真夜中ふと思った。結婚の条件って「ルックス」でも「金」でも「趣味等の一致」でもなくて、「その人の話をずっと聴いていたいと思うかどうか」じゃないかな、と。顔が好みでも、金を持っていても、「こいつの話、つまらねー」と思ったら、回避した方がいいかも。「この人の話を聴きたい」が大事かも?
「話を聴いてくれる」は、自分の都合の話なのでダメ。「その人の話を聴きたい」は、その人に備わることなので、判断材料になる。だいたいの夫婦は、「自分が話したい」か「無関心」なので、会話がなくなる。互いに互いの話が聴きたいと思えば、互いに聴き合える。それなしに共同生活は成り立たない。
多くの女性は「私の話を聴いて!」と叫ぶ。多くの男性はその女性の話に興味はないし、どうでもいい。聴き流せば「なぜ聴かない」と責められる。男性が話をしても、女性はそれに興味がない。…というような会話が消えるメカニズムはある。大事なのは、互いに互いの話に興味がもてるかどうか。
他方、多くの男性は、女性のルックスや性格、あるいは趣味の一致等で、その女性を得ようとする。その女性の気を惹こうと頑張って話を聴くけど、それに共感したり興味をもっているわけではない。だから、付き合えば会話はなくなるし、興味もなくなる。否、最初からその女性の話など興味がないのかも…
でも、たしかに、話していて、もっと話が聴きたくなる人と、そうでない人がいる。話が聴きたいと思える人とはまた会いたくなるし、そうでない人だと、「ちょっと…」となる。夫が家に帰るかどうかも、そこに関わっている気がする。もちろん妻側にも関わる話でもある。…
…もし妻の方が、毎日毎日、夫の話に関心を示さず、共感もせず、自分の話ばかりをしていたとしたら、夫だって、さすがに嫌になる。帰りたくもなくなる。で、その嫌々な夫の姿にさらにイライラして、さらに口数が増えていく。そうするとさらに夫は家が嫌になる…。その根本に「相手への無関心」がある。
…とするならば、やはり「相手の話をもっと聴きたいと思えるかどうか」は重要なポイントになりそうな気がする。ルックスでも、お金でも、趣味の類似でもなく…。それはきっと「相性」みたいなものなんだろうな。何年一緒にいても、「ああ、なるほどねー」と思うことを言ってくれる人はいるから。
…「この人の話をもっと聴きたい」というのは、「共感」とは違う。共感以上のものだと思う。共感というよりは、「はっとする」「気づく」「意外な発言」「驚き」に近いものかな、と。理屈っぽく言えば、「自分より優れた意見を提示してくれる人」、かな。双方がそうなら、いつまでも居書にいられる。
Twitterの真夜中のつぶやきより。