華ちゃんは千葉の情報誌、
「ぐるっと千葉」のラーメン特集で紹介されたお店。
この情報誌のラーメン特集では、
必ずマニアでも知らないマニアックなラーメン店が一、二軒紹介される。
今年はここが「スクープ」だった(すごいなー)
華ちゃんは、八幡宿駅から徒歩7分くらいかな。10分未満だ。
店内はカウンター席とテーブル席がある。
まだ創業2年だが、居抜きのお店なので老舗感がある。
メニューがなかなかユニークだ。
「らーめん」の他に、「らーつう」というオリジナルラーメンがある。
らーつうとは、ラー油と酢の入ったラーメンで、
華ちゃん一番人気のメニューなんだそうだ。
で、さらに新たに生まれたのが、トマトを使ったラーメン。
店主さんが長野県で食べたトマトのラーメンがモチーフなんだとか。
長野、トマト、ラーメンと聞くと、大阪の「信濃路」を思い出す。
信州と言えばトマトだ。そんな長野のトマトから着想を得たのが、
塩とまとらーめんと塩とまとつけ麺だ。
塩とまとらーめんは見た目あっさり、
半透明のスープに、フレッシュなトマトが細かく刻まれて乗せられている。
余計なトッピングは一切なし。限りなくシンプルなトマトラーメンだ。
わりとあっさりめの動物系スープに塩タレを合わせたスープに、
トマトの酸味が加わる。
しょっぱさがそれなりにあって、塩の存在もしっかり感じられる。
味的には、セロリの入らない信濃路のトマトラーメンって感じ。
淡麗塩トマトラーメン、これ、かなりイケるのではないか?!
麺にもう一工夫あるとよかったかな。
でも、味的にはかなりインパクトがある!
塩とまとつけ麺の方はらーめんより、
トマトの使用量が多くて、酸味がさらに増す。
美味しさの尺度だと、らーめんの方が上だと思うが、
マニア度、インパクトはつけ麺の方が圧倒的かも。
スープにも麺にもトマトが添えられていて、
ビジュアル的にすごいものがあった。
つけ麺の方もやはり無駄なトッピングはなく、
トマトづくしになっている。
(刻んだチャーシューが少し入るとなお嬉しいかも)
いやー、どちらも非常に印象的だった。
かなり個性的なラーメン店だ。
いや、個性的なラーメン店のポテンシャルをもっている。
なので、もっと自信をもって強気で攻めてもらいたい。
すごくいい雰囲気なんだけど、
「これを喰らえ!」という力強さがもっと欲しい。
人気ラーメン店の店主さんはどのお店も
「喰らえ!マニアども!」という気迫に溢れている。
スープの熱さ、ボリューム、濃さ、クセ、なんにでも言えるが、
人気ラーメン店はどれも挑発的だ。
そういう挑発がこのトマトラーメン、つけ麺にあれば
絶対に多くのお客さんをわしづかみできると思うな。
僕的には、心から応援したいお店だ。
また来たいと思ったし、これからの可能性も確かに感じた!
頑張ってください!