早いもので12月も半ば、今年があと半月で終わろうとしています。
こんにちは、シニア担当Shikibuです。
今月の高齢者介護施設におけるアートセラピー、テーマは「あったか彩りクリスマス」
寒いこの季節でも色や素材で温かさを感じて頂けるように毛糸やフェルトなどの素材を用いて
生命や幸福がいつまでも続くように」という願いが込められているリースを作りました。
仲間たちが様々なグッズを持ち寄ってくれてテーブルの設えもクリスマス仕様。
このところいつもご参加くださるA様。
モチーフ盛り盛り、賑やかなリースをお作りになられていたので作品のお好きなところなど
お伺いしたところ「この2つは娘へのプレゼントなの」とのこと。
「それではA様へのプレゼントはこのリースの中にありますか?」とお伺いしたところ
「じゃあこれを私用に付けるわ」とモチーフを手に取りリースに付けられました。
これで完成かな、と思ったところ、A様が遠慮気味に
「もう一つ作っても良いかしら・・・」とのこと。
お嬢様方、そしてご自身へのモチーフを付けたリースを創ったら、旦那様への
リースも作りたくなられたのだそう。
お嬢様も旦那様もその場にはいらっしゃらなかったけれど、大切な方々を想って
お作りになられたリースは特別なものになったのではないかな・・・と思います。
そしてこの一連の流れに欠かせないのがセラピストの存在。
ご参加者のお気持ちに寄り添い、クリスマスの想い出をお伺いし、お好きな
モチーフを一緒に探してさりげなく制作のサポート。
A様にもお部屋に入られた時から最後ご退室される時までセラピストが寄り添って
いました。
アートセラピーで素材の持つ力が大きい事は確かですが、セラピストの関わりが無くては
なりません。
この方のお好きな色は、モチーフは何だろう、どんな想い出がおありかしら、その方への
興味関心、そしてその方が自分らしくいられる心地よい時間、空間を創り出すという気持ち
を持った素敵なセラピスト達がいつも場を一緒に創ってくれています。
場を創るという意識は勉強、そして経験両方あって初めて実現できるものかなと実感しています。
アートセラピーの勉強されている方はぜひ実践も体験してみませんか?
一緒に場を創る仲間が増えてくれたらいいなと願っています
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