Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

■少女-ロリヰタ-23区■ホシノカケラ■これぞVISUAL!

2008年3月5日にリリースされた作品。3曲入りのマキシシングルだな。

少女-ロリヰタ-23区は、何気に僕のお気に入りのバンド。90年代のテイストをしっかり踏襲したバンドで、僕ら30代でもすんなり聴けるバンドだと思う。メロディーもしっかりしているし、ギターもヘタにうるさくない。ポップさと切なさとお洒落さと妖しさがしっかりとある!

本作品は、僕の非常勤先の学生に借りた作品。一昔前は、全然ヴィジュアル系ファンがいなくなり、厳しい時代もあったが、最近は頻繁にV系ファンの子に出会える。V系ファンの若い子たちの中には、結構イケイケのねーちゃんタイプの子と、オタク文化を背負ったファンの子の二つに分かれるかな。僕の時代は、茶髪・金髪のワンレンお姉さんがほとんどだったが、最近は地味なオタク系の女の子のファンもかなり多い。ま、基本的には暗い子が多いのかな。この作品を貸してくれた子は前者の方の派手目な子だった。

さて、ホシノカケラ。タイトルからして、これはプラトゥリか?!と思ったが、本当にプラトゥリ系だった(苦笑)。元気なプラトゥリって感じかな。ボーカルの声がかなりプラトゥリしてて、聴きやすかった!

①のホシノカケラは、これぞロリヰタ!と言いたくなるようなデジタルロック系の王道の一曲。シンセとラウドなギターリフがよいコントラストとなっている。ボーカルの声は結構甘めで、繊細な感じ。透明感もあり、21世紀型のヴィジュアルバンドではある。が、世界観的には90年代って感じかな。歌詞はかなりロマンティック。プラトゥリに通じるような繊細で浮遊感のあるメロディーになっている。LUNA SEA好きの人も聴けると思うなぁ。最近は、オサレ系ヴィジュアル系とヘビーラウドなヴィジュアル系の二つに分かれるが、この曲はその間に位置づく名曲と言えるだろう。

②のストリーキングは、本作の中で一番のお気に入り。ディストーションバリバリのベースリフで始まる曲で、歌詞はまさに「ポジティブパンク」そのもの!ま、俺様主義というか、自分本位の曲(汗)。「俺等 世界のど真ん中進む世界で一人の王様でいたいんだ」っていうところが、まさにポジパン精神。このサビのメロディーも王道だ。カッコイイ! HIDEちゃん以降のデジロック系ヴィジュアルサウンドをそのまま再現した感じの曲で、素直にカッコイイ。もう少しデジタルが強くてもいいかなぁ~ 

③の色彩グラビットもまたデジロック王道系。なんか、このバンドのスタイルがしっかりと固まった感じがするなぁ。ちょっと有機的で浮遊感のあるデジタルロックって言う感じかな。ちょっとピエロとかメリーとか、そういう感じにも聴こえる妖しい一曲だ。

このバンド、やっぱり好きだわ。数多くあるヴィジュアル系バンドの中でも、全体的によくまとまっている。あとは起爆剤となるような名曲が欲しいところかな。こういうタイプの曲って、やっぱり探せばすぐに見つかるし、オリジナリティーという点ではちょっと弱いかも。もっとデジタル系、エレクトリック系を多用したほうがインパクトがでるんじゃないかな~。。。 ポップ系に行くと埋もれちゃうから、もっとお洒落な夜世界っぽい感じにして、無機質的なボディービート系で勝負したほうがいいかも?!

でも、やっぱ、カッコいいわ~。頑張れ、ロリヰタ!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Visual-Kei/J-ROCK」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事