京都三軒目です!
お目当てのお店は休業でダメで、
もう一つのお目当てのお店は移転してて、、、
「やれやれ」と思いながら、歩いていたら…
ふと、こんな看板が目に入ってきました。
ん?
ええ!?!?!
「中華そば なべやき」!?
なにこれ!?
沈んだ気持ちは一気にMAXへと・・・
(らんちばさんならこの気持ち、分かってくれますよね!?笑)
で、この看板の下を見ると、、、
ジャーン!!!!!
…
力餅食堂/前田商店
って書いてあります!!!
めっちゃそそられます!!!
まぁ、関東人なら、そんな反応でしょうね。
でも、、、
実は、こちらのお店、、、
関西の人なら、「あー、力餅かー」って思うような「有名店」なんですってね。
力餅食堂は、関西、特に大阪~京都になんと100もある一大チェーン店?なんですって。
し・か・も!!
チェーン店っていうとイマドキな感じがしますが、
そうではなく、それこそ戦前から受け継がれるお店なんです。
なんと、創業1889年!!
なので、wikipediaでも、「力餅食堂」の説明があるんです!!
メニューです。
「中華そば」、ありましたよー!!
一杯、なんと500円!
京都の老舗食堂で出される500円のラーメン、
ワクワクしますねー!!
ジャーン!
見るからに、「京風ノスタルジックラーメン」って感じがします。
胡椒も厨房からもって来てくれます。
なんか、シンプルだけど、すっごい存在感があるんですけど、、、(;'∀')
関東の人間からすると、「昔ながら」って感じがしないです。
いつもながら、「所変われば、味も変わる」、と思わされます。
スープの色は関西風?
もやし&九条ネギもまた僕らには斬新。
なるとやのりは入ってません。
京都の人にとっては、「昔ながらの中華そば」ってことになるんでしょうね。きっと。
zoom up!
ホント、美しいです。
ネギの緑色も素敵です。
で、
スープを飲むと、、、
関東の人間からすると、「ほへー!? これがこっちのノスラーか!?!」って感じで。
何とも言えない旨みが広がってきます。
関東の昔ながらの中華そばとは明らかに味が違います。
そこがすっごい面白かった。
甘みも結構あって、ふくよかさもあって、、、
とっても新鮮なノスタルジックラーメンになっていました。
醤油の味は強くなくて、その代わりに「ダシ感」が強く効いています。
あくまでも「印象」ですけれども、、、
麺はこんな感じです。
麺に関しては、関東のノスラーに近い感じがしましたが、
めっちゃ、やわやわでした。
このやわやわ感、尋常じゃないです。
なんか、おそうめんに近い食感?でした。
全体的には、、、
古き良き関西の昔のラーメン、という感じでしょうか。
***
しかし、最後にとんでもない話が…。
…
ラーメンを食べた後、お店のおばちゃんに、
「とっても美味しかったです。ダシには鰹とか煮干しとか入れているんですか?」
と尋ねると、、、
「あ、これ、●●●●っていう、業務用のラーメンなのよ~」、と。
え!?!?
さらに、
「お兄さん、●●●●、知らないの?」
「知りません」
「京都の昔の飲食店はね、みーんな、この●●●●を使ってたのよー(笑)」
って…
マジっすか!?
…
衝撃的過ぎて、倒れてしまいそうになりました。
そういえば、別のところである年配の人がこう言っていました。
「今はなんか、ラーメンラーメンって、こだわりのラーメン店がいっぱいあるけどさ、昔は、数軒、すごいお店があったけど、それ以外は、ほんと、何でもないラーメンしかなかったよ。こんな風に、濃厚だとか、豚骨だとか、鶏白湯だとかって、騒ぎ出したのは、それこそ10年、20年前じゃないかな!? 30年前って言ったら、味のうすっぺらい麺がよわよわのラーメンしかなかったよ!」
…
それって、これじゃん、みたいな…(;^ω^)
なんか、「京都ラーメンの真実」に触れた気がしました。
そうですよね…
京都といえば、京料理があるわけで、独自の食文化があるわけでして…
京都と言えば「ラーメン」、というのも、実はこの数十年の中で作られたものなんだな、と。
勉強になりました。
牛丼や天とじ丼も気になりますねー。
天とじ丼、気になるなぁ…(苦笑)
関西エリアに点在する「力餅食堂」。
今度は大阪エリアで、こちらのお店を回りたいなって思いました。
いやー、衝撃でした…。
***
というわけで、今回の京都は「日帰り」だったので、以上の三杯でおしまいです。
ありがとうございました。