滋賀県には、ご当地ラーメンがないってずっと思っていました。
ですが、ちゃんと「湖国ブラック」なるご当地ラーメンがありました。
湖国ラーメンは二軒の有名店で食べましたが、すごくよかったです。
それ以外にも、素敵なラーメン店がいっぱい、でした。
滋賀県も今や、ラーメンの県になりつつあるんですね。
…
ですが、この滋賀県には、もう一つ、魅力的なご当地麺があったんです!
ラーメンじゃなくて、そうめんのご当地グルメ。
そのそうめんのご当地麺を求めてやってきたのが、
翼果楼-YOKARO-
というお店でした。
最後にレポした『號tetu』からそう遠くないところにあります。
3杯ラーメンを食べた後ですが、どうしても食べたくて、来ちゃいました。
こちらが、長浜名物が食べられる翼果楼であります。
ここで食べることのできる長浜名物のご当地麺は、
焼鯖そうめん
であります!!
みんな大好き、「焼きサバ」を使ったそうめん、ってことみたいです。
定義的には、
サバそうめんという食文化には、湖北の風習と冠婚葬祭が深く関わっています。その昔、五月見舞いと行って農繁期に実家から娘の嫁ぎ先に焼き鯖を届けるという風習があり、サバそうめんは、手軽に食べることのできる農繁期の定番だったのです。また長浜では曳山祭りの客人をもてなすハレの日のご馳走としても欠かせない一品でした。湖北のサバそうめんは心のこもった伝統料理なのです。郷土料理として受け継がれ、軟らかく煮た焼鯖とそうめんの相性は絶妙。
となっています。
なるほど、かなり古くから食べられている郷土料理っぽいです。
湖北の結婚式グルメ??(違うか、、、)
しかし、なぜ琵琶湖に鯖(サバ)が???
「その昔、「鯖街道」と呼ばれた日本海でとれた鯖を小浜からびわ湖西岸を通り京都へ運ぶ道があります。長浜へも鯖街道の支流が延び、敦賀・木之本の「北国街道」を通り、長浜へも鯖が運ばれました」、ということみたいですね。
なので、この滋賀には、サバを使った郷土料理が多いんだとか。
なるほど、、、
店頭に、こんな掲示が出ていました。
なんか、めっちゃ美味しそうなんですけど、、、💦
(でも、この時点で、本日3杯ラーメンを完食してまして、お腹はかなり…)
で、よーく見ると、、、
Yakisaba Somen
って書いてあります!!
これ、明らかに、インバウンド狙いじゃないっすか!!😂
このエリア一帯が、なんか、そういう観光スポットになっている感じで、、、
このお店も、実は『北國街道・黒壁八號館』に属しているお店でして、、、
おそらく、多くのインバウンド需要のある場所なんだろうと思います。
入口も凄いです、、、
この障子の扉をくぐって、中に入ると、、、
こんな感じになっています!!
もう、めっちゃ古民家風っていうか、、、
由緒ある、トラディショナルな家屋って感じです。
いいなぁ~~(n*´ω`*n)
ありましたありました。こちらが滋賀の名物、
焼鯖そうめん(990円)
です!!
焼鯖にも、そうめんにも、醤油にも「こだわり」がありそうです。
明治二年創業の老舗の【鍋庄商店】の醤油なんですね!
焼鯖寿司もすごく食べたいのですが、、、さすがに…💦
く~~~、、、、定食もの? 御膳料理もいろいろあります。
こっちも、すっごく食べたかったなぁ、、、
長浜の味として、赤こんにゃくの田楽、小あゆ煮、えび豆煮…
そして、琵琶湖産鮒寿司なんかもあります!
鮒(ふな)の寿司ですって、、、嗚呼、これも、、、😢
こういうのかな???
また、ぜんざいやアイスなんかもあったりします。
名物の焼鯖そうめん、テイクアウトもできるみたいです。
これ、お土産にもらったら、すごく嬉しいだろうなぁ、、、
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、
焼鯖そうめん
です!
す、す、すごい、、、
そうめんの存在感、半端ない、、、💦
別皿で「七味唐辛子」が添えられています。
こちらが、焼鯖そうめんの全貌です!!
