Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

◆吉野家の牛丼◆ 吉牛の前では僕らはみんな「いきもの」なんだ!

先月~今月にかけては、本当にしんどい日々が続きました。

で、休み間もなく、新学期。

慌ただしく、ただ過ぎていくだけの日々、、、

でも、もう、そんなに「怒り」や「不満」もなく、、、

なんというか、もう、「あきらめ」に近いものがあります。

40を過ぎて、自分の人生がまぁ、大したことないことも認め始めていて、、、

もう、下り坂をゆっくりと歩んでいくだけかな、と。

「川の流れに身をまかせ」…

 

未来ある若者と日々接しているからこそ、それを強く感じるのかもしれない。

未来溢れる若者たちと自分を比べると、もう、僕なんて、ただ老いていくだけ。

無謀なこともできないし、危険な道を歩む気力もなくなってきていて。。。

でも、若者に固有な悩みや苦悩があるわけでもなく…。

なんというか、、、

祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらは(わ)す。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。

って感じかな!?

でも…

何をどう言おうとも、、、

腹は減るわけです(苦笑)

あまりにも疲労がたまり過ぎると、ラーメンを食べる気もしない。

(わざわざラーメン店に行く、という気力もない)

ってことで、近場にある「吉野家」に行きました。

色々と新作や限定もありますが、吉野家に来たら、牛丼でしょう。

結局、牛丼屋は牛丼が一番なんだな、と。

いつ見ても、

何度見ても、

この牛丼を見ると、幸せに包まれる。

人間なんて、所詮、食って、寝るだけの存在。

所詮は、動物だし、所詮は、生き物。

ただ、頭(脳みそ)が異様に発達してしまったために、「直接的」に生きられなくなっただけ。

でも、「食いもの」を目の前にすれば、人間も、ただの「いきもの」。

つまりは、この牛丼をがっつくだけ。

そして、至福の瞬間を刹那に感じるだけ。

やっぱり、やっぱり、旨い。

日本人でよかった~って思える瞬間。

工場で作られたものでもいい。

バイト君が作ったものでもいい。

お肉がどこ産だろうと関係ない。

(*このお肉の味や柔らかさはアメリカ産じゃなきゃダメという話もあるけど…)

吉牛が吉牛であれば、それでいい(苦笑)。

アタマの大盛りがあって、ツユダクがあれば、それでいい。

世の中には、「金持ち」という存在がいて、何万もする料理をむさぼっている奴らがいる。

けど、そいつらが幸せだとは思わない。

吉牛の牛丼に感動できて、感謝できて、満足できれば、それで幸せになれるんだ。

僕は、吉牛の牛丼をお腹いっぱい食べられたら、それで最高の幸せを感じる。

嘘偽りのないホンネだ。

そんな自分が、狂おしく愛おしい(爆)

コメント一覧

kei
成田の猫好きオヤジさん

コメントありがとうございます。そして、とても貴重なお話もありがとうございました。

人生って、本当にいろんなことがあるんだなぁ、と思いながら、何度も成田の猫好きオヤジさんのコメントを読んでしまいました。

ダンシングマザーは、閉店する少し前に、わずかながら僕も出させてもらいました。千葉を代表するライブハウスだったので、感動も大きかったです。

僕もバンドマンの道を諦め、今の人生を生きています。諦めたけど、諦めきれずに、曲を作ったり、ドラムのレッスンに通ったりしています…。

話は逸れますが、音楽には二種類ある気がしています。一つは、「職業としての音楽」。若き頃に憧れていたのは、「音楽で食っていくこと」でしたが、まさに、音楽を仕事にしようとしていたように思います。

でも、もう一つある気がしていて。それは、「人生としての音楽」。人生の中に音楽があって、音楽と共に生きていくような人生もあるんだ、と実感しています。仕事は仕事として割り切って、「金のため」と思い、とりあえず続けて、自分の生きがいとして音楽を楽しむ、という。そういう音楽の道もあるんだろうな、って思っています。

音楽を楽しんだり、食べたいものを食べたりして、細やかな幸せを感じるのも、やっぱり幸せなことなんだろう、と思います。

吉牛を味わえるだけで、満足できたら、きっと人生も幸せだろうなって、最近、強く感じます。

ケセラセラ、ですね。
成田の猫好きオヤジ
お疲れ様です
更新を楽しみに拝見しています。

春は異動やら環境の変化やらが続きますね。
私、昨年から社会不安障害とやらの診断がついて、勤務に支障あり、3月末に降格の辞令を渡されました。まぁ、妥当なところですが。若い頃はどんな無理難題でも「私が始末をつけて結果を出してみせる」なんて勢いがありましたが、もう無理。
まさに盛者必衰、私が育てた若手が上司に。

昔はロケンロールバンドでサックスをビャービャー吹いてました。千葉だと、京成の旧京成千葉駅近く、ダイエーそばにあった、ダンシングマザーに月に数回、レギュラーで出てました、前座専門ですが。当時、このハコは爆風スランプ、1発屋で終わったThe Look等が出演。場所柄、X-JAPANとすれ違っていたかも知れません。今は無き、横浜シェルガーデンに出た事もありました。

バンドマンをする程に才能を欠いている事に気が付いて、堅気になって就職して、消耗して降格になって。
禅宗の言葉に「今日無事、こんにちぶじ」というのがあるそうです。今日が大過無く終われれば、まぁ良しとしましょうかね、と私は解釈しています。

ラーメンでも、吉牛でも、食べたい物を食べられるのは、実はとっても幸せな事なんでしょうね。
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