Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

寿々女(すずめ)@広島 あの「すずめ」の味を継承し、更に独自の「紅辛系」までもが!?

またまた、広島にやってきました!!!

千葉を離れ、見知らぬ土地に来ると、国内外を問わず、わくわくします。

やっぱり、人生は旅でございます(仕事?!だけど…)

で、まず、一軒目にむかったのが、こちら!!

広島の超名店の伝統を受け継ぎつつ、新たなる挑戦に挑むお店

寿々女(すずめ)

です!

昨年2月にオープンした「古きにして新しいお店」です!

こちらの「寿々女」は、広島随一の老舗名店「すずめ」の店主さんの御親族のお店。

すずめの店主さんのお姉さんの息子さんのお店だったのです!!!

それだけではなく、すずめ二代目関上さんと共に歩んだ山本さんもいるお店なのです。

詳しくはこちらを参照

ゆえに、正真正銘、すずめのDNAを受け継ぐお店なのであります。

かつての「すずめ」の跡地に、「めじろ」というお店が登場しました。

(この次のレポで、めじろをご紹介いたします!)

すずめとめじろの関係についてはこちらを参照

「めじろ」は、すずめの店主さんのバトンを引き継いだお店ですが、、、

こちらの「寿々女」は、「すずめ」をより進化させようとしているお店でした!!

メニューを見てみましょう!

中華そばだけかと思いきや、、、

「紅辛そば」と「紅辛まぜそば」という新しいメニューもありました。

聞けば、こちらの店主さん(僕と同じ世代の人)、中華料理をしっかり勉強されたらしく、

その中華料理の技法を駆使して、新たに創り出したんですって。

本場中国の味わいを、この二つのメニューに入れ込んだそうです。

基本的には、この中華そばがメインですね。

あと、ルーローハン(数量限定)もあります。

この中華そばとルーローハンはまず食べるとして、、、、(;´・ω・)

この二つの「新メニュー」も気になるところです。

なお、広島には、「汁なし担担麺」がありまして、それが人気を博しています。

けれど、ここのまぜそばは、その汁なしタンタンメンとは異なる味のまぜそばなんだとか。

気になりますねー。

注文後には、こんな素敵な「整理券」が置かれます。

この整理券、すずめ時代からのものを引き継いだんだとか。

レトロ感満載です。

山本さんが麺を茹で、そして、息子さんがスープを注ぎ、、、

そしてそして、、、

ジャジャーンっと!!!

来ました!!!

広島の老舗名店でありながら、閉店してしまった幻の中華そば。

また、そのすずめの味を「現代化」した極上の一杯。

そして、これからの寿々女を背負う店主さん自慢のルーローハン。

美しいヴィジュアルです。

まさに、現代版すずめのラーメン、であります!!

そして、ラーメンと対峙します。

シンプルでありながら、うっとりするようなヴィジュアルです。

たまたまか、いつもかは分かりませんが、この日は、かなり濃厚なスープになっていました。

重さのあるスープで、ガツンと来ます。

二代目のお父様曰く、「今日は人の入りも多くないので、いつもより濃厚になった」、と。

かなりトロっとしたスープで、ファット感も結構あります。

…ですが、これが、とっても飲みやすくて、さらっとしているんです。

どこまでも濃厚なんだけど、なのに、さらっとしている豚骨醤油スープ

これには、感動を越えて、驚愕でした。

これを言葉にするのは、なかなか難しいですよ。。。

冠生園(2代目関上さんのいるお店)、うぐいす、つばめ、陽気など色々ありますが、

そのどことも違う感じがするんです。

重さと軽さが共存し合っていて、独特な豚骨醤油の世界を切り拓いている、というか。

僕自身、すずめのラーメンを食べていないので、なんとも言えませんが、、、

ただ、この現代において、十分以上に通用するラーメンになっていると思いました。

そして、麺です!!

この麺が、抜群に美味しかった!

つるっとしていて、わりと固めで、のど越し感最高でした。

広島というと、尾道ラーメンが有名ですけど、広島小鳥系ラーメンもやっぱり凄い。

博多豚骨とも、岡山ラーメンとも違う独特の麺文化があるんだなぁ、と思い知りましたね。

博多豚骨よりはヘビーで、岡山ラーメンよりはライト、というか。

地理的なことも関係しているのかな!?

