うちの研究室ではあまり取り上げてないGackt。。。でも、Gacktは大昔から好きなボーカリストだった。マリスミゼルに加入した当時、バクチクのあっちゃん似ってことで、かなり注目していたな~ で、また彼の声がまたヨーロッパっぽくて大好きだったのを覚えている。
ここ数年、なんだかよくわからない方向性だったので、あえて触れていなかったが、最近、ようやく原点回帰してくれているようで、再び気になり始めた。また、X japanのYOSHIKIらと一緒にバンドを組む、というビッグニュースもあって、再びガクト熱が燃えてきている~~♪
今回のマキシは、ジャケットからして、V系王道のスタイル+ガクトらしさが表現されている。ミゼラブル以降、なんだかお茶の間路線で、どことなく物足りなさを感じていたが、今作は、かつてのダークさや妖しさが全面に出ていて、気に入りました。
時代的に、歌謡界で勝負するのはリスキーすぎるかも。現在の歌謡界はどうもうまく回っていない気がしてならない。流行歌も生まれなくなったし。。。ポストモダン時代に入って、音楽の嗜好もかなり多様化されてきている。V系は、まさにそういうポストモダンの象徴なのだ。ガクトとしても、お茶の間路線でいくよりも、ワールドワイドにV系路線で行ったほうが得策と考えたのかもしれない。
ただし、ガクトはある意味、ずっと自分らしさにこだわってきたアーチストとも言えなくもない。河村隆一と比べても、ガクトは自分らしさを解体してはいなかった。いつでもかつてのガクトに戻れる状態で、お茶の間進出を行っていた。逆に河村は、完膚なきまでにかつてのRyuichiを解体してしまった。どちらがよかったのかは言えないけれど、ガクトは完全に自分のキャラを解体しはしなかった。
今回のマキシは三曲入り。どれも物悲しく、底抜けのバカ明るさは感じられない。やっぱりガクトはこういうダークで物悲しいメロディーが似合っている。そう思わせる何かがこのマキシにはあった!!