Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

今年も無事に終えました

2012-12-29 16:13:30 | 素敵な現場
こんにちは。大阪のkyokoです。

先日、今年最後のシニアアートセラピーを終えました。

大阪で開催している4施設を無事に終えられてホッとしています。


さて、今回は4施設でのいろいろな出来事や様子を少しずつご紹介したいと思います。


まず最初にK施設。

こちらは毎月約20名程のシニアの方が参加されます。

ファシリテーター、サポーター、職員の方々を含めると30名近くになるでしょうか。

かなりの大所帯で賑やかです。

そこに、何組かのご家族の方が見にいらっしゃいます。

見にいらした方は必ずと言っていいほど一緒に楽しまれますよ!

例えば、T様には旦那様とお嫁様が見にいらっしゃいました。

旦那様は発声や歌の時にはどなたよりも大きな声を出しておられ、

部屋中にその美声が響き渡ると、周りからもワッと笑いが起こりました。

お嫁様は様々な素材を使って表現していくプロセスを一緒に楽しんでおられ、

作品が仕上がった時には「こんなふうになるんですね。」と驚かれ、

T様と共に無邪気に喜ばれています。

また、K様には奥様がいらっしゃいました。

K様と奥様がニッコリと笑い合って、お話されたり表現されたりするお姿を見ると、

私たちもあたたかい気持ちになります。

こうしてアートを通して、ご家族の方も一緒に過ごされ、

交流が生まれることは嬉しいことだなと感じています。


次にR施設。

こちらは少人数で行っています。

もう何年も続けておられる方が多く、家庭的な雰囲気です。

また個性的な表現をなさるので、私たちも毎回驚かされます。

「こうしたいわ!」と言われる事を一緒に考えて進めていきますので、

作品が仕上がった時は達成感に満たされた表情をなさっているなと感じます。


こちらの職員の方とお話していると、

「ご家族の方はこういう場に来て楽しんでもらいたいという要望が多いんですよ。」

とのこと。新しい方もお顔を出して下さったら嬉しいなと思っています。


そしてS施設。

準備をしていると、初めてお見かけする職員の方が近寄ってこられたのでご挨拶。

アートセラピーについてお話しをしました。すると、

「素敵なことですね。

こんなふうに皆さんに楽しみを与えていってくださいね!」と言われました。

アートを通して何をしていくのか。。。改めてきっかけを頂いたなと感じました。


こちらも何年も続けておられる方が多いのですが、

職員の方々のお声掛けもあり、少しずつ新しい方も参加されています。

先月に引き続き2回目のご参加のS様。

「派手でしょう!」と言われながらも自ら持ち上げて皆さんにご披露!!

満面の笑みでしたよ。

お隣の初めてご参加の方は「苦手だわ。」と言われていました。

  

まずはここに来たら楽しい!と感じていただけたらなと思います。


最後にT施設。



こちらで始めてから1年と少しが経ちました。

「こんにちは!」とお声掛けすると、

「お久しぶりでございます。お元気でしたか?」と毎回挨拶してくださる方、

ニッコリ微笑まれる方、

素材をご覧になると「綺麗なのがあるね。」「楽しそうね。」とおっしゃる方、

「今日は何をするの?」と聞かれて着席なさる方、

また、準備をしている時、片付けている時にも自然にすっと手が伸びてきて

手伝ってくださる方、

「ありがとう。ご苦労さんやね。」とお声掛けくださる方

などなど。。。

こちらに初めて伺った時から感じているあたたかい雰囲気がいつもあり、

ほっこりした気持ちになります。

皆さんもこの時間、表現することを楽しみにしてくださっているようで嬉しいです。


今回はいろいろと書き、まとまりのない話しになったような気がしますが。。。

改めて今年無事に過ごせたこと、みなさんと豊かな時間を過ごせたこと、

仲間と共に場を創り出せたことに感謝しています。


来年もよろしくお願いいたします。よいお年をお迎え下さい!!

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