千葉中央の歓楽街で営業していた『らぁー麺恋屋』が閉店したというニュースが飛び出したが,立て続けに新たに麺家とみがオープンするという情報も入った。らぁー麺恋屋の豚骨ラーメンはもう一度食べたかった(涙)
麺家とみは、千葉ラーメン劇場にも入っているので知っている人も多いはず。背油を浮かせた尾道ラーメンを看板メニューにしているお店だ。千葉には成東店と東金店があるが、もともとは和歌山県のラーメン屋さんのようだ(情報はこちら)。このラーメン屋さんのコンセプトは、「一杯のらーめんに一杯の幸せを」、とのことだ。
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千葉拉麺通信の記事はこちら
さて、千葉店。オープン景気もあってか,昼下がりだというのに店内は満員だ。カウンターは四席のみで,テーブル席がメインの店内だった。そのせいもあってか若い女性客が多かった。(この地域はカウンターよりテーブル席の方がいいのだろう) ここのターゲットは、一般客に絞っているようだ。メニューもあらゆる客層・ニーズに合わせている感じだし、タバコもOKだ。千葉市内において、ラーメンフリークやラーメンリピーターではなく、一般客をターゲットにする場合、やはりテーブル席の方がいいのかもしれない。っていうか、テーブル席は必須かも。本当に美味しいオンリーワンのラーメンを出している頑固なお店はともかく、新規参入する場合、なんとなくだけど、テーブル席はかなり重要な役割を担っているように思われる。
さて、ラーメン。今回は「Aセット(尾道らぁめん+のっけごはん)」(オープン記念価格)を注文。のっけごはんとは、牛スジ丼以外のご飯もののサイドメニューのこと。僕は、ちゃーまよごはん(300円)をセレクト。本来なら、このAセットは790円(かな)
でてきたラーメンは、醤油ダレが強そうな背油入りラーメンだった。意図的か無配慮か分からないが、背油が細かくなっておらず、大きな背油の塊がいくつか浮いていた。(おそらく背油をしっかり潰していないせいだろう・・・)
スープはやはり醤油ダレの強い万人受けしそうなライトなラーメン。尾道でラーメンを食べたことはまだないが、大阪、守口にある「尾道ラーメン山長」で何度も尾道ラーメンを食べているkei的には、「これ、尾道ラーメン?」と言いたくなるような感じだった。まあ、尾道ラーメン風のラーメンと言われれば、そうだとは思うんだけど。
麺は結構よかった。麺は二種類あって、細麺と平打ち麺がある。ステレオタイプの僕は平打ち麺にしたが、結構もっちりとしていて重みのある麺だった。量も結構多めかな。この麺はなかなかだ。
チャーシューはかなり柔らか目のものが一枚、でーんとのっかっている。メンマはなんてことなし。のりはスープによく合っていたかな。
総評としては、なんていうか、「デパートのレストラン街にあるちょっと洗練されたラーメン屋さん」って感じのラーメンだったかな。フリークやコレクターの人が気合を入れていくようなラーメン屋さんじゃない。(でも、それがここではBESTの選択かも)
僕はこの界隈で飲み歩くことは決してしないけど、飲んだあとの〆のラーメンとしてはいいチョイスになるだろう。飲んだ後にここのラーメンを食べると、ホントに格別に美味しく感じるだろうな、と思った。近所に増田家があるが、こちらは背油醤油ラーメンなので、差異化も果たしている。
尾道らぁめん[屋台]
麺家とみ 麺酒場 千葉富士見店
千葉市中央区富士見2-17-8
043-202-7870
11:00-27:00(中休みはあると思う。今日は15時でのれんを下ろしていた)
日曜日は11:30-売り切れ御免