この夏に彗星の如くに、都賀に登場した新店『麺屋玲』、(何気に)三度目の訪問です。
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/a3fc259bb865141ecc18e139b8b62578
店主さんのブログもなかなか面白いです。
それにしても、今、都賀界隈はかなりラーメン的に熱い場所になりつつあります。海空土や福たけは大御所として、かじろう、どーちときて、玲が登場。もちろん、少し行けば、千葉を代表するお店がいっぱい。まさか都賀界隈がこんなに盛りあがることになるとは…。嬉しい限りです。
まぁ、とにかく麺屋玲は、マニアックなお店ですね。それは間違いない。ただし、都内の流行に乗っている部分があり、そこをどう克服するか。可能性と限界が見え隠れするところがあり、フリーク的には興味があります。都賀って、すごい難しい場所だと思います。この場所で、どこまでやれるか。どこまで根付くか。見届けたいところです。
さて。
今回は、店主さんのブログで再三告知されている「ダチョウラーメン」がお目当てです。ちなみに、今週からつけ麺も新たに始まっています。つけ麺も食べてみたいなぁ。ま、近所なので、すぐにまた来ます。今回はダチョウ。
…って、ダチョウのガラで炊いたスープのラーメンって。。。聴いたことがない。
北海道の網走、兵庫の大月、愛知の犬山にダチョウ料理の専門店等があって、そこで食べられるとか?!
http://tabelog.com/hokkaido/A0110/A011001/1007313/dtlrvwlst/795847/
http://tabelog.com/hyogo/A2804/A280404/28021270/dtlrvwlst/2595843/
http://kisyoku.info/wani.htm
でも、これくらいですかね。なかなか希少価値の高いラーメンっぽいです。ダチョウのダシのラーメン、いったいどんななんでしょう?!
ヴィジュアル的には、極めてシンプルなラーメン。スープがダチョウのダシなんですね。いや、全く想像できませんでした。スープを飲んでみると、これが意外にも全然臭みがない。和だしが強いせいかな?(そんなことはないと思うけど)。すっきりさっぱりとしたラーメンでした。こちらの淡麗塩ラーメンよりもさらにあっさりしています。和風だしが強いとは思いませんでした。ただ、感覚的にはお蕎麦やうどんのスープを飲んでいる気分ではありました。
スープの表面には、脂は浮いておらず、本当にすっきりとした味わいのラーメンになっていました。味だけを考えると、そんなに変わり種っていう感じはしませんでした。むしろオーソドックスで、「もっと遊んでいいんじゃない?」と思うようなラーメンでした。
麺はもう、本当にいいですねー。好きです、この麺。つるつるっとした食感が実によかったです。
スープの味が少し弱かったので、この塩を足しました。ベースが塩だからOKだろうと。
少しだけ入れたのですが、味がかなりしまりました。最後まで美味しくいただけました。ここのラーメンが薄いと思ったら、これを入れてみてください。塩自体もこだわりがあって、面白いと思います。
全体的には、かなり完成度の高いオリジナルラーメンだったと思います。が、それにしても、800円というのはちょっと高いかな。ひとつ前の記事のえびしおラーメンでも、750円ですからね。希少価値で考えれば、断然ダチョウの方がレアだとは思います。が、それでも、立地、CP等を考えると、少し高いかなぁ。今の時代、都内のサラリーマンの人にとっては、500円弁当さえ高いようですからね。ここは都賀。もっと財布の紐が固いように思われます。
が、それでもこのダチョウラーメン、そこそこ出ているそうです。評判もよいそうです。玲の「切り札」になるんでしょうか。なお、このダチョウラーメン、また11月にも出すそうです。
店主さんはおっしゃっていました。「今の時代、よっぽど面白いことをしないとダメですよね」、と。まだまだ、秘策はいっぱいありそうです。楽しみです。でも、まずはこちらのつけ麺を頂かなければ!!