郡山市内で、僕が最も行くべきお店はどこか。
どのお店を絶対に外してはいけないか。
この僕が一番行かなければいけないお店はどこか。
「知る人ぞ知る、隠れた名店」はどのお店か。
そんなことを考えながら、遠方のラーメンをめぐるのも楽しいんです。
…
商業的に大成功しているお店やラーメン雑誌等で大絶賛のお店を追いかけるなら、僕じゃなくていいんです。情報だっていくらでもありますしね。
そうでなくて、「マス層」が注目することはないけど、「ラーメンそれ自体として価値の高いラーメン」を提供するお店と「出会うこと」が、僕の使命なんだろう、と勝手に思っていて…。もう10年以上前から、「打倒!マスメディア」「目指せナイスミドルメディア!」と言ってきました。
で、探しに探して、、、
ご覧ください、この上の画像を。なんか「昭和の人情映画」に出てきそうなこの佇まい。
このお店こそ、郡山における「知る人ぞ知る名店」、
支那そば左馬
であります!
そうそう、こういうお店に出会いたくて、食べ歩きを続けているんだ…✨
もう、この佇まいに、僕は心底心が躍りました。(一つ前のオシャレなSAMURAIとは大違い…(;^ω^))
「昭和」「レトロ」「路地裏」「支那そば」…
もう僕の「必殺ワード」が全部揃ったようなお店です。
>このお店の詳しいブログ記事はこちら!
>食べログのこのレビューも是非!(同じ人が書いている!?)
>呑んだ後の〆に最高というこのブログ記事も!(gooブログ!)
もう、これを読んだら、行かないわけにはいきません。
こちらのお店の営業時間はちょっと変わっています。
月~金の11時30分~14時まで(昼の部)と、
月~土の20時~24時まで(夜の部)の二部制となっています。
夜の20時から営業スタートというのは、わりと地方ではよくあるタイプですね。
ちゃんと20時ジャストに入店しました✨
メニューはこんな感じです。
支那そばは、並で一杯750円。大だと850円で、小(!)だと600円。
それに加え、煮干そばがあり、こちらは並800円、大900円、小650円でした。
更に、味噌そばがありました。「味噌そば」という表記がいいですね~。
こちらも、並800円、大900円、小650円でした。
…
さて、どうしましょう…と思っていたのですが、実はここに気になるラーメンがあったんです。
それは、限定の「塩煮干そば」であります。
店主さんに恐る恐る「塩煮干そばはありますか?」と尋ねると、「あ、塩煮干は4月からなんです」とのご返答が…😨
「そうかそうか、4月からか。惜しかったなぁ…」って思った矢先、店主さんは続けて、「でも、準備はできているので、作れますよ!」と仰ってくれたのです!! 「え? いいんですか?」…
…
そんなやり取りの末、、、
ジャジャーン!!!
こちらが「支那そば左馬」の4月~の限定、
塩煮干そば
であります!!\(^o^)/
知る人ぞ知る郡山の名店の限定ラーメンをまさか食べられることになるとは…😢
やっぱりダメだと思っても、とりあえずは言ってみるものですね。
見た目的には、それほどド派手ではないですが、「オーラ(アウラ)」は確かに感じられました。「これは、ここでしか食べられない塩煮干ラーメンだぞ、、、」、って。
SAMURAIのようなスタイリッシュな華やかさとは異次元の「美しさ」、ラーメン本来の「圧倒的な存在感」がこのラーメンから感じられます。
あと、千葉から来たと話したら、こっそり「ワンタン」も入れてくださいました。ありがとうございます😊。(どうも、郡山は白河に近いこともあってか、ワンタンが自慢の街でもあるみたいですね)
zoom up!
