まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

1991年のパチンコ店内の様子

2013-06-01 13:36:39 | 思い出のパチンコ店

1991年(平成3年)のとあるパチンコ店内の様子を捉えた、懐かしのワンショット…

 

老若男女がハンドルをグッと握り、盤面を見つめる姿は今も昔も変わらない。しかし、この時代のパチ屋には、洗練された現在のホールにはない「風情」があったように思う。開店時や定刻に流れる「軍艦マーチ」も懐かしい。

頭上に刺さった「スタート札」も、今ではあまり見られなくなったが、この当時はどこの店でも見かけた日常アイテムであった。旧型の呼び出しランプも、どこか「郷愁」を誘う。台間の玉貸機に100円を入れて、玉の入った筒をジャラッと押し上げる動作も、今やすっかり見かけなくなった。

平成3年といえば、ちょうど旧要件機から新要件機に移行する「過渡期」である。おまけチャッカー付きのデジパチや一発台に「NO」の烙印が押され、新たに登場したデジパチは一律2300個という画一的な出玉となった。

ハネモノでは、低投資で遊べる旧来型から一転して、ニューモンロー(西陣)やニュートキオ(平和)、サンダードラゴンGP(三共)などの大量獲得タイプが幅を利かせるようになった。

また、一発台に変わる存在として、アメリカンドリームP1&P2(豊丸)やアニバーサリー1&2(大一)などの一般電役や、ダブルエース(ニューギン)やタイムショックI(三共)などの権利物が人気を博した。勿論、連チャン一般電役のフルーツパンチ(大一)も、忘れてはなるまい。

 

ちなみに、冒頭の画像に映っている台だが、機種名を正確に把握するには、やや画像が小さい。ただ、下皿の配色や、盤面ランプの位置や特徴など勘案すると、左側のシマが「ファンキーセブン」(西陣)、右のシマが「パラダイス1」(奥村)ではないかと思われる。

ファンキーセブンは10ラウンドのおまけチャッカー機、パラダイス1は16ラウンドの新要件機。まさに、新旧の機種が入り混じった平成3年を象徴するようなシマ構成である。恐らく、裏のパチスロシマには、当時連チャンで大人気となった「コンチネンタルI」辺りがズラッと並んでいるのではないか(未確認)。

 


ファンキーセブン(西陣、旧要件デジパチ、1989年登場、10ラウンド機)
・賞球:7&13、大当り確率:1/235、出玉:2000~3500個(おまけチャッカーの調整次第)
・解析上はノーマル機だが、経験的に数珠連する印象アリ。初めて「パンク」(ゼロパン、@早稲田「三光堂」)を体験した台なので、思い入れも深い。

 


パラダイスI(奥村、新要件デジパチ、1991年登場、16ラウンド機)
・賞球7&15、大当り確率:1/225、出玉:約2300個
・右出目を見て、連続回しと単発回しを使い分ける「ラッキーナンバー狙い」アリ(体感器ネタも存在)。
・当初はノーマル機の触れ込みだったが、実は保1連チャン機と判明。また、連チャン後は出目に異常な「偏り」が発生し、同一出目(ハズレ目)が数回転おきに現れる※「怪現象」が起きる。その為、大当り確率は実質的に悪化するが、保4を点灯させない事である程度対応できた。

※連続回転中、保4に対応する乱数(出目)が、数回転後に同じ出目で「復活」するという現象。一方、大当り出目の復活はないので、実質的な大当り確率は低くなる。これを防ぐには、連チャン後の連続回しで保4を点灯させなければ良い。