先日、小さい頃からずっと可愛がってきた従兄弟のS君の結婚式に行ってきました。
S君は、従兄弟の中でも、最もphilosophicalな子で、ユニークな従兄弟なんです。
「S君、結婚できるのかなぁ」って心配したこともあったようななかったような(苦笑)
多感な青年期には「狭い学校世界」を飛び出して「沖縄」に飛んでいき、そこで生活したことも…
演劇をやっていて、世の中を憂いつつも、そこに希望を見いだそうともしていたかな?!
そんなS君の結婚式は、神保町の【学士会館】で行われました。
学士会館は、【東京大学発祥の地】とも言われています。
学士会館での結婚式、、、
ということは、学士会館の結婚式グルメが食べられる?!
結婚式グルメブロガーでもある僕には、とってもいいチャンス到来?!✨
学士会館 Since 1928
東大発祥の地である学士会館の結婚式グルメ…
いったいどんなお料理が飛び出すのでしょう?!?!
さっそく行きますよ~!
まずは、こちらのオードブル!!
リンゴの木で燻した厚切り自家製スモークサーモン
イクラ飾り
です!
このスモークサーモンがいきなりめっちゃ旨くてビビりました。
学士会館なのに、というとあれですけど、、、
オードブルとしては、かなりリッチで素敵な味わいでした。
ハードタイプのパンも登場です!
フランス系のカチカチのパンで、これはいいぞ🎵、と。
黄金のフォークとナイフも素敵です。
続いて、スープです!!!
って、なんじゃこりゃ?!?!
スープが入ってないじゃないか?!
マッシュルームみたいなのが半分、入っているだけ…
なんだこれは?!って思っていたら、、、
ちゃんとアツアツのスープを注いでくれました!!
ぬるくなるのを防いでいるんですね。
なんか、中世ヨーロッパの貴族のような気分に…(苦笑)
ジャジャーン!!!
こちらが、
マッシュルームの香りと旨みの詰まったクリームスープ
です。
このスープ、むっちゃハイレベルっていうか、きのこ系の濃厚な味わいのスープです。
この風味、すごく独特で、ふわっと引き寄せられます。
このスープ、かなりドイツっぽい味わいかも?!?!
ドイツって、きのこベースのスープって結構多くて、、、
日本だと、鶏とか魚のダシのスープが多いですが、ドイツはきのこ系が多いんです。
さすがは、東大発祥の地なだけはあります。
日本にとって「学問」は、ドイツ由来のものが多いのです(過去形にした方がいいかな)
そんな近代日本の学問の聖地で食べるスープは、ドイツ風でありました!!
…いや、これはフレンチ系だろ、というツッコミはご遠慮ください💦
こういうスープを家にストックしておくのもいいかも?!
マッシュルームのクリームスープも日々たまに食べたいですからね👆
いよいよ、コース料理のハイライトへ!
まずは、
国産真鯛と天使海老のポワレ柚子ソース
です!
国産真鯛と天使海老ですよ!
天使海老は、世界最高級のエビで、【パラダイス・プロン】といいます。
そんな最高級の海老を、僕みたいな人間が食べていいんですか?!(;'∀')
真鯛も天使海老も、…ちょっと僕にはよく分かりませんでした💦
B級グルメに魅せられてから、30年以上…。
高級な食材には、そんなに惹かれないというか、その価値が分からないというか。
鯛は「鯛だなぁ~」と思うだけだし、海老はどんな海老でも「海老だなぁ」って思う人間なので、その価値については、ホントよく分からないんですよね、、、
ポアレは、フライパンでカリっと焼き上げる調理法のことで、まぁ、「焼き魚だなぁ」って…(苦笑)
でも、普通に美味しい真鯛と海老でした!(それくらいしか言えない、、、😢)
最後のメインディッシュの前に、少しヒートダウン的な、、、
桃のグラニテ
です!
グラニテって、フランスの(コースの中の口直し的な)氷菓のことですね。
シャーベットというか、カキ氷というか、、、
そういうイメージがあります。
そしてそして、、、
ジャジャーン!!
