Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

花の冠

2014-06-27 10:31:50 | 素敵な現場
こんにちは。札幌のjunkoです。
6月の現場の様子をお伝えします。

東京は紫陽花が美しいですね!
札幌は基本的には梅雨はありませんが、
今年は蝦夷梅雨と呼ぶしとしとと雨の降る日が多かった気がします。

今回はワークの日が夏至の日でした。

夏至の日は世界各地で夏の訪れをお祝いする
「夏至祭」というお祭りがあるそうです。

特に日照時間の短い北欧では夏至祭は盛大で、
この日に女性たちは花や葉の冠を作りかぶります。

この花の冠を作るプロセスを皆さまと楽しみました。

まずは、素材集め。
現実では女性たちは森などに花や葉を摘みにでかけます。



テーブルの上に紙で作った未完成のお花をたくさんご用意しておきました。
今日はテーブルの上でお花摘みです。

お好きな色・形のお花をひとつ手にとります。
親指の腹を使い、4つある花びらを1枚ずつゆっくりと開いていくとお花が咲いていきます。
これは指先のウォーミングアップを兼ねています。

今回は皆さまウォーミングアップからとても集中されていました。
余談としてこんなお話をしました。
「北欧にこんな恋占いがあります。
シングルの女性は7種類の花を摘み、それを枕の下にしのばせて眠ると夢の中 に未来の伴侶が現れる。
ただ、その花を積んでいる間は一切しゃべってはいけないという言い伝えがあるそうです。
気になる方はおくちにチャックをお願いします。」

お伝えすると、わっと笑いがおこり
「私には(伴侶が現れる)資格がある」「私もある」「私はずーっと資格がある」と
お隣同士で楽しそうにお話されていました。

メインワークは冠の土台に先ほどのお花や葉を飾っていきました。
いつもワークではサイレントタイム(とても集中するひと時)があるのですが、
今回は職員の方が「集中していますね!」と声を発するほど皆さま集中されていました。

そんな力作の花の冠に、皆さまどの方の冠をご覧になっても
「わぁ」という第一声が聞こえてきました。

最後に「言い伝えでは夏至の日に、花や葉で冠を作ると1年間の健康が約束されると言われているそうです。」
とお伝えすると、皆さまにっこりと微笑まれていたのがこの日一番印象的でした。





皆さまと楽しんだ夏至の日。
翌日から札幌は良いお天気が続いています。



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