Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

鶏麺屋どーち@都賀 ジャンク度UP!揚げ玉ねぎと隠し味でますますパワフルに!

妖しい人物が入っていますが、、、

ちょっと久々の「鶏麺屋どーち」です。異彩を放ちまくり、我が道を行く唯一無二の「鶏麺屋さん」。こちらのお店で、「ラーメン」というと、店主さん、「うちは、ラーメン屋じゃないですからっ! 鶏麺屋です。」、と。毎度ながら、こちらの店主さんのこだわるポイントが相変わらず分からない、、、。 なんといっても、あの石神師匠が、「変わった店主ですね」と言ったとか。あの石神さんがですよ。(石神さんが凄いという意味ではなく、石神さん自身が不思議なお方で、その不思議な石神さんが、変わった店主というのだから、それはもうXXXXX…)

全てにおいて、このお店については、これまでのラーメン的固定概念が通用しないんです。張り紙も絶対にしませんからね。説明もなし。限定メニューを出しても、小さくしか宣伝しないから、誰も注文しない。ゆえに、限定はすぐに消える。もう、このお店がどこに向かうのかも、全然分からない。一応、これでも、かなりの頻度で来ているお店です。が、何度来てもよく分からない。

けれど、この8か月の間で、鶏麺のレベルはかなり向上しています。今回も、鶏麺の激変にまたまた驚くのでありました。こちらの店主さんは、とにかく「鶏麺」に向き合い続けています。そして、改良に改良を重ね、僕ら食べ手を飽きさせません。だって、毎回、美味しくなっていくのだから。従来の枠組みで語れないお店だからこその変化・成長だと思います。開店当初と比べたら、劇的に変化・進化してますからね。

さらに、凄いのは、基本的なコンセプトや方向性は全く変えることなく、味がどんどん美味しくなっていっているところです。言い方は悪いかもしれないけど、奇抜なラーメンを、奇抜なままに、ブラッシュアップしているというか、そういう発展の仕方をしています。そこが凄い。個人店だからこそできることを、フルにやっている気がしますし、何よりも、店主さん自身が、ホンキで遊んでいるところです。儲けることや味を追求することも大事ですが、一番大事なのは、遊ぶこと。遊びというのは、『ホモ・ルーデンス』を書いたホイジンガに言わせれば、最も文化に近いものであり、また最も人間の根源的なものです。儲けるお店でもない、味の追求をガチンコに目指すお店でもない。まさに、「遊ぶお店」。だから、僕はこのお店をイチオシしているんです。

こういうお店って、そんなにあるわけじゃない。そこでしか味わえず、試行錯誤を繰り返し、限定に頼らず、自分の味を作っては変えつつ、自由に、気ままに、過激に、やりたいように、そして、楽しさを追求する個人店(一店舗のみ)。なかなかないと思いません? 近所では「梨の花」がまさにそういうお店だと思いますが、なかなかそういうお店ってないものです。「売れる/売れない」、「旨い/まずい」じゃなくて、「楽しい/楽しくない」、「面白い/面白くない」、そういう視点で営業しているラーメン屋さん、なかなかないものです。(教育的にも、そういう観点から語れるかも?!)

…と、毎度毎度、熱く語れてしまうのが、鶏麺屋どーちなのです。ホント、好きだわー

さて、今回は、二杯食べました。見た目からして、激変してますよ。一杯目は、「鶏麺醤油+温泉卵」+「唐揚げ」です。で、二杯目は、「鶏麺塩+パルメザンチーズ」です。

   

ね。激変でしょ。

*オープンした日のどーちの鶏麺↓
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/50262dee4567f2c8358d31cf9e00123f

これまでスライス玉ねぎを入れていたのですが、なんと揚げ玉ねぎに変わっています。いやー、もう興奮MAXですよ。揚げ玉ねぎトッピングは、ラーメン好きにはたまらないアイテムじゃないですか。こちらで、それが出てくるのですから。しかも、この揚げ玉ねぎが、このスープによく合います。香ばしさ倍増、そして、中毒性も増してきました。ラーメン、否、鶏麺は、やはりアグレッシブでなければ! 「また食べたい!」と思わせるためには、やはりそのための仕掛けが必要です。その仕掛けとなるものの一つが、やはりクセになる香ばしさ、です。この揚げ玉ねぎが入ることで、より「また食べたい」と思う気持ちが喚起されます。

聞くと、新玉ねぎに変わり、従来のスライス玉ねぎだとどうしても味が引き立たなくなるんだそうです。それで、こういう揚げた玉ねぎに変えたんだそうです。これが、まさに吉とでましたね。どーち=揚げ玉ねぎ入りベジタブルチキンヌードル、となりました。

