Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

千葉家@みつわ台 繊細な家系の代表格in千葉!

 

現在の主流は「濃厚豚骨魚介」だが、少し前は圧倒的に家系ラーメンが人気だった。家系ラーメンの存在を抜きにして、ラーメンの歴史を語ることはできない。家系ラーメンで、ラーメンに目覚めた人の数は実に多いと考えられる。

一口に「家系」と言っても、その中身は実に様々である。味の方向性としては基本的にどこも変わらないが、微妙に違うところがそれぞれにある。家系の中でも、濃厚家系からライトな家系、こってりした感じの家系もあれば、さっぱりした家系もある。で、さっぱり+繊細な家系ラーメンのルーツを行くのが、みつわ台で活躍する「千葉家」と言えるだろう。このお店は、家系の中でもとても食べやすく、しつこくなく、すっきりとした繊細なラーメンを出すお店である。(ご主人のオススメ家系ラーメン店を聞いて納得! 千葉人には馴染みのないお店の名前が挙がった!こちら

久々に、そんな「千葉家」に立ち寄った。昨日は三軒、味噌系統の比較的スパイシーなラーメンを食べたので、今日は王道のラーメンが食べたかった。(「ごろう商店」にしようか迷ったが、ご無沙汰だったので、千葉家にした)

この千葉家は、ラーメン一種のみ。つけ麺もない。変り種も限定もない。千葉家のラーメンは一つのみなのだ。この潔さもここの魅力とも言えるだろう。並、玉子付(800円)を注文。

スープはあつあつで、器ギリギリまで注がれている。ボリュームはかなりのもの。スープの色は美しい茶色で、見ているだけで幸せになれそう。ほうれん草、のり、チャーシューという基本トッピングのみで、極めてシンプルなラーメンと言えるだろう。味もすっきりしている。ガラの味がダイレクトに伝わるタイプのスープで、変に味に複雑さがない。ここが千葉家ならではって感じがするな。

麺は家系定番の麺で、ちょっと固めだったような。もう、申し分のない真面目な家系ラーメンという印象を受ける麺+スープであった。

チャーシューは、う~ん、、、家系らしいといえば「らしい」のだが、なんとも言えないなぁ。家系の弱点はチャーシューにあり!というのが伝わるチャーシューであった。家系スープには合っている気もするが、でも、もう一工夫ほしいなぁ。っていうか、家系のチャーシューって柔らかすぎなのだ。もう少し肉っぽさがあってもいいんじゃないかなって思う。ま、これは好き嫌いの問題になってしまうんだけど・・・ あと玉子もなんの変哲もない固ゆで味付け玉子。これも悩ましいところ。家系ってスープがおいしすぎるから、トッピングが難しいんだよなぁ~

いずれにしても、この界隈ではとても貴重な家系ラーメンのお店であることには違いない。みつわ台は千葉市の中でも結構大きな住宅街だ。お客さんも多いし、リピーターも多いと聞く。決して派手ではないし、限定の創作麺をどんどん出すタイプのラーメン屋さんではない。むしろ、頑なに一つの味にこだわり続けているお店だ。そういうお店が近所にあるのはとても嬉しいことだ。

今後も一つの味にこだわり続けていくのかな? それとも新たな味がここから生まれたりするのかな? 家系にとって今は決してよい時代ではないかもしれないが、この味はいつまでも残り続けてほしいと思う。頑張ってほしいな!

 

千葉家
千葉市若葉区みつわ台4-17-22
043-284-0069
月曜日OFF

2007年8月21日の記事はこちら

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「千葉市 若葉区」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事