喜多方ラーメンツアー、6杯目!
会津若松から再び喜多方に向かった。
目的は、松食堂と坂内食堂。
だが、松食堂はOFFだった(遅かったか、もともと休みだったか・・)
坂内食堂は、らーナビでまこと食堂と並ぶ7つ星。
坂内食堂とまこと食堂が喜多方の代表的なお店なのだ。
(観光的には源来軒の方が上かな~・・・)
というよりは、あの喜多方ラーメン坂内の「本家本元」、
と言ったほうが、みんなに分かりやすいかも。。。
ただし、坂内食堂がチェーン展開をしたというわけではなく、
坂内食堂の坂内新吾さんの協力を得た企業経営体のようだ。
(社長が別の人間。坂内さんは「相談役」となっただけ)
ま、フリーク的能書きはこれくらいにして、坂内食堂のことを。
坂内食堂は町の中心にあるが、複雑な路地の一角にある。
隣りには、これまた有名な松食堂があり、独特な世界となっている。
あたかもラーメン教なる宗教の聖地であるかのように・・・
店の外はとても静かで落ち着いた空間が広がっているが、
店内は、もはや戦場のごとくに激しいやり取りが取り交わされている。
当然お客さんでいっぱいで、どの席も埋まっている。
お客さん層としては、フリークじゃないラーメン好きの人が多そう。
お店に入ると、まず「最初に注文をよろしくお願いします」、と言われる。
坂内食堂では、まず注文と支払いをすませるのだ。
「麺少なめはできますか?」と聴くと、
「やってないですが、二人で一杯というのができますよ」、と。
二人で一杯を食べる、というのはこの地ではよくあるそうだ。
(喜多方では、麺少なめはほとんどNG。ただ二人で一杯はOK)
カウンターに座ることができたので、店内の動きが見てとれた。
大きな寸胴が3つもあって、どんどん炊き出している。
一つの寸胴が空になって、中から炊きつくした骨の処理をしていた。
「豚骨オンリー」と言われるスープの中身が知れた気がした。
出てきたラーメンは、他の喜多方ラーメンとは違い、
透明のスープになっていて、醤油じゃなくて塩ラーメンになっていた。
喜多方=醤油という構図はこちらでは通用しないみたいだ。
しかし、喜多方を代表するお店が塩とは、、、(汗)
まだまだ勉強が足りないなぁ。。。、、、
スープは、じんわりと旨味が広がる渋い塩ラーメン。
うん、じんわりという言葉が一番合うんだろうな。
特別な派手さはないけれど、地味に美味さが伝わってくる。
一般人ウケするのもよく分かるし、またコアなファンにも届く味かな、と。
チェーン店の「喜多方ラーメン坂内」のネガティブな印象から、
「まぁ、たいしたことないだろうな」という先入観があった。
が、しかし、ここ「坂内食堂」は「坂内」とは違う町のラーメン屋さんだった。
ただ、超人気店ということもあってか、
地方的なのどかさ、家庭的な温かさ、のんびりさは全くなかった。
徳島で言えば、いのたに、みたいな。。。(汗)
僕の意見としては、坂内食堂は、コアな人向けと規定しておきたい。
普通のラーメンファンの人は、
最初にここのラーメンを食べない方がいいように思った。
せっかく喜多方までラーメンを食べに来たのだから・・・
坂内食堂は、別のラーメンを食べた後に、ほっとする一杯というか。
僕個人としては、結構気に入ったお店だった。
ただ、喜多方ラーメンを代表する味ではないのでは?!
というのが素朴な感想だ。
ま、それでも、不動の人気店なんですけども。。。