Thinking is difficult,
that's why most people judge.
(C.Jung)
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考えるということは難しい。
だから、多くの人々はジャッジするのだ。
ユングの言葉。
古い言葉だけど、今の時代にぴったり合っている気がする。
いつの時代でも、thinkすること、考えること、思考することは難しい。
だから、いつの時代でも、人は考えずに、ジャッジするのだろう。
judgeは、裁く、判断する、評価する、非難する…といった意味。
多くの人は、考えもせずに、裁き、判断し、評価し、非難する、と。
「空気」や「状況」に左右されやすい日本人にぴったりの言葉かもしれない。
ユングのいた欧州でも、思考せず、ジャッジする人が多いのだ。
日本人のほうこそ、思考なく、裁き、判断し、評価し、非難するのが得意なはずだ。
それがSNS全盛期の今、「炎上」というかたちで可視化されてきている。
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僕らに必要なのは、まず立ち止まって考えること。
考えて、考え抜いて、でも、ジャッジしないこと。
いいか悪いかをすぐに決めないこと。
正しいかどうかもすぐに答えを出さないこと。
自分が正しいと思うことを、少しだけ疑ってみること。
自分が正しいと思ったことを安易に「書き込まないこと」。
とりあえず、待ってみるということ。
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これは、僕自身にも言えること。
ネット界だと、どうしてもすぐに「発言」できてしまう。
すぐに「いいね」とか「ダメだね」とかと言ってしまう。
すぐに発信できてしまうから、立ち止まらなくなっている。
考える前に、文字を「打ってしまう」。
よく考えてから、文字を「打つ」癖をつけたいなぁ、と。
ジャッジするのを控え、そして、よく考えたいものである。
行きつ戻りつ、、、。
大学時代に読んだ本です。河合心理学入門とも…