★横浜ラーメンツアー★ファイナル★は、横浜家系ラーメンの総本家、吉村家!
今年最後の営業日とあってか、すごい行列! でも、実はあんまり並ばない。一気に10人くらい店内に入れるので、たくさん並んでいても10分待つかどうかなのだ。しかし、それにしてもさすが吉村家だ。貫禄十分だ。
蛇足だが、総本家は、ラーメンの味よりもその雰囲気が最大の魅力かもしれない。ラーメンを作る様子はまさにシアトリカル(劇場型)。司令塔となるお兄さんを中心にして、12杯のラーメンを一気に作る姿はもうまさに吉村劇場!
家系を知っている人なら分かると思うが、家系は、「油 多め、ふつう、少なめ」、「味 濃い目、ふつう、薄め」、「麺 固め、ふつう、やわらかめ」を各人で選ぶことができる。12人いたら、ホントその要求もいろいろ。さらに、トッピングも結構豊富だし、トッピングを楽しみにしている人も多い。さらに麺大盛り、麺少な目など、そのリクエストの幅は多彩なのだ。
その一つ一つ違うラーメンを一気に作り上げていく工程はほんと「お見事」としか言いようがないのだ。 他のラーメン店にないのは、「司令塔」のお兄さんがいること。そのお兄さんはラーメンを作っていない。ラーメンを作る店員の指揮者となって、12杯のラーメンのデザインを彩っていくのだ。「こちら、多め、固めで、のり増しね!」という感じで、一つ一つのラーメンのデザインをそのつど指揮していくのだ。まさにシアトリカル、オーケストラ的ラーメン屋さんなのだ。
ラーメンは、もう言うまでもなく、「まさに家系ラーメン」って感じ。「くらえ!これが家系じゃ!」と言わんとばかりの迫力だ。薫製の香り(inチャーシュー)がただようスープは劇的に美味い! 文句なしのおいしさだった。完璧にスキルとなったその調理法は完全なる安定感と確実性を備えている。家系のラーメンを語るときに、やはりここ吉村家の存在を抜きにすることはできない。このお店が基となって全国に家系勢力が拡大したのだから。
ただ、前もそうだったが、スープがかなりぬるい。タイミングも悪かったが、かなりぬるかった。僕的に「ぬるいラーメン」はやっぱりNG。熱けりゃいいってもんじゃないけど、ぬるいスープはやはりいただけない。ただ、それ以外は文句なし! これぞ家系ラーメンっていう本家の味そのものだった。
若いお弟子さんたちのキビキビした動きもここの風物詩と言えるだろう。今、ここでこうやって働いているお兄さんたちもいずれは全国津々浦々で家系の看板を背負ったラーメン職人になっていくのだろう。そういうことを想像しながら食べるのもまた楽しいのだ!
今回の横浜ラーメンツアーは大成功!四軒どれもそれなりによかった♪ sahibunoさんもお疲れ様でした♪ 今回のセレクションはばっちりでした!