まず、驚いたのが、「麺の盛り付け」です。
この美しい盛り付けに、僕はもう衝撃を受けました。
あの「とみ田」のつけ麺の「盛り方」も、こういうところから来てたのかも?って。
15年くらい前から、「つけ麺」の「盛り付け」がすごく綺麗になりました。
綺麗というか、「アート」というか。
その「原型」?「源流」?が、このそうめんの盛り付けに見て取れました。
とにかく、そうめんの盛り付けが美しく鮮やかで、衝撃でしたね。
zoom up!
そうめんは、「温かい」そうめんになっています。
そうめん=冷たい麺料理
っていう固定観念があって、少し怯えましたけど、、、
そして、そのそうめんを覆うように乗っているのが、
焼鯖
であります。
真っ黒くなっていて、「焼いた鯖」だとヴィジュアルで分かります。
黒く焼けた鯖がまた、食欲を強く喚起してくれます✨
そうめんはこんな感じです。
温かいそうめんを食べる、というだけでもレアな経験になるかも?!
そうめん自体は、僕らがよく知る「そうめん」の麺でしたが、、、
これって、もしかして、生麺、、、ではないよな???💦
なんか、すごく生麺っぽい感じがしました。
あと、麺が、通常の中華麺より短いんですね。
なので、食べやすい!というか、するする喉を通っていく感じがしました。
鍋庄商店の醤油とそうめんが合わさり、優しくも刺激的な味わいを感じます。
油分という油分はほとんどなくて、なんか不思議な「麺料理」って感じだったかな。
中華料理感は全然なくて、やはり「日本のローカルな郷土料理」っていうイメージ?!
汁なし麺とか、まぜそばとか、和え麺とかにも通じる感じですが、、、
それ以上に、「日本の郷土料理」っていう印象が強い感じでした。
そうめんだったからなのかな???💦
焼鯖はこんな感じです。
食べた感想としては、「缶詰の鯖缶」のような味わいでした。
焼いた鯖をじっくり煮込んだ感じ??
それを、しっかり漬け込んだ感じの焼鯖で、、、
そんなに「焼いた~!」っていう香りはなくて、「焼鯖煮込み」みたいな味わいでした。
この焼鯖とそうめんを合わせて食べるのが、焼鯖そうめんなのかな?!
シンプルだけど、なんか、じーんっとくる麺料理でした。
***
というわけで、、、
長浜名物の「焼鯖そうめん」で有名な【翼果楼】のレポでした。
最後の最後に、このご当地そうめんを食べれて、よかったです!!😂
まだまだ知らない「麺料理」って、い~~~っぱいあるんだろうな、、、
きっと、「麺料理」の断片しか知らないまま、この世を去っていくのかな?
それくらい、「麺」「ラーメン」「麺料理」の世界は深くて広いんです。
中国のラーメンもまだ食べてないし、平壌の冷麺も食べてないし、、、
日本にだって、まだまだ郷土料理系の麺料理ってあるだろうし、、、
…
とにもかくにも、滋賀県の長浜には「焼鯖そうめん」がありました!、と。
このそうめんの盛り付けは、今の先鋭的なラーメン店の盛り付けに通じますね。
「そうか、麺の盛り付けも、長い麺の歴史の中で、先人たちの知恵で考案されてきたんだな…」
って。
なので、このそうめん、ラーメン店主さんたちにこそ食べていただきたいですね。
色んな意味で、勉強になると思います°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
チーズケーキもありました。
そうめんを食べた後に、チーズケーキっていうのも、いいですね~。
店内はすごくレトロでした。
こんな電話もありました。
これは、アラフィフの僕でも使ったことがないぞ、、、💦
いったいいつの電話なんだろ???
お店の前はこんな感じです。
なんか、「小江戸」みたいな感じ??
あるいは、川越っぽい?!(苦笑)(電線があるから違うか…)
明治以前の日本の街並みがそのまま再現されているかのような、、、
でも、「黒壁スクエア」付近はこんな感じになっています。
商店街、みたいな??
色んなお店が立ち並んでいて、ワクワクします。
このストリートの中には、、、
長浜だからか、「長浜ラーメン」のお店もありました!!
これは、本気なのか、ユーモアなのか?!?!
九州の長浜ではなく、滋賀の長浜で食べる長浜ラーメン、、、
これも、お腹に余裕があったら、食べたかったなぁ、、、😢
嗚呼、ラーメンの道はどこまでも続く、、、
…
この焼き塩さば、食べてみたいなぁ~、、、
これも、焼鯖になるのかな?? 美味しそう、、、
焼鯖をラーメンに乗せても、きっと美味しいんだろうなぁ~。