元マリスミゼル~現Moi dix MoisのManaが新しいプロジェクトを立ち上げている。
なんとチェロ・ボーカリストの総合プロデュースを行ったのだ。
そのチェロ・ボーカリストが分島花音である。
彼女に関してはよく分からないが、チェロをフューチャリングしたクラシック~フレンチポップ~エレクトリックサウンドという日本ではあまり馴染みのない音世界を生み出そうとしているようだ。
分島さんは、1989年生まれの若い女性。なんとも3才からチェロを始めたらしく、高校生の時にオーディションでいいところまでいき、SONYと契約を結んだんだとか。しかも、チェロ・ボーカリストは日本初なんだとか・・・
音を聴いた感じだと、ヨーロッパではそれほど珍しくないサウンドになっている。ヨーロッパの音楽界(特にポップス)では度々みられるようなアプローチかな、というのが第一印象。
とはいえ、日本ではかなり斬新的な試みとも言えなくもない。Manaの楽曲センスがフルに生かされた楽曲になっていた。最近、甘ったるい音楽ばっかりが巷にはびこっているので、こういう音が巷で流れるといいかな、と。
歌い方はちょっと椎名林檎のような感じ。のめ~っとしていて、平べったい歌だった。サウンド的にはかなりマリスっぽい感じがした。マリスを突き詰めるとこうなるかな、というような楽曲で、さらに独特な世界観が重なって、非常に個性的な一枚になっている。
こういう曲がヒットチャート上位に食い込んでくれると、もう少し日本の音楽界も多様化されて、いい感じになるんじゃないかなと思った。
ファーストインプレッションとしてはとても好印象だ。