本日土曜日。土曜日でなんにもないOFF日は超久しぶり。かなり久しぶり。というわけで、朝からルンルン・・・ といきたいところだが、現在、大量のテスト答案が机の上に積まれていて、気が休まることはない。しかも、そのほとんどが筆記なので、今日の天気のようにクラウディーになる。。。 けれど、やっぱり土曜の休日。自転車で(!)ドライブがてらに、「サンマー麺」を食べに『金安軒』へ。
前から食べてみたかった金安軒のサンマー麺。というか、サンマー麺を食べてみたかった。サンマー麺を知っている人、食べた人はどれくらいいるのだろう? サンマー麺は、いわゆる秋刀魚味のラーメンではない。神奈川県で生まれた正真正銘のご当地ラーメンなのだ。
「サンマー」ってどういう意味なのだろう。金安軒の店主に尋ねたら、「サンマーって野菜っていう意味だよ。神奈川(横浜)ではそういうんだって。こっちだと、広東麺とかって言うよね」、と説明してくれた。
さらに調べてみると、「サンマー麺」は、「醤油スープ」で、「もやし」を中心とした野菜餡かけラーメンだ、ということが分かってきた。塩スープになると、「タンメン」になる。醤油味であることが、サンマー麺の大きな特徴だ。さらに、細い麺である、ということ。金安軒の麺も非常に細かった。そして、超アツアツ。野菜の餡が蓋代わりとなって、食べ終わるまでアツアツで食べることができる。
サンマーは、漢字では、「生馬」と書く、という説がある。意味は、「生々しい野菜が上に乗った・・・」という感じで、サンマー麺(生馬麺)とは、「野菜が上に乗った麺」という訳になりそうだ。また、他の説だと、古代中国語でもやしを「サンム」と呼んでいて、そこから「サンマー麺」が出てきた、とされている。あるいは、「三碼麺」(三つの具の麺)という説もあるそうだ。(参考)
さて、金安軒のサンマー麺。お値段は、一杯650円。もちろんここの麺は「自家製麺」だ。なんといっても、「手打ちラーメン金安軒」というくらいだから。注文してから、様々な野菜を炒めて、スープを入れて、片栗粉でトロトロにして、それを麺の上にぶっかける。荒々しい男っぽいラーメンだ。
ボリュームはすごい。かなり量は多めにみえる。が、野菜が多いので、量の割にはそれほど苦しくはならない。麺は、予想通り、「細い麺」。これが、野菜入りあっさり醤油スープにとてもよく合う。ここの麺は自家製麺とあって上質。麺の量は控えめ(ちょうどよい塩梅)だった。あとやはり地元の中華屋さんとあってか、柔らか目の麺だった。
金安軒は、千葉の老舗ラーメン店の一つ。出前も行っているので、調理場は結構バタバタしている。固定客も結構多い。メニューはかなり多くて、すべて食べるとなるとすごい回数通わないと無理。夏は、冷やし中華、冷やし坦々麺も提供している。今度はカレー拉麺を食べてみたい。
金安軒
千葉県千葉市若葉区桜木町330-35
043-232-3439
前回の記事はこちら(つけ麺、ロースーやきそば)
前々回の記事はこちら(金安拉麺)