Tchaikovsky: Symphonies Nos.1&6 London Philharmonic Orchestraこのアイテムの詳細を見る |
とまぁ、数ヶ月前に購入したのが、このチャイコフスキーの交響曲集ですが、こちらもロシアの新進気鋭の若手指揮者、ウラディミール・ユロフスキー指揮のロンドンフィルによるCDでございます。チャイコフスキーと言えば、やはりこのCDにも収録されている交響曲第6番『悲愴』が有名ですが、個人的にはこの第1番『冬の日の幻想』、第2番『小ロシア』、第3番『ポーランド』などもチャコらしい曲ですので、是非聴いてもらいたい作品としてオススメいたします。にしても『悲愴』も、やはり名曲だけあって改めて聴き直すと演歌的というか切ない慕情がにじみ出てくる作品ですなぁー。
今回のCDはライブ録音ですが、ロンドンフィルということもあってそれほどロシアロシアしていないある意味潔い演奏となっております。まだ若手筆頭株のユロフスキーかもしれませんが、今後のリリースに期待できる一枚として購入しても間違いありませーん!☆☆☆☆の高評価差し上げておきましょう!
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爆裂気鋭! 若き名手ユロフスキによる切れ味鋭いチャイコフスキー・チクルス堂々開始。
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、新時代に向けて羽ばたきの時来たる!
CD2枚組=1枚価格
2007年にロンドン・フィルハーモニーの首席指揮者として就任した若きロシアの俊英、ウラディーミル・ユロフスキー。(父ミハイルも名指揮者として知られますが、実は弟も指揮者。着々と才能を伸ばしつつあり、こちらも注目されています)。すでにLPOとはいくつかの録音があり、その迸る才能の片鱗を見せつけてはいたのですが、今作から始まるチャイコフスキーの交響曲全集録音で、いよいよ、その恐るべき真価を世に問うことになるでしょう。
さて満を持して登場、この第1集は『悲愴』と『冬の日の幻想』というカップリングです。「食わず嫌いをしないでください」といわんばかりのこの2曲の組合せにも並々ならぬ意欲が感じられるではありませんか。あまり聴く機会のない第1番ですが、彼の演奏でとりこになる人も多いのでは。まず第1番の冒頭、フルートとファゴットの印象的なメロディを聴いただけで、この演奏に引き込まれてしまうこと間違いありません。曲全体に漲る高揚感、ライヴとは思えないほどの完成度の高さ、そしてスタイリッシュな解釈には舌を巻く他ありません。そして民謡から想を得た終楽章、いかにもチャイコフスキーらしい音楽なのですが、これがまた最高にカッコイイのです。第6番『悲愴』に関しては何も申し上げることはございません。陰鬱な美しさに覆われた世界にどっぷりはまってみてください。
【収録曲】
CD1
チャイコフスキー:
・交響曲第1番ト短調 Op.13『冬の日の幻想』
第1楽章 「冬の旅の幻想」
第2楽章 「陰気な土地、霧の土地」
第3楽章 スケルツォ
第4楽章 フィナーレ
CD2
・交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』
第1楽章 アダージョ-アレグロ・ノン・トロッポ
第2楽章 アレグロ・コン・グラツィア
第3楽章 アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ
第4楽章 フィナーレ、アダージョ・ラメントーソ
【演奏】
ウラディーミル・ユロフスキー(指揮) ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団