Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

喜多八@茂原 創業60年の超老舗!!僕は大好きです!!


至高の一杯!

喜多八は、前々から行ってみたいお店(宿題店)だった。このお店は、茂原のラーメンを語る上で欠かすことのできない老舗中の老舗。喜多八を食わずして茂原のラーメンを語ることなかれ!といったラーメン屋さんだ。

まず店の外観に驚愕。かなり年季の入った店構えだ。レトロという言葉では語れない風情がある。駅からはとても近いのだが、店を見つけるのはたいへんそう。僕はしっかり詳しい地図をプリントアウトして向かったので、なんてことなかったが、何の情報もなしに行くと、たいへんかと思う。また偶然見つけることもなかなかなさそうだ。

そして店内に入ってさらに驚愕。この雰囲気は「レトロマニア」の僕にはたまらない… ゾクゾクする。昭和中期にタイムスリップした錯覚に陥った(宮崎駿ワールドだという話もあった)。しかも、店内に入っても、店員さんらしき人はおらず、店の奥におばあさんがいるだけだった。もうただただ驚くだけだった。

メニューも驚愕。なんと中華そばと焼きそばの二種類のみ。しかも超安いのだ… チャーシューメンさえ存在しない。この立地、この時代で、二種類だけ、とは・・・ いやはや驚くばかりだ。

出てきたラーメンはもうまさに「昔ながらのラーメン!」だった。 なると,三角ののり,切り落としチャーシュー,ざくっと切ったネギ,メンマ、いんげん、と王道中の王道のトッピング。この豪華さで一杯たったの450円とは・・・ 全国のラーメン店が泣いてしまうような価格設定だ。スープは醤油ダレ+動物スープなのだが,これが予想以上に味わい深かった。醤油の味わいがうまくひきでていた。ほどよいしょっぱさと旨さが綺麗に重なり合っている。優しい味わいでいながら、シャープな切れ味。奥深い複雑な味わいだった。麺も意外にももっちりツルツルで。程よい柔らかさだった。この麺にも実際のところかなり驚いた。

しかし、なんといっても、スープが意外にもかなりのハイクオリティーだったのが一番の驚き(驚愕・感嘆)だったかも。。。ほどよい油分、ほどよいしょっぱさ、ほどよい旨味、なんともバランスのとれた絶妙な味わいのラーメンだった。あと、なんといっても、おばあちゃんの存在は絶対に欠かせない。一見無愛想なんだけど、話しかけるとしっかりとお話してくれる素敵なおばあちゃん。すっかり虜になってしまった。水は出てこない、ラーメンと一緒にお茶が運ばれてくる、なぜだかサイダーやジュスー(ジュース)はしっかり売っている、テーブルの上には胡椒だけが置いてある、などなど不思議な要素もいっぱい。

茂原にお立ち寄りの際は、是非喜多八にお寄り頂ければ、と思います。創業60年の匠の一杯。高齢のため、いつまで食べられるか分からないけれど、今ならまだしっかりと味わうことができます。本当の本当に今食べるべき一杯かと思われます。

喜多八
千葉県茂原市高師830-1
0475-22-2072
10:00-18:00頃
不定休

関連ブログ
日々雑感 「世界遺産系ラーメン」という表現はまさに!って感じです。
茂原 我が愛しのお店 茂原の達人のオススメの一杯なんだそうです。
千葉拉麺通信でも紹介されています。さすがラー通!

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