすごく評判がいいんです。
いったいどんなラーメン屋さんなんでしょう?!
…
お店に入ると、店主さんと息子さん?と奥様?がいました。
職人気質の強面?の店主さん(60代?)と寡黙そうな息子さん(30代?)が厨房にいました。
なんか、その光景がすごく印象的で、、、
聴けば、店主さんが二代目で、息子さん?が三代目に当たるみたいです。
二代、三代と引き継がれる前田家の味、、、
こちらが、前田家のメニューになります。
ラーメンは一杯、700円也💰!
チャーシューメンがジャスト1000円也💰。
辛子味噌付きミソラーメンも気になるところです、、、
あと、焼きそばもなかなかの評判でして、、、
嗚呼、全部食べたい、、、😂
でも、初訪ですし、本日3杯目なので、、、
まずは、「ツカレナオース!!!」\(^o^)/
朝、千葉を出て、銀山温泉に行って、天童に寄って、山形へ…。
長い長い旅で、疲れましたよ。
なので、まずは、お酒で疲れを癒します💕
お通しの(自家製の)お漬物がすっごく美味しかったです。
こういうのが、本来の「お通し」だよなぁ~~って。。。
…
で、しばし待ちまして、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、前田家の自慢の一杯、
ラーメン🍜
です!!
もうね、これを見た瞬間、思いましたね。
「あー、こりゃ、もう絶対的に間違いない極上のラーメンだな」って。
こういう直感的経験って、年に数回あるかないかっていう感じです。
こういうラーメンと出会いたくて、日々、食べ歩きをしてるんだよな…。
知的に感動するというより、本能的に興奮するラーメン?!?!
zoom up!
なんか、吸い込まれるような美しさを感じるスープですよ、、、
スープを一口飲んでみる…前に、、、
「うおおおお、なんだなんだ、この芳醇な香りは?!?!」
って、湯気から立ち込めてくる香りに衝撃が走りました。
そして、スープを一口飲むと、、、
「これは、もうちょっと常軌を逸した、素晴らしい味わいのスープだ!!!」
って、叫びそうになりました(脳内のみ!)。
このスープ、おそらくは中華料理の技法を使った中華系のラーメンなんですよ。
日本の「醤油」を使った、中国伝来の「拉面」がベースにはなっていると思います。
そのスープをどこまでも洗練させて、どこまでも丁寧に作ったのがこのスープかな?!と。
あたり前のことをあたり前以上にしっかりときちんとやる。
そうすることで生まれる「極上のスープ」っていう感じがしましたね。
スープの表面に浮かぶ香味油?もまた、すごく香りがよくて、多幸感に包まれます。
具体的に言うと、「コーンの風味」を感じるというか、「こんがりコーン」の風味というか。
それに、本格絶品中華そばと山形ラーメンが合体したかのような贅沢さもありました。
麺はこんな感じです。
麺箱には、「酒井製メン」って書いてあるので、「酒井製麺所」の麺ですかね。
山形を代表する製麺所の麺でありますね👆
前田家の麺は、細麺で、いわゆる「東北クオリティー麺」ではないかな??
細くて、食べやすくて、のど越しのよい「王道の中華麺」って感じでした。
スープだけじゃなくて、麺も、王道をゆく中華麺になっていたんです。
ツルツル系じゃなくて、ボソボソ系で、地方の麺という感じもしました。
変わったことを一切せず、どこにもないラーメンを作り出す。
それができるお店って、本当に稀で、珍しいんですよね。
気持ちよく、美味しく、ずるずるっと啜って食べられる麺でした。
メンマも、極上ラーメンに相応しいコリコリメンマでした。
味もすごくいいし、見た目も綺麗だし、食感も半端なく心地よいです。
スープや麺が美味しくても、メンマが残念…っていうお店は多々あります。
が、前田家のメンマは、「極上ラーメン」に相応しい極上のメンマでした。
凄いぞ、、、ホントに。。。
チャーシューも、完璧でありました。
普通のノーマルのラーメンなのに、立派なチャーシューが二枚。
しっかりと麺の上に乗っていました。
しかも、このチャーシュー、基本的には「昔ながらの中華そば」に入っているレトロなパサパサ系のチャーシューなんですよ。なのに、パサパサ感を感じないんです。薄くスライスしているからかもしれませんが、パサパサなのにしっとりとしている、という矛盾するような、最高・最強のチャーシューでした!
極上のスープに、極上の麺に、極上のメンマに、極上のチャーシュー。
さすがは、ラーメン王国山形で、絶大な評価を得ているお店なだけはあります。
…
久々に、心から、魂から、衝撃が走る「極上のラーメン」を頂きました。
なんか、ホント、本能レベルで「うおおおおお!!!」って叫びたくなるような。
お蕎麦屋さんのラーメンではなく、ガチで本気で本物のラーメン!って感じになっていて、「ラーメン王国山形において、ラーメン専門店としてトップレベルの一杯」でしたね。
800円で、これだけ完璧なラーメンが頂けるとは、、、😂
お店自体もずっしりとした感じで、ラーメン自体も極上の一杯になっていて、、、
2024年に食べるラーメンの中でも、きっとトップクラスの一杯になるんだろうな…って。
カテゴリーやジャンルで感動するんじゃなくて、「この一杯」に衝撃を受ける感覚。
いわゆる東北煮干し系でもないし、酒田系でもないし、鳥中華系でもないし、魚介系でもないし、、、。カテゴリーやジャンルに当てはまらない、ここでしか味わえない唯一無二の「王道のラーメン」って感じで。
こういう感覚を得たくて、ラーメンの食べ歩きを続けているんだな…って、なんか、再認識することができました。
***
というわけで、、、
山形駅エリアで高評価を得続けている「前田家」の初レポでした。
いや~、もう、おみごと! あっぱれ!でありました。
ここのラーメン、言えば「中華そばの完璧版」みたいなラーメンでしたね。
100点満点のラーメンがあるとすれば、こういうラーメンなんだろうなって。
ラーメンの教科書があったとしたら、「これがお手本のラーメンです」みたいな。
なんの変哲もないラーメンなのに、唯一無二になっているというか。
都賀で言うところの「ラーメンハウス江北」のラーメン、みたいな?!(違うかな?!)
山形に来て、「純粋に美味しいラーメンが食べたい!」っていう人は是非こちらの前田家へ!!
場所はこんな感じですね。
お昼ならバスとかでも行けますが、夜はバスもほとんどなくて、、、
なので、頑張って歩いて行ってみてください!!
あと、前に行った名店「金長本店」も前田家のすぐ近くにあります。金長本店と前田家の連食っていうのも、すごくいいだろうなぁ、、、。ただ、金長本店が昼のみで、前田家が夜だけなので、連食は不可能、、、ですね😨
このエリア、夜になると、ほとんど人は歩いていません…😢
2020年に来た時も、同じ感じだった記憶があります。
でも、前田家の中は、お客さんで賑わっています。
どんな場所であっても、味がよければ、お店がよければ、人が集まるのがラーメン店なんですよね。
ラーメンは、やっぱりやっぱり偉大なんです!!!\(^o^)/