Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

「君が許すものが今後も続いていくものである」

What you allow is

what will continue.

-Unknown

***

君が許すものが、続くであろうもの。

君が許せるものだけが、今後もきっと続いていくもの。

許せるものや事柄だけが、これからも持続していくということ。

continue(自動詞)は、続く、継続する、存続する、進み続ける、途切れることなく続く…という意味。

これを逆に言えば、、、

君が許せないものや人は、続かずに失っていくだろう、と。

この言葉は、主に人のことを指しているように思える。

「過ちをおかした人を許せれば、その人との関係は続く」

「その人を許せなければ、その人との関係は終わる」。

許せれば、その関係は続くし、許せなければ、その関係は終わる

allowは、許す、認める、許可する、配慮する、割り当てる…という意味。

認め、許し、配慮し、割り当てる「もの」や「人」。

それだけが、途切れなく存立し続けるもの。

allowという能動的な行為によって、その関係は持続していく。

allowするには、寛容さが必要となる。

寛容さの度合いが強い人であればあるほど、友人も多い。

寛容さが欠如し人の過ちを許せない人は、孤立していく。

となれば、やはり人を許す人間でありたい。

人を恨まない人間でありたい。

でも、それだけじゃない。

みんながみんなを許し合える社会で生きたい。

みんながみんなを許し合えれば、みんなで永劫共に生きていける。

What you allow is what will continue.

でも、どうしても許せないことやどうしても認められないこともある。

その時は、やはり一度allowできないものを断ち切ることもまた勇気かな、と。

続くとか、続かないとかって、結局は結果論だし、

続くものがいいもので、続かないものが悪いものというわけでもない。

「続かなかった」という経験もまた、allowする力を養うための基盤になりそう。

不寛容な時代に、この言葉を学ぶ意味はそれなりにあるんじゃないかな、と。

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