熊本といえば、ニンニク入りの豚骨ラーメンが主流。
でも、実は熊本は、担々麺がとても美味しい県とも言われていたりします。
その中でも、とりわけ最高級の担々麺を出すお店として知られているのが、
であります。
創業55年の老舗ホテル『熊本ホテルキャッスル』の地下一階にあります。
日本国内に二店舗しかない本格四川料理店です。
四川料理は4000年の歴史!
覚えておこうっと。
政治的には日中関係はとても翳っていますけど、文化的には密接につながっています。
長い長いスパンで見れば、日本と中国はもう切っても切れない関係にあるのに…。
でも、これだけ近いからこそ、色々と軋轢があったり、ぶつかったりするのかな、とも。
同じアジア人だし、同じような食文化をもってるし、もっと仲良くなれたらなぁ、、、
かつて互いに憎しみ合っていたドイツとフランスのように、いつか、、、
究極的には、欧米列強がアジアにやってきて、おかしくなったんだもんなぁ。。。
でも、欧米列強が来なかったら、今も、鎖国とかやっていたのかな、と思うと、、、
歴史というのは、どうにも抗えないものであります。。。
さて。
色々と麺料理はありますけど、、、
まずは、「担担麺」(900円)でしょう!!
じゃじゃーん。
こちらが、熊本老舗ホテルに入った本格四川料理店の担担麺です!!
スープを飲んで、思わず、叫びそうになりました。
絶対的に美味しい担担麺になっています。
挽き肉ゆえにか、圧倒的な旨さを感じることができます。
いやー、凄い…。
ゴマの風味がとんでもなくて、食べた瞬間にフリーズしてしまうほど。。。
なんというか、圧倒的な力で攻め込んでくるような味、、、
「タンタンメン」って、こんなに美味しい麺料理だったのか、と再認させられるような味。
思い出すだけで、またすぐに食べたくなってきます。
このひき肉と、濃厚なゴマスープが「秘訣」なのでしょうね。
今となってはそれほど話題性はない麺料理ではありますが、
やはり、四川の担々麺というのは、ぶっ飛んだ美味しさであります。
麺は、まさに中国料理系の麺になっています。
と言っても、外国で食べる中国レストランの麺とも違うタイプで。
日本人向けに改良された、本場の中国麺、とでも言うべきでしょうか。
文句なし、圧倒的に美味しい担担麺でした。
思えば、「担担麺」というのは、いわゆる「屋台の麺」という感じの意味なんですよね。
麺を担いで、売りに回っていたところから、そう命名されたと聞いています。
日本のラーメンも、四川の担担麺も、同じように屋台・手売りから始まったんですよね。
こちらは、豪華な「野菜炒め」。
一般の食堂等の野菜炒めとは明らかに違う上品な味わい。
ジャンクはないですが、エレガントさがあります!
いわゆる「唐揚げ」ですね。
味付きのネギがかかっていて、美味しかったです。
こちらは、オーソドックスなタイプの唐揚げでした。
麻婆豆腐です。
山椒+ラー油の痺れる辛さが印象的でした。
でも、辛さはそれほどでもなく、ガンガン食べられる程度の辛さになっています。
辛いお店の麻婆豆腐はもう叫びたくなるくらいに辛いですからね。
チャーハンです。
こちらも、一般のチャーハンとは異なり、上品でエレガントな味わい。
チャーハンに限って言えば、やはり庶民的なジャンクなチャーハンの方がいいかなぁ、、、と。
まぁ、好みの問題だとは思いますが、、、
こんな冷し中華麺もありました。
美味しそうだなぁー。
***
遂に念願だった「桃花源」の担担麺をいただくことができました!!!
最高でしたねー。
素晴らしかった!
熊本といえば、熊本ラーメン。
だけど、それ以外にもこういう魅力的な麺料理があるんですねー。
ちなみに、こちらの元料理長だった方が、当ホテルの取締役みたいです。
どうやって取締役になったのでしょう?! 凄いです。