スープは、一口飲んで、瞬時に思いました。
「こ、これは、呑んだ後の〆にむちゃくちゃ食べたい理想の味だ…」って。
酒を呑んだ後に、「最後に一杯行きましょーよ」って言って、ここでビシッとラーメンを食べて、家路へと…。
煮干の味はさほどきつくなく、でも、ほんのりしっかり「ダシ」を感じるスープになっていて、とっても優しい味わいでした。でも、優しいんだけど、旨みもしょっぱさも甘さもあって、なんか、骨髄に響くような味わいのスープでした。魚粉でただインパクトを狙っただけのスープじゃなくて、しっかりじんわりボディーブローのように効いてくるような塩煮干スープ…嗚呼…
まさに「骨がしびれるような夢ん中へ…」って歌いたくなるような感じでした(by THE SLUT BANKS / キワドイBABY)
そう、まさにこのラーメンを食べると、骨がしびれて、夢ん中に入り込んでいくかのような、、、そんなキワドイ最高の塩煮干スープになっていました。もう、このスープの中に沈み込んで、そのまま消えてしまいたい…、そんな気分になりました。
ただ、イマドキの流行りのラーメン(主に濃厚煮干&鶏白湯)しか食べてない人や、家系&二郎G系&ドロ系しか認めないような人には、おススメしないかな。違う世界のお味なので、、、(薄いだの、味がしないだの、しゃばいだのと言われてほしくもないから…。ホント、味は超優しめですんで…)
麺は、…細くて、やや縮れたソフトな麺でありました。
この麺もいいなぁ、、、。この麺も、「富多屋生麺」の麺なのかな??(未確認)
本当にいい麺で、これまた吸い込まれそうな気になりました。
そして、このワンタンがもう、格別過ぎました。
なんですか、このふわとろっとした至高のワンタンは、、、(;^ω^)
ワンタンって、こんなにもふわふわとろとろでしたっけ??、、、
ホント、心の底から、このワンタンに包まれながら、そのまま溶けてどこかに消えてしまいたくなりました(苦笑)。日常の現実世界でない、「仕事」のない世界へ…と(苦笑)
トドメはこれ!!!
店主さんが(食べている途中に)「この山椒を入れると、また味が変わりますよ」と言って、出して下さいました。
え? 塩煮干ラーメンに、山椒、、、ですか!?
山椒を入れると、味がより刺激的になって、ビリビリっとした感じになります。優しかった煮干しスープにキレが生まれて、骨の髄までしびれるほどでありました。
更に、トドメのトドメに、卓上の胡椒!! これを加えると、もう何と言えばよいのやら…
「スパイシー塩煮干山椒ラーメン」に大変身!!
もう、ここまで来ると、目の前は「In heaven」…
鮮やかさそのまま 裏切れたらいい…
***
というわけで、、、
郡山にて、「知る人ぞ知る名店」の「支那そば左馬」の実食レポをお届けいたしました!
このお店、絶対にまた来たいです。本当に惚れました。
でも、まだここのメインの「支那そば」も「煮干そば」も食べてないので、何とも言えません。次に来た時に、ここのお店の「真のレポ」ができることと思います。その日までは、、、
最後に、店主さんに「左馬」ってどういう意味なのですか?と尋ねたら、少し笑みを浮かべて、「調べてみてください。分かると思いますよ( ̄ー ̄)ニヤリ」と、一言…。いやぁぁぁ、、、この勿体ぶる感じがまたたまりません💦
で、調べてみると、、、
左駒は天童独持の飾り駒や根付け駒として人気を呼んでいます。それは、馬の字が逆に書いてあるところから「うま」の逆は「まう(舞)」であり、古来、舞はめでたい席で催されることから、縁起の良い招福の駒とされています。口が良く締まって、 入った金が散逸しないことから、また、左馬という字の下の部分が財布のきんちゃくの形をしており、富のシンボルとしての意味があります。このように、左馬は、昔から、福を招く、めでたい商売繁盛の守り駒としてよろこばれております。
なるほど…。「縁起の良い招福の駒」、「商売繁盛の守り駒」なんですね。
馬(うま)をひっくり返すと、「舞う」。舞のようなお店になりたい、という願いも込められていそうです。
そうか、…だから、僕もまた、このラーメンの中に入り込んで、消えてなくなりたいって思ったんだ…(本当に偶然ですが、そう思ったんです)
更に、限定の「煮干味噌そば」もありました。
嗚呼、これも是非食べたい、、、😢
いったいどんなラーメンなんだろう??(胃袋があと三つくらいあったら…)
更に、限定で「辛口味噌」なるものもありました。
ひゃ~、これもむっちゃくちゃ気になる、、、辛いラーメン大好き人間としては…
なんてこった、、、
お店の前に掲示されていた、この謎の絵は、、、
鬼とおじさんがいて、トラックが海に沈んでいる? 魚が飛び跳ねている?
トラックの荷台には「一番星」と書かれています。なんだこれは??
…と思っていたら、同僚のT大先生から「トラック野郎・一番星北へ帰る」というヒントとなる言葉を頂きました。「トラック野郎」は聞いたことがあるな…
ってことは、左の人は菅原文太さんで、右の人は、愛川欽也さん??!!
いいなぁ、ホントに…
是非、若い人にこそ、こういうお店に行ってもらいたいなぁって思います。
こういうお店で、ラーメンを啜って、そして「昭和」を感じてほしいですね。
令和の前に、平成があって、平成の前に昭和があって、、、
その昭和を肌で感じる素敵なお店ですから!!
郡山駅からも徒歩で行けます!
駅から徒歩で8分くらいかな?!