1996年（平成8年）に平和から登場した新要件デジパチ「美女大集合2」
・「ミス・ユニバース」的な美女コンテストをモチーフにした、カラー液晶デジパチ。
・当時流行りの時短機（「お助け連チャン機」とも呼ばれた）だが、そのシステムが一風変わっていた。
・日本、北・南米、韓国、中国、インド、ヨーロッパ各国など、世界15か国代表の美女が図柄に。
⇒中国のチャイナドレス、韓国のチマチョゴリ、ハワイのフラダンス、ブラジルのサンバ、スペインのフラメンコなど、民族色豊かなコスチュームが特色。
・全く同じ液晶画面を使った、姉妹機「ユニバース」（ノーマル機）も存在した。
「ユニバース」（平和、1996年登場）
大当り確率…1/212、出玉2300個のノーマルデジパチ。リーチアクションは本機と同じ。
（基本スペックなど）
★賞球…7＆15
★大当り確率…1/239.5
★出玉…2300個（16R継続）
★デジタル停止順…左⇒右⇒中
★大当り図柄…「1～15」の各3つ揃い（世界各国の美女が、図柄に対応）
★時短機能搭載…全大当り後に時短突入（突入率100％）。時短は、「2」「4」「6」のリーチが外れるまで継続する（変則的な時短）。
★保4点灯時は、強力なデジタルの時間短縮機能が作動、回転効率に貢献した。
★当時の実戦店…新宿・東南口「メトロ」、代々木「大王」、成瀬「パーラーユーガ」など
※成瀬「ユーガ」での実戦時期は2002年と遅い。ここは、長らく本機を設置していた店だ。
（当時、本機の他にも、マジカルランプ、セクシーショット、フィーバー兄貴、フィーバーギンガ、フィーバーカジノ、フィーバーダンス、フィーバー電車でGO、サンダースケルトン、パチンピック、ミリオンスロット、レモン牌、めちゃいけナース、ファインプレーなど、現金機を多く設置していた。一方、スロのラインナップは、コブラ2、ナースファンタジー、エニイセブンA、フローズンナイツ、しむけんGなど。）
※参考…JR横浜線・成瀬駅前パチンコ店マップ（2002年）
A：パーラーユーガ、B：ジャンジャンPART2、C：クリーンナルセ、D：ジャンジャン
（ゲーム性）
本機は、大当り図柄に関係なく、大当り終了後は必ず「時短モード」に突入する仕組みだ。
メインアタッカー下には、平和お馴染みの「ミニアタッカー」がある。ヘソ下両脇にある「GO」チャッカー通過で、ヘソ下の7セグ（1ケタ）が始動。「7」が出るとミニデジ当選で、時短中はミニアタッカーが3秒（2カウント）開放となり、出玉を減らさず次の大当りが期待できる。
但し、時短中に掛かった「2」「4」「6」のリーチが外れた瞬間、時短は終了となる。「2、4、6で大当りするまで」ではなく、上記図柄のリーチが外れる事が時短の終了条件。非常に変則的な時短デジパチといえた。
その為、時短が延々ループしてドル箱を積みあげたり、大当り後の1回転目であっけなく時短終了したりと、打ち手の「ヒキ」次第で出玉が大きくバラつく特徴があった。
※時短時の平均回転数…約75回
※時短連チャン率…26.9％
本機のリーチアクションは、（1）ノーマルリーチ、（2）シルエットリーチ、（3）スポットライトリーチ、（4）エスコートリーチの4種類だ（ノーマル1種、スーパー3種）。
スーパー発展時は、（1）⇒（2）⇒（3）⇒（4）と、順々にステップアップしていく。最終の「エスコート」まで伸びれば、かなり期待できる。
・ノーマル…左右テンパイ後、中デジタルの女性の背後に円形のライトが当たり、中デジが淡々とスロー回転する。期待度は低いが、たまに当る事もある。
・シルエット…ノーマルの途中で、背景の舞台に赤い幕が下りて来て、中デジの女性がシルエット姿で次々と浮き上がる。一応スーパーリーチだが、よくハズれる。
・スポットライト…シルエットから発展。ドラムロール音が鳴り響き、中デジの女性にまばゆいスポットライトが当たる。コチラも、派手な割にはハズレが多い。
・エスコート…スポットライトから発展。スーパーの最終型。画面手前中央に、青いスーツを着た中年男性が現れて、中デジの女性に手を差し伸べる。もっとも信頼度の高いアクション。
（シルエットリーチに発展した瞬間）
（高信頼度のエスコートリーチ）
通常時、右デジに「スベリ」が発生すると「リーチ確定」となり、通常停止時よりも期待度アップ。特に、スベリ発生からスポットライトリーチに発展すると、超高確率（ほぼ鉄板）で大当りする。
なお、時短中はスベリ発生せず、左右テンパイでもリーチにならない（ビタ止まり）事がある。
リーチ時、中デジは通常停止する他に、停止直前で「スロー回転」に切り替わる事がある。この場合、スローになってから「3コマ」目に必ず停止するので、大当り判別が可能。
また、時短中の面白い特徴として、時短中に掛かった「2」「4」「6」のリーチは、必ずエスコートリーチまで発展するようになっていた。もちろん、あっさり外れて「時短終了」のケースも多いが、打ち手を最後までジリジリさせる演出だった。
一方、時短中に「2」「4」「6」以外のリーチが掛かった場合、エスコートまで行けば必ず大当りする、というアツい特徴も持ち合わせていた。通常時には外れる事のあるエスコートでも、時短中に掛かったこのケースでは、安心してデジタルの行方を眺める事が出来たのだ。
（日テレ・土曜深夜バラエティ「DAISUKI」パチンコ対決に登場）
1997年（平成9年）7月5日放映、「DAISUKI」（日本テレビ）
レギュラー：中山秀征、松本明子、飯島直子
ゲスト：羽野晶紀
ロケ地：パーラーミナミ（江東区門前仲町）
対戦機種：
・フィーバーアラビアンDX（SANKYO）
・マジカルチェイサー3（まさむら）
・美女大集合2（平和）
★追記（2014．9．2）MAXハゲさん
コメント有難うございます。柿生に美女大集合ありましたか、灯台下暗しでした。
あの店（「柿生会館」）は、確か2003年辺りまで営業していましたが、その後「DIVAS（ディーバス）柿生」へと変わり、現在も同じ場所で営業しているようです。
「柿生会館」末期（2002年頃）、現金機のギンパラとか、ビッグシューターやファインプレー（共に2000年以降のリメイク版ですが…）なんかを、チビチビ打った記憶があります。90年代末には「玉ちゃんファイト」なんかも打ってました。DIVASになってからは…よく判りません（汗）。
（追記、ここまで）