Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

八丈島ラーメン巡り⑦宝来軒 昭和48年創業の老舗店で食べる八丈島名物『明日葉ラーメン』&人生初の『くさや』!

いよいよ、八丈島ラーメン巡りもFiNAL!

最終日の最後に、僕が向かったのは、

八丈島の名店『あそこ寿司』のすぐ近くにあります、

宝来軒

であります!!

宝来軒は、1973(昭和48)年創業の老舗の中華食堂です。

今年でなんと、創業50周年!!!✨

🌸おめでとうございます🌸!!

この小さな暖簾がなんとも素敵です😂

この宝来軒は、50年前にもう亡くなられた店主さんが立ち上げたお店で、、、

なんとなんと、千葉・船橋の【宝来軒】で修業された方だったんですって。

もう今は存在していないみたいですが、船橋のお店で修業され、そして八丈島に戻って、50年前に開業したんですって。(もう、これを聴いて、テンションが上がらないわけがありません!)

で、ご主人が亡くなった後は、奥様が宝来軒の味をずっと守り続けているんですって。

しかもしかも、奥様は、正真正銘の千葉人で、勝田台に住んでいたんですって!!

創業50年の八丈島の老舗の宝来軒は、店名も、店主さんも、奥様もみんな千葉にゆかりがあったんです。

千葉のラーメン好きとして、ここに来れて、本当によかった!!!😂

メニューを見てみましょう!

八丈島の皆様に愛されて半世紀」って書いてあります。

50年といえば、本当に半世紀、、、。

昭和の食堂のお料理がずらりと並んでいます。

下の方を見ると、、、

八丈島名物くさや(1000円)

の文字が!!!

そう、八丈島といえば「くさや」ですよね!!

これまで、一度も食べたことのない「くさや」。

これ、食べないわけにはいかないでしょう。

最後の最後に、「くさや」、挑戦してみます!!!

いけるのか? 食べられるのか?? 大丈夫か???!!!

で、裏面を見ると、、、

ありました、ラーメン!!

分かりますかね?? 醤油ラーメン、一杯、400円ですって!!Σ(・□・;)

チャーシューメンでも、600円っていう、まさに「昭和プライス」であります。

カレーラーメンなんかもあって、こりゃ、一度じゃ絶対に語れないお店ですわ。

でも、僕が最初からお目当てにしていたのが、、、

明日葉ラーメン(600円)

であります!!

最後の最後に、やっぱり「明日葉」のラーメンで〆ないとね👆

というわけで、、、

ジャジャーン!!!

明日葉ラーメン
+くさや(!)

です!!

まさか、僕の人生において、ラーメンとくさやを一緒に食べる日が来るとは…😂

48年生きてきて、人生初の「くさや」、ドキドキしますね~。

でも、まずは、ラーメンから!!

こちらが、明日葉ラーメンですね。

この宝来軒では、明日葉が練り込まれた麺を使用していて、明日葉ラーメン、になっているみたいです。

スープは、クリアなうっすら白濁としたスープになっていて、どこか緑がかっています。

で、、、

スープを一口飲むと、、、

「うおお、、、なんだ、この君津系を感じるライトなとんこつスープは?!」

って思いました。

なんとなんと、このスープ、豚骨スープだったんです!!!

思わず、女将さんに聴いてしまいました。

「八丈島で、養豚ってやっているんですか??」、と。

そうしたら、、、

「昔はね、八丈島でも、養豚してたのよ。だから、昔は、豚肉を買うと、骨はただでもらえていたのよ。でもね、養豚していた人が亡くなっちゃって、島から豚はいなくなっちゃったの。だから、今は全部空輸でね、高くて高くて…。また、養豚してくれる人がでてきてくれたら、いいんだけど…」

と教えてくれました。

そうか…。昔は、八丈島でも、豚を育てて生業にしている人がいたんだ。でも、亡くなってしまい、豚を育てる人がいなくなっちゃったのか。。。

僕は更に聴きました。

「今、若い人が、豚を育てる!って言って、動いてくれたら、嬉しいですか?」

そうしたら、、、

「そりゃ、そうよ。昔は、ここでも豚が育ってたんだから😊」

って!!

ただ、養豚場をするには、土地も必要だし、資金も必要だし、スキルも必要だし、何から何まで必要になるわけで、そう簡単に養豚場なんてできるわけありませんよね。

でも、誰かが豚を育ててくれなければ、ラーメンもなにもあったもんじゃないですよね。

それこそ、国がもっともっと「地方創生」のために、若者たちに、地方でのびのびと生き生きと働ける環境を与えてあげてほしい、と思うんです。都会のゴミゴミとしたところで息を殺して生きるのではなく、こういう自然いっぱいのところで、生き生きと若者たちが働けるようになることを、目指してくれないかな?!

国だけじゃなくて、民間の人も、例えば土地の所有者たちも、若者たちのためにもっともっと「土地」を解放してくれないかな? 土地がなければ、養豚、養鶏なんてできないわけで、、、。

そんなことを考えながら、ここの「ライトな豚骨スープ」を味わいました。

ここのスープは、塩ベースですが、全然しょっぱくなくて、すごく淡い味わいでした。50年以上前に、船橋の宝来軒で出ていたスープの味も、こんな感じだったのかな??