麺的にも、博多豚骨よりはもちっとしているけど、岡山ラーメンよりはハード、というか。

チャーシューも、薄くて食べやすくて味もしっかりとしたものが数枚入っていました。

一枚じゃないのが嬉しいですねー。

で、こちらが、ルーローハンです。

漢字で書くと、「魯肉飯」。台湾の定番料理の一つ、ですよね。

いわゆるチャーシュー丼みたいな扱いだとは思うのですが、

お味が全然違います。

八角かな!? 八角の風味が強くて、より大陸的な味わいになっていました。

異国情緒を感じるミニ丼、というか。

これは、もう絶対に食べておきたいミニ丼ですね。

ちなみに、僕のは、ルーローハン(200円)のさらに「小盛」になっています。

(連食するので、控えめに控えめに…)


と…

だいたい、ここで、お店を黙って去るところですが、、、

幸いにも、お客さんがいない時間帯で、山本さんと息子さんと語らうことができました。

いやー、もう、感無量でしたね。

で、話している内に、「やっぱりもう一つ食べておかなきゃ!」と思い、、、

紅辛まぜそばも頂くことにしました!!

店内連食です!

僕はあまり店内連食をしないのですが、ここではしたくなりました。

寿々女が作る紅辛まぜそば、いったいどんな感じなのでしょう!?

もう、それはそれは、衝撃的でした。

ジャジャーン!!!!

見てください、この美しく、複雑なヴィジュアルを!!!!

「汁なし担担麺」は、だいたいどこも挽肉+ネギのみなのですが、

こちらのは違います。具だくさんのまぜそばになっています。

驚くべきは、揚げ唐辛子、でした。

zoom up!

いやー、これを混ぜてしまうのは、惜しい…

ずっとずっと眺めていたい…。

でも、しっかり混ぜないことには、まぜそばにはならないわけで、、、

麺はこんな感じです。

麺自体は、中華そばと一緒…かな!?

麺が美味しいので、二杯目でもするするっと入っていきますねー。

でも、まぜそばなので、しっかり混ぜます♪

あーあ、、、

こんな風になっちゃいました。

あの美しいヴィジュアルが、、、(;;)

でも、一口食べると、そこは、もう摩天楼…(!?)

空へと突き抜けていく感覚になります。

辛さというか、痺れはそれほど強くもないです。

いわゆる汁なし担担麺とは異なるアプローチであることが分かります。

とはいえ、四川風の汁なし担々とも違って、辛さも控えめな感じがします。

つまり、辛いんだけど、しっかり美味しい上品な仕上がりになっていました。

これは美味しいです。

痺れもそんなに強くないので、安心して、もぐもぐと食べられるんです。

で、問題の「揚げ唐辛子」。

これが、もう、何といいますか、、、

辛くなくて、恐ろしいくらいに美味しかった。。。

こんな唐辛子、食べたこと、ありませんよ、、、(・_・;)

山本さん曰く、「見た目で、これを食べないで残すお客さんもいるんですよ。でも、全然辛くないでしょ!?」。

そうなんです。辛くないんです。唐辛子なのに…

むしろ、スナック感覚で食べられるんです。これはクセになりそう。。。

総じて、広島汁なし担担麺とはまた違う、本格的な中国風の汁なしタンタンメンでした。

使っている食材も見せてくれました。

大陸系のスパイスがいっぱい入っていました。

いやー、あの老舗名店すずめの継承店で、こんな新作が出ていたとは、、、

恐るべし、広島、です。

店内の至るところに、「すずめ」の面影が出ています。

現在、セブンですずめのカップ麺が出ていますが、そこにも山本さんは出ています。

現時点では、こちらのお店が、「すずめ」の継承店、ということでよいのかな、と。

ただ、すずめ跡地に登場した「めじろ」もありますし、、、

というわけで、この後、続けて、「めじろ」を目指すkeiでありました。

こちらの「寿々女」からも徒歩圏内。路面電車でも二駅で着きます。

ここでもまた、素敵な「出会い」があったんです!!

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