Hamburg中央駅すぐ近くに中国料理レストランを見つけた。
ドイツのラーメンというと、一昔前は中国料理屋さんで食べるヌードルスープしかなかったが、最近はじわりじわりとドイツでもラーメンが浸透しつつあり、事情が変わってきた。けれども、やはり欧州でラーメンとなると、圧倒的に中国料理屋さんのものが多い。中国料理屋さんだと、NUDEL SUPPEはまだまだ日陰の存在であり、麺とスープの組み合わせの料理よりも、焼きそばのようなスープが無くて、ウスターソース(ブルドックソース風?)の焼いた麺料理が中心となっている。RAMENという文字はよほどのことがない限り、使われていないのが現状だ。
このSHUDUも、表のメニュー表には「ラーメン(ヌードルスープ)」を載せていなかった。ラーメンがあるのかどうかは不明だが、とりあえず入ってみることにした。店員さんに、「麺とスープの麺料理はありますか?」と聴くと、「ありますよ!」と答えてくれた。おお! しかも、メニューが結構豊富で驚いた。鶏、豚、野菜のラーメンがあった。しかし、その中に気になる文字が・・・ 「排骨」?! それって、パーコー?! 焼いたパーコー入りのラーメンってこと?! 「焼排骨湯麺」なるものを注文した。
出てきたラーメンをみて、驚愕!(こういう驚きは海外の方が圧倒的だと思う。意味不明だもん) 肉のついた軟骨がごっそりと盛られている。その量は半端ない。こっちのラーメンは(日本は野菜が大盛りだが)肉がとにかくすごい。さらに、これでもか!っていうくらいに鷹の爪が入っていて、超激辛だ。鷹の爪だけならいいんだけど、さらに香辛料や薬味などがたっくさん入っていて、超エスニック&スパイシーなスープになっていた。しかし、これがなんとも旨いのだ。スープ自体はあんまりコッテリしてはおらず、結構ライトなタイプのスープなのだが、じわ~っと辛味と旨味が舌に伝わってくる。舌が麻痺しただけかもしれないが・・・(汗)
麺もまた大ヒット! きしめんのような平打ち麺で、コシもあって、強いタイプの麺になっていた。固さも日本人好みのわりと固めになっていて、スープとの相性もなかなか良い。まさか、こんなところでこれほどの麺と出会えるとは・・・と思うくらいに良い麺であった。量もドイツ人サイズということで結構多め。でも、それ以上に肉や野菜の量がすごい。しかもひたすら辛いので、どんどん食べられちゃう。不思議なマジックにかかった気分だった。
今回のハンブルクは二軒続けて大ヒットだった。DARUMAはジャンクでワイルドで和風タイプのラーメンだったが、こちらは王道正統派の湯面で、技巧派、こだわりのハイレベル麺料理だった。DARUMAが大勝軒系っぽい感じで、こちらのSHUDUは中村屋と蒙古タンメン中本を混ぜた感じと言ったところか。
SHUDU China Restaurant
Steintorwall 4 20095 Hamburg
11:00-22:00
無休
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