開店当時に二度行った以来、超久々に麺屋剛流に行きました。小倉台って近いんですけどね。なかなか足が向かわないんです。だって、寒いから(爆)。
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/cf98325127010bf70b8341df3e84bd52
けど、僕個人的に好きなお店の一つなんですよ。面白いお店ですよ。千葉では珍しい超濃厚どろ味噌ラーメンがイチオシというユニークなお店なんです。イマドキな感じもしますが、こういうドロ味噌を看板にもってくるお店は、そうそうないかな、と思います。
お店のHP&ブログはこちら
http://goal-style.com/
お店のブログを拝見しましたら、塩ラーメンが新たに登場しているということで、「こりゃ、気になるわ」ということになり、向かった次第であります。
で、こちらが、その「塩ラーメン」です。美味しそうです。なんせこういうイマドキのお店に来るの、2~3週間ぶりくらいですからね。ドキドキしましたよ。
こちらの塩ラーメン、あんまりしょっぱくないです。なんとも不思議な味わいのする塩ラーメンでした。聞くと、帆立のダシを使用しているとのことで、「へ~」という感じでした。魚介っぽい感じはあったのですが、なんか「ありきたり感」がなくて、新鮮に感じられました。他の魚介は使用していないということで、帆立塩ラーメンということになるのかと思われます。
不思議な味わいでした。で、「美味しいのか?」と問われると、どうかなと考えました。「美味しいか、それとも、不思議なのか? どっちかで答えよ」と問われたら、「不思議な味」の方が先行するかなと思いました。まぁ、フリーク的に言えば、「マニアックな味わい」と言えばいいのかな。単純に、「旨いじゃん!」とは言えない不思議さが全体的に感じられました。
細麺でした。この細麺、スープとマッチしていましたね。浅草開花楼でした。ま、だからといって、それほど、全体的な印象が変わるというものではありませんでしたが。
無理なく食べられる麺という感じでしたね。でも、この麺で、このラーメンは食べたいですね。そういう安心感がありました。開花楼だからとかそういうんじゃなくて、こういう麺で、この帆立塩ラーメンは食べたいかな、と。
僕的には、もう少ししょっぱさを際立たせて、スープももっとシンプルにしたらいいかなと思いました。ちょっと複雑すぎる気がします。一般の人には分かりにくい味と捉えられちゃうんじゃないかな、と。ま、でも、いいのか。剛流って、結構マニアックだから☆
煮玉子が綺麗でした。黄身と白身のコントラストがとても鮮やかで、好印象でしたね。煮玉子も、もう研究され尽くされている感じがしますが、やはりしっかりと作っている煮玉子は旨いです。綺麗ですよね。
海外のラーメン店ではまず食べられないのが、この美しい半熟煮玉子だと思います。なので、とても味わって食べてしまいました。これ、海外で出したらどうなるのかなー。残されるのか。感激されるのか。ボイルされた卵は人気高いですからね。どうでるのか、気になるところです。
さて、久々の味噌ともご対面♪
見た目は、前に食べた時と変わってます。のり+魚粉がなくなってます。
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お味も、記憶的には、かなり変わった気がします。かつては、超濃厚でドロドロで味が濃くて強い感じがしましたが、今回食べてみて感じたのは、どろっとしているけど、とても優しい味わいだな、と。どろっとしているけど、くどくなくて、濃厚なスープの中ではかなりあっさりと感じられるスープになっていました。
だから、食べやすいというか、なんか食べてて心地よく感じられました。でも、濃厚なので、重たさはしっかりあります。新しい世界が拓けてくる感じがしました。ナイスな改良だと思われますね。(といっても、1年以上ぶりなので、いつどう変化したのかは分かりませんが、、、汗)
で、面白いのは、「味噌だと言われなければ、これが味噌ラーメンだとは分からない」、という点だと思いますね。これ、あえて味噌と言わなくてもいいのかな、と思うくらいでした。「剛流ラーメン」でいいじゃないか、と。それくらいオリジナリティーに溢れていますからね。
やはり1年以上過ぎると、しっかり自分の味というのが完成されてくるんですね。それがなんか素敵だなと思いました。頑張っているのが伝わってきましたからね。
麺は、やはり太麺でした。ま、これはこの麺でしょう。これしかないよな、と。開花楼なら、もっとごわごわっとした縮れ麺でもありかなと思いましたが。。。 でも、あの太縮れ麺はマニア度高いからな。この麺でちょうどいいのかもしれませんね。
こちらがチャーシュー丼です。うーん。チャーシュー丼は、200円でこのボリュームというのは素晴らしい。けれど、味がちょっと弱いかなと思いました。肉を炙るとか、あるいはタレを強めるとかしないと、ただチャーシューを切ってご飯に乗せましたってだけの丼になってしまいます。ま、200円なので、うるさいことは言えませんが、、、 せめてお肉を温めてほしいかな。チャーシューって温かいスープに入れると美味しくなりますが、そのまま食べてもあんまり美味しくないですからね、、、
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でも、1年2カ月ぶりくらいに来て、「頑張ってるんだ!」って思いました。新作も出てましたし、基本メニューにも改良が加わっていました。さらに油そばも用意されていました。
このお店のいいところは、中休みがないところ。これは、色々と助かりますよね。これは特記しておきたいです。
が、あと一つ、突き抜ける何かが欲しい、と感じました。まるわでいえば、「タンタンつけめん」みたいな存在。福たけでいえば、「メガ豚煮干し」みたいな存在。「切り札」と言ってもいいかな。基本メニューはかなりしっかりしている。けど、それだけだと、どうしても人は二度、三度とは向かわない。「あー、剛流で○○が食べたい~」と思わせるような「決め技」が欲しいというか。ロスタイムライスがどんなものか分からないので、あれですけど、これがその「決め技」になっているのかどうか、また来て確かめたいと思います。
けど、久々に来て思ったのは、「気になるお店」になっているな、ということでした。面白いことやっていますよ。今後も、是非この地でラーメン好きの人のために活躍してもらいたいと思います。あと、カウンターがちょっと汚かったので、カウンターの上は常に清潔に保持してもらいたいですね。お店自体は綺麗なので、カウンターの上がことさら強調されていた気がしました。