スイスの金融都市チューリッヒ。
そのチューリッヒからローカル線で25分くらいのところにある小さな町、
ヴェーデンスヴィル。
チューリッヒ湖畔にある美しくて素敵な町です。
このヴェーデンスヴィル駅すぐ近くにあるのが、
Suan Long
という中華料理店です!!
ラーメン店を含め、日本料理店はまだまだ都会にしかありません。
SUSHIはかなり広まってますが、日本料理店となると、大都会にしか、、、
ヴェーデンスヴィルみたいな小さな町にはまだまだありません。
でも、中華料理店(チャイニーズレストラン)は、小さな町にもあります。
ドイツのおじいちゃんとおばあちゃんのいるSoltauにも、中華料理店はありました。
面白いのは、「ラーメン」は、中華料理店でも提供されている、ということ。
海外の中華料理店のラーメンを食べ歩くのも、僕の大きな楽しみです。
こちらのお店は、かなりでっかいです。
そして、超人気店。。。
厨房にも、4人の料理人がいて、大忙しでした。
店内は、まさに「チャイニーズ文化」が炸裂していました。
…
さて、、、
ラーメンはあるのかな???、と思って、メニューを眺めますと、、、
ありました、ありました。
Nudelsuppe(ヌードルスープ)。
ほぼ20フラン超え(つまり、2200円超え!)
高い高い、、、(;´・ω・)
更に、フォーやトムヤンクンなんかもありますねー。
ここは、中華料理店ですが、アジアンキッチンみたいな感じ!?
東南アジアの料理もいっぱい用意されていました。
更に、焼きそばやU Dong(うどん)なんかもあります。
うどんって、スイスでは、U Dongって書くんだ、、、
面白い、、、
…
というわけで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、揚げ鴨肉入りのスープヌードル(25,50フラン)です。
実に、3000円くらいする高額なスープヌードル=ラーメンです。
ひゃー、高い高い、、、(;´・ω・)
見た目的には、まぁ、、、なんとも、、、
具は、チンゲン菜とでっかい鴨の唐揚げ(鴨パーコー)がドーンっと。
それに、ネギがふりかけられているくらいかな、、、
スープは、しっかりとした鶏系の清湯スープ。
油分は少ないものの、ちゃんと旨みがあって、なかなかです。
鴨肉から程よく油分や旨みも出ていて、それなりに食べ応えもあります。
zoom up!
言わずもがな、この鴨揚げがとにかく旨いです。
香ばしいし、お肉もジューシーで歯ごたえも抜群。
他店の鴨揚げよりも、脂身が少なくて、噛みごたえが実にあります。
チンゲン菜との相性も良くて、お肉とチンゲン菜とスープと麺の見事なコンビネーション。
変な日本的なラーメンを食べるより、ずっと食べ応えがありました。
これはこれで、「ホンモノのラーメン」ですからね。
日本のこだわりの「ラーメン」とは違いますが、これもこれでリアルなラーメン。
(っていうか、そもそもの湯面=拉面か、、、)
麺はこんな感じです。
これまた、麺もとっても良くて、いい印象だけが残りました。
ソフト麺みたいな食感で、ボソボソっとしていますが、滑らかさもあります。
うん、この麺は、本当にいい。
わりと太麺で、やや平打ち麺っぽくて、僕の好みの麺でありました。
量はほどよく一人前って感じで、適量でした。
でも、、、
まだまだ、いけます、、、苦笑
一品料理も確かな充実ぶり。
ここは、中華飯店。
どれを食べても美味しい…はず。
唐揚げみたいなのがあったので、、、
手羽先揚げ、ですかね。
これまた、絶妙の美味しさでした。
タレは甘酸っぱい感じのタレで、ご飯がすすみました。
こちらは、クリスピー鴨肉ライス。
これまでドイツ、その他のエリアで食べてきたものよりは、クリスピーが弱いかな?
でも、ご飯をわしわしと食べたくなる絶品鴨揚げでした。
ご飯は、日本米ではなく、ぱさっとした感じで、アジアンなライスでした。
それでも、ご飯はご飯。
やっぱり、安心するし、ほっとするし、いいなぁって思います。
(こういう感覚もまた、「日本のこころ、再発見」なんだろうなぁ…)
海外に出て、改めて気づく自国文化、というのもあるわけです。
そして、麻婆豆腐。
定番の鉄則メニューですよね。
まったりとしていて、とろとろっとした麻婆豆腐。
辛さはそれほどでもなく、、、
こちらも、ご飯にとってもよく合う味付けの麻婆豆腐でした。
若干、日本で食べる麻婆豆腐とは違うかな?!、と。
更に!!!!
低価格で、チャーハンと焼きそばが提供されていました。
海外だと、これが実は侮れないんです。
低価格で、一人前分以上のボリュームであることが多いので、、、
こちらも、そうでした。
ジャーン!!!
美味しそうなチャーハンでしょ!?
さすがに、これだけを注文するのは、憚りますが、、、
でも、これだけでも十分に満足できるボリュームです。
味付けはシンプルで、脂っぽさも皆無。
一品料理と一緒に食べるような仕上がりになっています。
そして、焼きそば。
野菜たっぷりの中国風焼きそば。
焼きそばは、ヨーロッパでも大人気。
カップ麺も普通にスーパーで売っているほど。
根強い人気に支えられた「焼きそば」。
ソースをぶっかける日本の焼きそばと違って、とてもシンプルな味わい。
こちらも、単品で食べる、というよりは、一品料理と共に、という感じ。
なので、油分も控えめだし、味付けも薄めになっています。
日本の焼きそばは、単品で食べることも多くて、かなりファットに仕上げているんですね。
いずれにしても、日本人にとても嬉しい「焼きそば」も提供されていました。
***
スイス、チューリッヒ湖畔の小さな町の小さな中華料理店。
ここにも、ラーメンはたしかにありました。
高額なラーメンではありますが、中国スタイルのラーメンが味わえました。
日本でも、中華料理店のラーメンは食べられますよね!?
あれに近いテイストでした。
日本のラーメンは、こっちだとかなり「異質」な感じがしますが、
中国のラーメンだと、日本で食べる味とほぼ同じ味わいになります。
きっと、それだけ、日本のラーメンは作るのが難しいのかなって思いました。
基本的には、「油の量」と「ダシの強さ」と「全体的なバランス」かな、と。
(しょっぱさに関しては、どっこいどっこいかな、、、)
この辺が、日本と中国の決定的な違い、かもしれません。
…
というわけで、スイスの中国風ラーメンレポ、でした♪
次のチューリッヒ空港内のヌードルスープレポで、今回は「完結」!!
あと一軒、レポしたら、また日本のラーメンに戻ります!!
あと少し、お付き合いくださいませ!!!