5代目ドイツ語倶楽部(旧愛好会)も、遂に終幕の日を迎えることになりました。
今年度の学生たちもホント素敵でした。毎年カラーが違うんだけど、今年はとにかく「はちゃめちゃ」でした。統一感一切なし。ばらんばらんのメンバーでした。が、程良い距離の人間関係で、「これぞ、大学らしい人間関係!」という感じでした。
ベタベタしない。あれこれ干渉しない。程良い距離で、近からず遠からずの関係。けど、大人の関係ほどにそっけなくもない。…これぞ、大学生の人間関係♪ そういう関係が築けているのが、素敵でした。
けれど、先生との距離がとても近いのも、この倶楽部の大きな特徴。僕は、この倶楽部に力をとても入れているし、ドイツ語、ドイツ文化、ドイツ教育学、ドイツ児童福祉etc... 自分のバックボーンを少人数の学生たちにみっちりと教えているくらいだから。ただの倶楽部じゃない。自主盤倶楽部だな(苦笑)←これ、分かる人は相当ヴィジュアル系通♪
インディペンデントな学びこそが、大学生の学び。僕はそう確信しています。学びというのは、何も座学に留まらない。ありとあらゆる場所で僕らは学ぶことができる。この倶楽部の学びの場であり、食べる場であるのが、こちらのバーデンバーデン。もう、8年のお付き合いです。 ここで学生たちが学ぶことは多い。ただの飲食店じゃない。ドイツ、ドイツ語を愛する河合ご夫妻と対話する場所。
これまで、いったい何人の学生と何度来ただろう。何度通っても、心の奥底から楽しめて、満足できる隠れ家。僕らのアジトです。ドイツ語倶楽部=バーデンバーデンと言っても過言ではないんです。
さて、2011年度ドイツ語倶楽部のみんなで堪能したお料理がこちら!
ドイツの朝食。バーデンバーデンの大人気料理です。これを食べずにバーデンバーデンは語れません。ここオリジナルのドイツ風オムレツです!
そして、バーデンバーデンでも人気が高いソーセージ。ドイツといえばソーセージ。本場ドイツのソーセージを彷彿とさせるソーセージですね。これを食べると、無性にドイツに行きたくなります☆
こちらは、なんていう名前でしょう? 玉ねぎとレバーのお料理です。この玉ねぎがめちゃめちゃ旨いんです。これまでこれ食べたことあったかなー。心底、惚れる味でした。レバーも、柔らかくて、臭みがなくて、食べやすいです!!
バーデンバーデン特製のパエリアですね。河合さんの自慢料理の一つです。貝がいっぱい入っていて、独特な味わいを楽しめます。欧州各国の料理を極めた河合さんならではの力強いパエリアです!
ドイツ料理と言えば? 通の人なら、ケーゼシュペッツレと言うでしょう。南ドイツの郷土料理であり、ドイツのパスタと言われる麺料理ですね。バーデンバーデンでしか食べられない独特のケーゼシュペッツレです。僕は、これが死ぬほど大好きです!
こちらは、魚のムニエル?だったかな。ハーブの強い匂いがとても心地よいです。
で、ジャガイモを使ったグラタンです。こちらは和製欧風料理とでもいいましょうか。日本人の口にぴったりと合う絶品グラタンです。いやー、グラタンっていうのは、どうしてこんなに美味しいんでしょうかね。これを食べると、僕の味のふるさとである「レストランブル」を思いださずにはいられません。
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と、バーデンバーデンの料理をたっぷりと堪能させていただきました。
僕とドイツ語倶楽部が続くかぎり、このお店を愛し続けたいと思います。なんていうんだろう。料理というよりは、河合さんの世界に入り込んで、色んな刺激を受ける、というのが一番のねらいかな、とも思います。
こういうお店って、若者たちは行かないですからね。千葉でも珍しいタイプのお店ですし、連れて行かれない限り、まず入らないお店かな、とも思いますしね。
だから、ここに来るのだって、一つの勉強だと思うんです。僕の持論だと、人生を楽しむというのは、色んな料理を味わうことです。世界には色んな料理があり、そこに無数のドラマがあります。飲食店もまた、人生ですからね。資本主義と利益至上主義に蝕まれたお店ばかりがはびこるこの国、日本。その中で、そういう主義・思想とは無縁のお店を知ることもまた、学びだと心底思うんです。
ラーメン店にも通じますが、利益至上主義→資本主義に蝕まれたお店を、僕は否定します。食べ物ですからね。顔の見えるお店、店主さんのお人柄に触れられるお店、そういうお店が最高のお店なんです。僕は、きっと死ぬまでそう思い続けていくと思います。僕らの精神生活をも蝕む資本主義精神。これをぶっ壊したいという衝動は、今も変わらずこの胸の中にあります。
バーデンバーデンは、紛れもなく、そういう主義・思想を超えたところにあるお店だとかたく信じています。だから、大好きだし、もっともっと愛したいんです。
来年度もまた、きっとお世話になります! もっともっと多くの人にバーデンバーデンの魅力を伝えたいんです。そして、若い学生たちの世界を広げたいんです。☆