フランクフルト市立図書館です。
色んな意味で、ここの図書館は、とても充実していて。。。
幸せな時間を過ごしました。
(実際は、頭が痛くなるほどに、脳みそをフル稼働させましたけど)
今は、ちょっとズレちゃってきているけど、、、
僕は、ずっと「ドイツ哲学」を好んで学んできたし、今も「哲学」がベースになっています。
思えば、自分は今、その本場「ドイツ哲学」の地にいるんだよなぁ、、、と。
カント、ヘーゲル、ニーチェ、ハイデッガー、ヤスパースetc...
図書館の中でも、「Philosophie」のコーナーに行くと、震えます。
しかも、ここはフランクフルト。
アドルノ全集もこの通り!
「アウシュヴィッツ以後の教育」に関する未翻訳の論文もありました。
フランクフルト学派ですからね。
フランクフルトが一番充実しているのは、当然といえば当然で。。。
教育学のコーナーも、じっくり見ました。
僕の永遠のHERO、ペスタロッチの本もいっぱいありました。
また、既に絶版になっているペスタロッチ関連の本もいっぱいありました。
この一冊が面白かった。
写真で見るペスタロッチの伝記もの。
貴重な絵や写真がいっぱい収められていました。
彼が生まれたチューリッヒの当時の様子。
今のチューリッヒとは全く違う世界がそこに描かれていました。
今より、はるかにはるかにのどかだったんだろうなぁ。。。
でも、彼は、現代にも通じる社会問題をこの地で見出しました。
だから、彼は「教育者」であり、また「社会改革家」でもありました。
彼の「社会批判」は、本当に鋭いものでした。
「緊急下の女性」の問題も、さかのぼれば、彼の問題提起にたどり着きます。
***
さて。
本題です。
そんなペスタロッチですが、、、
彼は、実は、、、
ヴィジュアル系
だったんです。
ペスタロッチは、カッコいい男でした。
それを証明するのが、こちらの写真です!
どうですか?!
このカッコいいヴィジュアル。
真っ黒な長いコートに、おしゃれなスカーフ。
そして、オールバックで、長髪。
かつての「櫻井敦司さん」を彷彿とさせます。
書いてある内容も素晴らしいのですが、
彼のヴィジュアルもまた素敵でした。
(身長は小さそうですけど、、、)
で、こちらが、老後のペスタロッチ。
晩年も、「長髪」を死守していたんですねー。
素敵です。
僕も、基本的に「長髪」が好きなんですけど、、、
なので、決めました。
僕は、(髪がある限り)できるだけ「髪は長めで!」、という精神を貫くぞ、と。
Sigurd Hebenstreitさんの本です。
この人のペスタロッチ論は、とても興味深かった。
赤ちゃんポスト論にも使える「学説」になっているように思いました。
それから、フレーベル!
フランクフルト市立図書館には、フレーベル関連の本も充実していました。
気になった本がありました。
僕も大好きな彼の格言(スローガン)がそのまま、タイトルになっていました。
その名も、
Kommt, lasst uns unsern Kindern leben!
です。
彼の最も有名な言葉ですよね。
自分の生き方の指標にもなっています。
「ガキで悪かったな! でも、俺はそうやって生きてるんだよ!」って。
そんなフレーベルですが、
「教育学の基盤としての理論と実践の統合」
を考えていたんですよね。
「学びの実践学」のテーマと重なり合っています。
つまり、
僕のテーマって、ドイツ的には、教育学のど真ん中にあるはずなんです、、、
でも、日本では「ニッチな研究」になっちゃう。
ま、いいんですけど、、、
でも、
改めて思いました。
「僕の研究は、やっぱりドイツ的な研究になっているんだな」、と。
それだけでも、励みになります…mm