今日の目的地は実は館山駅の二つ前の「富浦駅」だった。なんだかいい感じの駅でしょ?! 南国風の雰囲気が漂っている。(僕はなぜだか富浦に縁がある。前にも仕事でこの地に来て、駅から歩いて、「やまき」という幻のラーメン屋さんまで歩いていき、さらに次の駅の那古船形まで歩きとおしたことがあった。また、駅近くの幼稚園にも訪れたことがある。)
今日は、館山で二杯食べたので、もうおしまい!と考えていた。仕事が終わったらすぐに千葉へと戻るつもりだった。・・・なのだが、なんとなんと一分遅れで、電車が出発してしまったのだ。しかも、次の電車が来るまで1時間15分もある。もうそれはそれは「愕然・・・」であった。いかんせん、富浦駅周辺にはコンビニ以外、本当になんにもないのだ。雨はやんだとはいえ、まだまだ肌寒い。コンビニでビールでも買って、飲んだくれるか・・と思ったが・・・
そういえば、前回来たときに気になっていたお店があったな・・・
駅を降りて、ロータリーを左手方面に向かい、歩いて30秒。「中華たつみ」という看板が立っている。しかも、時間的に微妙だったけど、開いていた~ やってました!(なんとも、ここの記事によると、富浦界隈には二軒しか中華レストランがないようだ。超貴重だ!)
だが、お腹は空いてないし・・・ でも、1時間以上時間あるし・・・ やっぱラーメンだし・・・ けど、一日3杯は食べすぎだろ? だけど、館山や富浦なんてそうそう来ないよ・・・ いやいや、また来る機会はあるんだから・・・ とはいっても、いったいこの1時間どうするのさ・・・ というあてどない自問自答を繰り返した。ブツブツ言っていたらしく、おばちゃんが怪訝そうな顔で僕を見ていた(汗)
しかし、最後は勢いに任せて、お店の中に入っちゃった♪♪♪ なんてったって、こういうお店はきっとkei以外のブロガーなら書かないだろうし、こういうレトロ雰囲気って僕の心を揺さぶるんだよなぁ~
店内はバリバリ中国レストラン(チャイニーズ)。円卓テーブルがどかんと置いてあった。奥には4人掛けのカウンターがあり、お酒も豊富に揃っていた。なんかいい雰囲気~ メニューを見たら、ラーメン一杯、なんと450円。安いです~~ サンラータンメンって、いわゆる酸辣湯麺のことね。これも気になったなぁ。
ってことで、出てきたのがこんなラーメンでした。
なんてことない普通の鶏がら+醤油の中華ラーメンではあったけど、麺がチュルチュルしていてのど越しのよい麺だった。なんかどこか懐かしいっていうか。懐かしいスープと麺だったな。昔ながらだ。
あと、チャーシューが意外にもとても美味しかった。さすが中国レストランだ。チャーシューの旨味を引き出す術をしっかりもっているようだ。刻みネギも荒々しくてよかったな。メンマも入っていた。なるとはまあ飾りとして。
それから、菜の花?の漬物?がのっかっていた。これが意外にもさっぱり醤油ラーメンに合っていた、っていうか、味にシャープさを付け加えてくれていた。これはお見事!だった。
なんてことない一杯だったけど、個性がチラリと光るラーメンだった。
中華たつみ
千葉県南房総市富浦町原岡456
0470-33-3018
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