Dr.keiの研究室2－Contemplation of the B.L.U.E-

ブログや新聞など、文字メディアは消えてなくなるのか？！

2022-04-08 20:05:04

先日、ブロガーとしてとてもショッキングな話を聴きました。

とある21歳の若者と話をしていて、SNSの話になったんです。

その若者は、ラーメン業界に関わっていて、それなりに千葉のラーメンには精通しているようだったので、

「ラーメンのブログとかって見る？」

って聞いてみたんです。

そうしたら、

「ブログですか？！　…見ませんね<(｀^´)>」

と。

「じゃ、ラーメン情報とかってどうしているの？」

と尋ねると、

「主にインスタとYouTubeっすね」

と。

「い、い、インスタ？！？！😨」

…

聴くと、インスタは「画像」を何枚も同時にupすることができ、ラーメン情報を集めるのにとてもいいんだとか（そうだったのか、、、）。

ラーメンの画像と、最低限の文字情報だけでいいので、便利なんだとか。

そして、YouTube。

「ラーメンYouTuberの動画を見て、お店を知ったりしています」

そ、そ、そうなのか、、、。

今の時代、ラーメン情報は、インスタとYouTubeなのか、、、orz...

その子は、当然ながら僕のブログなんぞ知るわけもないんですが、千葉では今や最も有名なラーメンブロガーになったらんちばさんさえ、知らないっていうんです。

…

「もしかして、もうブログ発信の情報って、若い人たちに届いていない？！？！」

って、ハッと気づきました。

ブログを書いている人も、それを読んでいる人も、みんな中高年以上で、若い人たちはブログをもうチェックしていないのでしょうか。

うちの学生たちに聞くと、「ブログ」という媒体自体は知っています。

でも、ブログを書いている人も、読んでいる人もほとんどいません。

それでも、「ラーメン好き」の若い人なら、ブログをまだ読んでくれているのでは？！、と思っていました。

が、それは幻想だったのかも…😢

話は変わり、、、

新聞も今や、風前の灯火となっています。

＞1年間で206万部減…新聞の発行部数動向

新聞離れは全く止まろうとしていません。

ブログも衰退していますが、新聞も衰退しています。

「日本新聞協会が2021年12月下旬に公表した同年10月時点のデータによれば、スポーツ紙を除く一般の日刊紙97紙の総発行部数は、前年比5.5％（179万7643部）減の3065万7153部だった。20年前の2001年には4700万部、10年前の2011年には4400万部を数えたものの、今や3000万部割れが目前である。」（引用元はこちら）

かつては5000万部発行していた新聞も、今や3000万部割れ目前…

2000万以上の購読者がいなくなった、という計算になります。

新聞もまた、今や「オワコンメディア」の象徴になりつつあります。

新聞の隅々まで読むかどうかは別にして、家の中に新聞がある、という風景もどんどんなくなっている、ということです。それは、すなわち、「文字」のある風景がどんどんなくなっている、ということです。

ブログも読まれなくなった。

新聞も読まれなくなった。

（本や雑誌はその前から読まれなくなっていた）

つまり、「読まれなくなった」。

人間の知性にとって最も重要な「読む」という行為がどんどん消えているのかな？、と。

「読む」に代わって、みなを支配しているのが「見る」です。

インスタもYouTubeも「見るメディア」です。

TicTokもまた、「見るメディア」ですね。