麺はこんな感じです!!

来ました来ました!!

明日葉が練り込まれた八丈島オリジナルの麺です。

この麺もまた、明日葉の独特な香りを感じる麺になっていました。

量的にも、ホント適量というか、ほどよい量で、この日の昼、2軒目の僕としては、ありがたい限りでした。(ただし、お腹いっぱい食べようと思ったら、もう一品は頼みたいところです!)

チャーシューはこんな感じです。

うん、すっごくいい感じ。かわいいミニチャーシューですね。

そう、これでいいんです。老舗のラーメン食堂は、このミニ感がいいのです。

基本のラーメンが400円のお店ですからね。

安くて、庶民的で、大衆的で、過度な贅沢のない一杯のラーメン。

こういうラーメンに、僕は、😢😢するのであります。

終盤戦で、生卵をスープに溶かします。

そうすることで、ややこってりとしたスープに変化します!

すっきりライトな清湯スープに卵が入って、マイルドスープになります。

これもまた、古くからある「味変アイテム」って言えるんじゃないかな?!

なんか、最後の最後に感動してしまいました。

そして、いきますか。いきましょうか。

くさや

です!!

遂に、くさやを食べる日が来たか、、、

僕が、くさやを目の前にして、慄いていると、女将さん、にこっと笑ってくれました。

「一度、ネタだと思って、食べてごらん!」って。

いや~、しかし、くさや、ですからね、、、。

おそらく日本で一番「臭い」と言われている八丈島エリアの超有名名物珍?料理。

で、食べようとしたら、、、

女将さんが、「私がほぐしてあげるわ」、と言って、

こんな風に、くさやを食べやすいようにちぎってくれました。

「おおお、こうやって、くさやって食べるのか!!!」、と。

でも、、、

臭い臭いと言われているくさやなのに、全然臭くないんです、、、

あれれれ??

で、こんな感じになりました。

なお、このくさやは、ムロアジのくさやなんですって。

ムロアジ(むろあじ)のくさやは、定番中の定番なんだとか?!

宝来軒のムロアジのくさや、

一口、食べてみると、、、

「ん?!?」

「え?!?!」

「えええええ?!?!?!?!」

う、うまいんですけどーーーー!!!!!😂」

ってなっちゃいました。

どういうわけでしょう。このくさや、めっちゃ旨い!!!

女将さん曰く、「昔のくさやはたしかに臭くて、一度焼くと、すごい臭いが店内中に広がっていたけど、今のくさやは、こんな風に、臭くないのよ。お酒のアテにすごくいいお魚だわ」、とのこと。

使っている「くさや液」(くさやにする液体)は昔も今も変わらず。

くさや液とは何か?!

くさや液は、海水(水+塩)と漬けた魚の成分が長い時間をかけて溶けて合わさったもの。

かつては、貴重な貴重なものだったんですよね。

そんなくさや液を作って作られた宝来軒のくさやですが、、、

これ、本当にお世辞抜きで、「旨い焼き魚」になっていたんです。

若干、臭みがなくはないかな?っていう程度で、香ばしくて美味しい焼ムロアジでした。

いや~、これなら、ホント、いくらでも食べられそうだなぁ~~

***

というわけで、、、

創業50年を迎えた八丈島の超老舗店【宝来軒】の実食レポでした。

ここに来れて、本当に本当によかったです。

最後、【蓮華】で終わりにしようかな、とも思っていたんです。

でも、最後の最後に、ここに来れて、本当によかったです。

女将さんとも、いっぱいお話しできて嬉しかったな。まさか、八丈島で、勝田台の話で盛り上がることになるとは、、、(苦笑)。

この宝来軒は、女将さんで「最後」になる、とも話してくれました。

息子さんがいるみたいですが、後は継がない、とのことで😢

こういう「昭和」を感じる八丈島の老舗店がなくなるのは、惜しすぎる…。

八丈島に来たら、このお店にも是非立ち寄ってほしいなぁって思います。

場所はこんな感じです。

蓮華からも近いし、あそこ寿司からも近い場所にあります。

次に来たら、是非、ラーメンを食べたいなぁ~~😂

宝来軒、最後の最後に来て、本当によかったです!!

こういうお店に出会ってこその「ラーメン巡り」ですからね。

真のラーメンフリークなら、泣いて喜べるお店だと思います。

(でも、そうでないラーメン好きの人には、多分受け入れてもらえないかな、とも)

八丈島の小さな歴史あるお店で食べる、50年変わらない味。

こういうお店のラーメンを伝えることこそ、僕の最高のミッションなんだと思いました。

ここは、多分、八丈島のメイン通りだと思うのですが、、、

ご覧のとおり、車は全然走っていません。

なんか、すごく不思議な気分になりますね。

車がないと生活するのは大変だろうけど、でも、車に支配されてもいない島。

しばし、この道路を見つめてしまいました。

そして、宿に戻り、荷物をまとめて、八丈島空港に向かうのでありました。

くさやも家で食べたいですね。

これは、おつまみにぴったりかも!

やっぱり、くさやと言ったら、ムロアジなんですね~。

新島のくさやが一番の定番なのかな???

これは是非とも読みたい!!!

これも、是非とも読んでおきたいですね。

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