大館から能代に向かう途中に、なにやら凄いラーメンがあるんだとか…
馬肉入りラーメンなんだとか…
秋田では最も有名なお店なんだとか…
しかも、創業昭和24年と、超老舗なんだとか…
そんなわけで、途中駅の二ツ井駅で下車。
二ツ井駅前の信号を直進して、
次の十字路を左に曲がると、そのお店はあった。
お店に着くと、びっくり仰天!(^^;
なんだなんだ。このお店の薄さ。細長い家だ。
しかも超年季が入ってる。
それなりにラーメンを食べてる僕だが、それでもかなり困惑しました。
そのお店こそ、秋田の超スーパー有名店の一つである『曙食堂』だ。
『伊藤』、『十八番』に並ぶほどた。
店内は、これまた殺伐とした感じで、スゴすぎます。
お店が暗く、人がたくさん入っています。
満員なのに、みんなほとんど会話がない。
音楽もラジオもない。シーンとしている。
長ーいカウンターが異様だ。妖しすぎます。
ちょっと震えました(^^;
定番の中華そばを注文!
僕の席のとなりのカップルらしき男女が会話をしている。
女『わー、美味しそうー』
男『すごいね。(運ばれてきた中華そばを見て)
でも、注文したの、チャーシューメンだよね』
女『…』
男『ま、いいか…』
女『わー、すごい。こんなラーメン食べたことない。食べたことのない味ー』
…なんて会話があった。静かな店内に男女声がちょっと響く。
僕は内心、『けっ、なにが「食べたことのない味」じゃ、
ラーメンを食べてねーだけだろーが』、と思った(汗)
が…( ̄□ ̄;)!! スープを飲んで、たまげてしまった。
『なんだなんだ?この味、食べたことのない味だー!』と思ってしまった…(●д●)
なんとも、煮干しスープに馬肉の煮汁を加えたスープらしいが、
味的には、まったりしたまろやかスープ。
鶏白湯っぽい気もするし、豚骨ラーメンっぽい気もする。
煮干しの風味も結構強くて、和風な感じも強い。
これ、かなりクセがあるなーと思いましたね。
きっとダメな人には絶対ダメでしょう。
獣特有のにおいというか風味が結構強いんです。
食べ手をかなり選びそうな超強力個性派の一杯です。
麺は細い縮れ麺。やわらか目かな。量もかなり多いです。
連食向きじゃないな…
馬肉チャーシューは、なんつーか、ビーフジャーキーみたいな味だった。
ビーフジャーキー入りラーメンみたいな感じだ。
ま、結構筋があって硬いですね。
いやー、すごい味世界でした。
唯一無二、天上天下唯我独尊の一杯でした。
まさにここでしか食べられない究極のラーメンと言えるだろう。
地元でも一目置かれているお店みたいです。