さらに、スープ自体も、作り方をさらに変えたそうです。これまで入れてこなかったある香辛料を加えることになりました。それは敢えてここでは触れないことにします。是非是非、一度行った方は、何が新たに加わったのか、感じてほしいですね。なお、僕はそれが分かりませんでした(苦笑)。いや、分からないでしょ。ふつー。ただし、その香辛料自体は、ラーメン店では定番中の定番です。みんなが知っているあれ、です。あれ、が入ることで、ますます味にしまりがでて、「また食べたい」をさらに喚起させてくれています。

さらにさらに、新たにイタリア産(?)のトマト(ドライトマト?)が入ったそうです。それによる味の変容は、どこまで起こっているのかは定かではありませんが、スープ自体の味の変化を引き起こしていることは間違いないでしょう。

と、前回食べた時とは、また全然違う鶏麺なのですが、「どーちらしさ」は決して揺らぐことなく、しっかりと残されています。食べる度に、どんどん好きになっていきます。「飽きる」の正反対、「はまっていく」、そういう鶏麺なんですね。ま、これには個人差があるので、この味が苦手な人は、相変わらずダメかもしれません。けれど、確実に一歩一歩、味が前進していっています。それが、このお店の鶏麺を食べ続ける一番の理由かな、とも思います。

僕が一番大好きな組み合わせがこれですね。鶏麺+唐揚げ+ミニライス。最強ですよ。ここの鶏唐揚げは本当の本当に旨い。このどーちの唐揚げに出会い、色々と唐揚げを食べ歩いてはいるのですが、ここ以上の唐揚げは今のところ知りません。唐揚げマニアの人に、ここの唐揚げを評価してもらいたいところですが、、、。唐揚げ食べて、ご飯食べて、鶏麺を味わって、その繰り返しの中で、僕は生きている幸せを感じますね。

さて、続けて、鶏麺塩+パルメザンチーズ(イタリア産)です。

 

こちらは、前回食べた昼限定ワンコイン塩チーズ麺の完成バージョンですね。見てくださいよ。この美しい感じ。揚げ玉ねぎも加わり、全体的にそそるヴィジュアルになっていると思います。(どーちの弱点は、見た目の華やかさの欠如でしたから、これは、いいと思います。華やかでしょ)

どーちの鶏スープをじっくり味わいたいなら、やはり塩スープがいいですね。ダイレクトに伝わってきます。が、全体的なまとまりとしては、醤油の方がおススメかな。今の時点では、醤油を推したいところです(が、また、変わると思います、、、汗)

チーズが入ることで、他にはないエキセントリックな味わいの鶏麺になります。そんなにチーズチーズしていないところがポイントかな。チーズという奇抜なトッピングですが、それでも、どーちらしさ、どーちのスープが壊れないところが、お見事だと僕は思いました。揚げ玉ねぎとチーズの相性もいいですね。面白いです。

方向性としては、ますますオニオングラタンスープのような鶏麺になってきています。うん。日本人なら、多くの人がオニオングラタンスープ、好きですよね。そういう人には、たまらないオニオンチーズ麺になっていると思います。

最後に、愛してやまない唐揚げです。今の僕が一番愛してやまないのが、ここの唐揚げかもしれません(ホンキで)。ここの唐揚げとご飯、それに食べるラー油があれば、それを「最後の晩餐」にしてもいいくらい。あと、日清のチキンラーメンがあれば、最高… 否、こちらの鶏麺があれば…(苦笑)。それくらい、好きなんです。

***

是非、今、食べてもらいたい一杯ですね。鶏麺醤油+温玉。もしかしたら、未来から見て今のどーちの鶏麺が、一番の食べ頃かもしれません。それくらい、お見事!と言える鶏麺を提供しています。もちろん、研究熱心、否、遊び熱心な店主さんなので、これからも改良していくと思います。けど、今のこの鶏麺は、ホント唯一無二であり、またどこまでも吸引力のあるチキンヌードルだと思います。

本当に、美味しかった!!

コメント一覧

82
近いうちに行ってみようと思います。
ありがとうございました。
kei
82さん

はじめまして! いつも見ていただいているのですか? 嬉しいです!!

一度、僕も唐揚げ+ライスで注文したことがあります。

http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/22353e10afbaa72a8ef5fe45958128dd

どのような対応になるかは分かりませんが、聞いてみてもいいかもしれません。怒ったりはしてこないと思いますよ。僕もまた今度行ったときに聞いてみますね。

82
はじめまして。いつも楽しく拝見しております。
こちらの店舗で、唐揚げ+ライスのみのオーダーは可能でしょうか。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「千葉市 若葉区」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事