今、岡山に来ています！
その理由は学会なのですが、岡山に来たら、そりゃ、ラーメンでしょう。京都、徳島、和歌山に匹敵するも劣らない独自のラーメン文化の根付く街。
この二日間、学会の合間をぬって、ラーメン食べ歩きも実行いたします☆
昨日は、合計５軒いきました。
一軒目は2007年に復活した「丸天」へ！ 名店「あまいからい」のすぐ近く。岡山だとあっさり系かな。豚・鶏を使ったちょっと臭いライトなこってり醤油ラーメン（そういうしかない！）。麺が太くて意外。チャーシューもささやかながら確かな存在感。 現在の店主さんは、先代の味に惚れて、先代の奥さんから教えを受けて、かつての味を再現しているんだって。
二軒目は、「ラーメン丈（たけ）」。中国？の気さくな人。オススメは紫つけ麺。なんとタレに大量のサンマを使用していて、かなり強烈。魚介系つけ麺といえばそうなんだろうけど、かなり複雑な味わいのつけ麺。つけ麺としてはかなり独創的。七種類の麺から選ぶ。オススメは細い縮れ麺。めちゃめちゃ人気店。岡山のニューウエイブ系？ メニューも豊富。煮干し鶏白湯が気になりました。岡山大学の学生たちに聞くと、ここをみんな推薦していました。
三軒目は今年オープンの「小豆島ラーメンひしお」。小豆島ラーメンと謳いつつも、こちらが本店。岡山発の小豆島ラーメンというユニークなお店。なんと近日、小豆島にもお店をオープンさせるんだとか。こちらのラーメンは「あっさりした濃厚系煮干しベジポタ風とんこつラーメン」？！ そんな感じの一杯でした。この系統は結構食べてる自信はあるんですが、この味に似たラーメンは他に浮かばないかな。さつまいもっぽい甘さが感じられたけど、さつまいも・じゃがいもは使用していないんだとか。カフェスタイルでモダンでおしゃれ。どこか一風堂のような世界観を感じた。
四軒目は「山冨士」。こちらも岡山を代表する老舗の一つ。ただ本店は別の場所にあって、こちらはその二号店（？）。注目はいかげその天ぷらがのっかる「天麩羅中華そば」。ここのラーメンは岡山の中ではかなり臭みのないタイプのライトな豚骨醤油ラーメン。うん、まさに岡山を代表する味わいと言って過言じゃないでしょう。麺にかなりの存在感がありました。天麩羅はまさにいかげそ（苦笑）。いかげそとラーメンを同時に食べる日がくるとは。それに負けず劣らずで、チャーシューも美味しかった。狭い厨房に４，５人のスタッフがいて、活気があった。
五軒目は「ラーメンPub Tanc」。もともとは麺屋Tancだったらしいけど、改名したみたい。なぜPubかと尋ねると、お酒がいっぱいあって、みんなで飲んで食べてほしいから、と。つまり、Publicのパブなんですね。お店はアメリカンバーみたいなところ。おススメは豚骨ラーメン。岡山ラーメンというよりは、新感覚？の豚骨ラーメン専門店。「とんこつレッド」を注文。練り唐辛子を使ったというラーメンは、見た目は白いスープで全然辛そうに見えない。けど、これが辛い。辛くてうまい。背脂が大量に使われていて、まさに「あまいからい」（爆）。あまいからいのすぐそばでこういうラーメンを出すとは、、、 遊び心満載のお店ですね。
いやー、岡山、やっぱり面白いです。レベルも高いと思います。老舗とnew comerが共存しています。それに、どのお店にもお客さんがいっぱいいます。「ご当地ラーメン」としては、それほど知られていないし、それで観光客が呼べるほどではないかもしれませんが、十分にラーメン文化を楽しむ、それだけで満足できると思いますね。
初日、５軒とも大当たりでした。美味しいか不味いかというのは人それぞれ。でも、どのお店もキラリと光るものがたしかにありました。新店に勢いがあったのがいいです。
さ、今日はどんなラーメンに出会えるんでしょうか？！ まずは岡山県の中でも最も異彩を放つあのお店（の岡山支店）を目指します。本当は本店に行きたいのですが、今回は時間もないので。しかも、岡山大学から徒歩圏内ということなので、これは行くしかないですね。
…その前に、学会発表が、、、
あ、いや、嫌じゃないんです。実は楽しみでして。思い切ってやってきます。ドイツの最先端の議論の一つであり、日本でもホントみんなどうしていいか分からない問題を、日本を代表する心理学者の大先輩たちにぶつけてみたいと思います。楽しく、ホンキでぶつかってきます。（酔っぱらうと、英語で僕に説教？してくるような大御所の先生もいるからなー。でも、逆にボロボロにされてみたい衝動もある…）
