僕は千葉人で、かつ車をもっていない。なので、ラーメンフリークとしては結構厳しい立場にある。都内のラーメン屋さんをまわるのは簡単じゃないし、千葉のラーメン店だと車がやはり必要。都内をせめるのも、千葉を極めるのも結構しんどいのだ。だからアクセスが悪いとちょっと遠慮してしまう。
というわけで、これまでずっと食べてみたかったが、敬遠していたのが「麺屋ごとう」だった。ラーメンフリークでまだごとうに行っていないのはきっと僕くらいなものだろう。麺屋ごとうは東池袋大勝軒の伝統をしっかり受け継ぐ大人気店。問答無用の超有名店だ。常に行列ができ、時間も短いのでハードルの高いラーメン店だった。しかし、そろそろごとうの人気も落ち着いてきたみたいなので、行ってみることにした(僕は行列が大嫌い!)。
期待通り、行列はなかった(汗) 店内には、テレビや雑誌でよく見る店主さんがいた!「おおー ホンモノだー」と心の中で叫ぶ。とても真面目そう。雰囲気的には超真面目な張替さんタイプ(?!)ご兄弟でやられており、年輩の女性もおられた。オススメは特製もりそばだそうだ。
特製もりそば。実に味わい深い一杯だった。スープは酸味と辛味と甘みと旨味が一体となっていて、あっさりしていながらも、インパクトはかなり大きい。本家より味のまとまりはいいんじゃないか?といいたくなるほど。すっきりしていてシャープ、そんなスープだった。
麺も素晴らしかった。これぞ、極上麺!とあえて言いたい。固い麺とコシのある麺の違いを学ぶことができるだろう。もちもちで弾力的で強靭。 チャーシューも大勝軒っぽくなくて、豪快で味もしっかり付いていた。メンマは量的に満足!
とても真面目で地に足がついた一杯だった。流行り廃りの早い都内で、この味を守り続けることはとてもたいへんだが、ごとうならきっと守り続けてくれるだろう!