今や、こちら方面に来たら、もうこりゃ、「剛流」ですね。
小倉台ときたら、ここしかないです。小倉台で孤軍奮闘している千葉のニューウェイブ系ラーメン店です。
前回来たのが3月なので、約半年ぶりの訪問です★
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/3324f88313f43cdacc57bd4679fdd85a
今回のねらいは、こちらの名物の「ロスタイムライス」を経験することでした。
http://www.goal-style.com/menu.html
店主さんに、このロスタイムライスは何のメニューと一緒に食べるのが良いのか尋ねたら、「ドロ味噌もりそば」との答えを頂きました。
というわけで、僕的に初めての「ドロ味噌もりそば」+「ロスタイムライス」を注文しました!
こちらは、いわゆる超濃厚動物魚介味噌つけ麺ですね。
その名の通り、ドロンドロンのスープになっています。いやー、強烈ですね。前に食べたときも思いましたが、かなり濃厚です。ヘビーなスープです。最近、あんまりこういうドロ系ラーメン/つけ麺を食べていなかったので、それなりに新鮮でした。
これが普通に醤油ベースの濃厚スープだったら、「またお前もか系」という風になってしまいますが、こちらは味噌ですからね。それだけで、かなり強烈なインパクトを与えてくれます。味噌ゆえか、ねっとりとしていて、重厚で、少し暑苦しいくらいです。もちろん、麺の持ち上げはたまりません。スープの方が麺にからみついてくる感じ。
あと、のりの上の魚粉はなくなってますね♪
創業当時のフォトショット♪
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/3f4e735776426270a15a1fb8276102a3
基本的な印象は創業当時と変わらないかな。ただ、創業当時よりも、マイルドで、やわらかくて、それからある種、オーソドックスになったかな。それでいいと思います。千葉の人って、あんまり奇抜なことよりも、着実で、きちっとしたラーメンを求める傾向が強い気がします。っていうか、この10年ほど、千葉のラーメン店は奇抜な限定的ラーメンを出す機会が多かったように思います。僕もそういうラーメンに飛びついていた時期もある。けれど、実はそういう奇抜なラーメンって、それほどお店の売り上げに貢献しないんですね。日々の食事ですから、奇抜なものより、確かなものが欲しいんです。なので、そういう意味で、剛流のつけ麺も、オーソドックスで、やさしくて、かつ攻撃的、という方向性になったんだと思います。
メンマは、渡なべスタイル♪ これ、好きだわ~。
こういう濃厚スープって、途中で飽きてくることが多々あります。が、こちらでは色々と味変ができます。
唐辛子を振りかけてみました。
そして、全部食べ終わった頃、遂に、遂に、あのロスタイムライスとご対面!!!
ジャーン。
ご飯の上にチーズが盛られています。チーズご飯=リゾット風になっていました。
あれ、これって、、、
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/ef3315392e62ebe2ff10472d3e8a966d
似てる!!!!
煙ではチーズをバーナーで焼いているのに対して、剛流ではレンジでチーズを溶かします。
僕的には、ひと手間増えるけど、最後にバーナーで焼いてもらえると、、、もっとエキサイトしますね。
でも、このロスタイムライスは、そのまま食べるものではなく、、、
つけ麺の残ったスープに入れて、食らう!わけです。
ゆず風味の味噌チーズリゾット風ご飯の完成です★
いやー、これ、超ジャンクなねこまんまですよ。美食家は唖然でしょうが、僕らみたいなファットラブな人間にはたまりません。やめられない、とまらない、って感じでした。炭水化物の過剰摂取の心配など、どこかに飛んでいってしまいました。
凶暴そのものでした。
ここまで食べて、ゴール(剛流)なんですって!!
完食するのが、このお店のゴール! 面白いですね。
***
剛流は創業2010年10月創業。もうすぐ2周年です。浮き沈みの激しいラーメン業界で2年を迎えそうです。
最初は、どこぞの流行りを取り入れた若い店主さんのお店というイメージがありましたが、この2年でしっかりと地盤を作っていったみたいですね。ここのドロ味噌+ロスタイムライスは、他じゃ食べられないオリジナルメニューになりました。
若い人を中心に、剛流ファンもしっかりいるようです。常連さんらしき人もちらりほらり。地元で愛される確かなお店になりつつあるのかな。ただ、逆に言えば、地元を超えて、よそからお客さんを集めるためには、これまではしていない何かが必要になるのかな、とも思います。
どこにもない味、剛流でしかない味、あるいはそういう要素。その部分はどうしても、フリークとして見てしまうので。味のレベルは素晴らしいと思います。そこに、剛流なりのIDENTITYをどう見せるか。いや、味云々の枠を超えて、「何だろう?」「食べてみたい」という仕掛けが作れるかどうか。その辺は、3年目に期待ですね☆