フランス産まぐれ鴨とキノコのロティ
甘酸っぱいフランボワーズソース
です!!
まぐれ鴨って知ってますか?!
フォアグラを取り出した鴨の胸肉ことを「マグレ鴨(マグレカナール)」っていうんですって。
フォアグラについては、世界中で賛否両論が起こっていますが…
そのフォアグラのために肥育された鴨の胸肉って、、、
なんか、色んな意味で複雑な気持ちになります、、、😢
…ですが、、、
この日は、S君の結婚式。おおいに高級グルメを味わいましょう!!
ポアレでもなく、ソテーでもなく、ロティ(Rotir)です👆
オーブンで、高熱で焼き上げる調理法のことをロティっていうんですよね。
食べ応えとしては、なんか、ローストビーフに近い感じ?!?!
フランボワーズソースがすごく美味しくて、一気に引き込まれましたね。
祝祭のメインディッシュにふさわしい、華やかなロティでした💓
付け合わせの温野菜もすごく美味しくて、ハート型にしてたり、視覚的にも面白かったです。
最後にデザートです。
オレンジのシブースト
です。
フランス発祥のシブースト。
シブーストは、この洋菓子を発明した人の名前なんですよね。
僕が発明したら、「kei」って言われるのかな?!(苦笑)
網の目状のチョコレートがすごく美味しかったな💓
そして、最後の最後にウェディングケーキを頂きます💓
S君と奥様の愛を感じる生クリームたっぷりのケーキでした(苦笑)
僕はやっぱりこういうオーソドックスなケーキが好きだな~~🍰
***
というわけで、、、
学士会館の【結婚式グルメ】のレポをお届けいたしました!!
学士会館っていうから、いったいどんな料理が出てくるんだ?!って思ってましたが、想像していたよりもはるかにいいコース料理でしたね。
いったいどんなシェフがこのお料理を作っているんだろう?!とも思いました。
…
運営元は「学士会」を母体とする【株式会社学士会館精養軒】という会社みたいです。
>フランスからシェフを呼んで研修もやっているのでは?!と思わせる記事
色々と考えると、かなり「西洋料理の研究」も行っているのでは、と推測しますね。
グルメにうるさい人は、是非ここでの「結婚式」も考えてもいいかもしれません👆
学士会館一階には、学士会館建設に尽力した山田三良先生の像もありました。
彼は、1900年頃にドイツとフランスに留学し、その当時の本場の「味」もきっとよく知っている人だったのでしょう。
1900年頃のドイツやフランスでどんなものを食べていたのか、気になりますね。
山田先生について、色々と書いてありました。
が、あんまりよく読めませんでした…苦笑。
…
いずれにしても、とても素敵な西洋コース料理でした。
そんなヨーロピアンな披露宴でしたが、、、
その披露宴の前は、こんなところで挙式(神前結婚式)を行いました。
その場所は、
根津神社
です!!
ここでの挙式に参列するのは、僕的には二回目…です🎵
日本風の結婚式も、僕はとても大好きでして、、、
ここが神前結婚式の舞台です。
中の写真撮影は一切禁止となっているので、ここからの画像のみ。
江戸時代に建造された社殿が一式残り、国指定重要文化財となっている「御本殿」。
そこで行われる「沈黙」と「無」の中でのセレモニー。
言語なのかメロディーなのか分からない念仏?と、日本を誇る雅楽がすごく素敵で…。
結婚式というと、華やかで賑やかでゴージャスな感じがしますが、この根津神社での挙式は、すごく静かで動きもほぼなくて、もちろん誓いの口づけもなく…
そこがすごくよかったなぁって。。。
こういうところで、挙式をするのも、ホント悪くないですよ!!
雅楽を聴きながらのセレモニーに、もう(音楽家としての)僕の魂は踊りましたね。
これから結婚式をしようと考えている人は是非こちらもご検討ください!
雅楽の世界に入ると、更に音楽の世界観がぐっと広まりますよ!!
入門編にはこれがいいかな?!
家に一枚こういう音源があると、いいかもしれません。
雅楽の歴史について学んでみるのも悪くないかも?!?