先日、出張で君津の奥まで行ってきました。
君津は、ラーメン王国です。もう、断言します。君津はラーメン王国!
何度行っても、そこに出会いがあり、感動があります。
あっさりで濃い味の竹岡ラーメン文化と、九州系の君津豚骨文化。
そして、ニューウェイブ系。
本当にすごいんです。それに、歴史もある。
今回、向かったのは、君津市と富津市の境目にある「つくろみ」というお店です。
マスターオブ君津ともいうべき、このブログを見て、向かいました。
http://blog.zaq.ne.jp/tandemtwinblog/article/1085/
このお店、君津じゃなければ、全国レベルの有名人気店になってたかも?!、という立地。
見渡す限り、森林。。。
他にお店は見当たりません。まさに、秘境。というか、峠の茶屋?!
でも、れっきとしたラーメン専門店です。
もう40年くらいやっているんだとか。
メニューは、ラーメンとカレーとチャーハンのみ。それにチャーシュー丼。
シンプルでしょ?!
最初ね、正直、「あ、ダメっぽいかも?!」って思いました。
なんとなくですが。。。
しかし、そういう「直感」って、外れることもあるんです。
だから、ラーメンは面白いわけで。
どれだけ食べても、「目利き」ができない、それがラーメンの魅力というか、神秘。
さて。
こちらが、つくろみ自慢の「チャーシューメン」です。
真っ黒いスープから、竹岡ラーメンを思い出させます。
スープを飲むと、まさに竹岡ライクなド・醤油ラーメンでありました。
が、たしかに似てはいるんですけど、なんか違う。。。
内房に点在する竹岡ラーメンっぽいけど、でも、どこか違ってる。
聴けば、店主さんは、もう何十年も前に、独学でこの味を生み出したそうです。
当然、竹岡ラーメンの影響もあるとは思います。が、竹岡ラーメンを作っているわけではない。
その僅かな違いが、味の違いを生み出しているようにも思いました。
チャーシューは、意外にも、竹岡ラーメンのチャーシューとは別物。
このチャーシューがとても美味しかった。
臭みがなくて、噛み応えがあって、美味しいチャーシューでした。
メンマも臭みのない竹岡チックなしゃきしゃきメンマでした。
麺は、もちろん!?文明軒。
内房のラーメンそのものです。
***
このラーメン、きっとここじゃなくて、遠くの地方で出していたら、きっと名店の味になっていた、と思いました。
それだけのレベルのラーメンだと思います。
ご夫婦共にご高齢とあって、混雑されても困るとは思いますが、、、
あ、とはいえ、このお店、この立地でありながら、お客さんが次々に入ってくるんです。
常連さんっぽい人も多く。。。
なのに、千葉では、全然知られてないし、僕も最近知ったばかり。
これだけの「名店」が、情報の網にもかからない、という現実。
まだまだ、僕なんか、全然分かってない、ということだけは分かりました。
まだ、あるんですよ。千葉に、「隠れた名店」が。。。
内房のラーメンを、ひっそりと人里離れたところで作り続けているつくろみ。
心から応援したいと思います。
食べるなら、「いま!」、だと思います。(店主さんご夫婦もご高齢とあって)