みなさん、こんにちは。シニア担当の今井です。
突然ですが,
この度子を授かりまして、6月のワークで私が担当している現場のリードを一旦お休みさせて頂くこととなりました。
今月行ったワークは、私にとっては最後のワークです。
このフロアのシニアの皆様とは、サポートとしてこの現場に入ってから約5年以上関わらせて頂いています。
おなかの中で動く子供の力が、日を追うごとに力強くなっていること。
その力は、つまり「生きる力」なんだと日々感じていることを
ワークの始めに皆さんにお伝えし、粘土を使って、生きる力をたっぷり味わうワークを行いました。
実はこの粘土、軽くて扱いやすいのですが、その感触から食べ物を連想しやすく誤食のリスクがある素材です。
介護度の高いこのフロアで、粘土を素材で使ったことは今まで一度もありませんでした。
しかし、私の中で皆さんの力の跡を粘土に残したいという思いがあり、仲間や職員の方と事前に共有しいつも以上に注意してワークを進めていきました。
皆さんに粘土をお渡しすると、
「おにぎり~!」「カツレツは、伸ばすんだよ!」と、やはり食べ物の話題が出ましたが、「これは粘土ですよ~。食べられませんよ~。」と皆さんに説明。
ラップに包んだ粘土をそのままテーブルの上で転がしながら丸めたり、空手チョップしたり(笑)、グーで潰したり…皆さん本当に粘土の感触を、ひたすら味わっていらっしゃいました。
皆さんが粘土に慣れた頃ラップをはがし、じかに触っていただきます。
ラップ越しではあまり手を動かさなかった方も、じかに触れることが刺激となり、感触を確かめるように指先で撫でたり、押したりと少しずつ動かすようになりました。
粘土に付けた皆さんの力の痕跡を、そのまま皆さんの「生きる力」として作品にしました。
最後に端をちぎって、くいっと曲げた女性。粘土だから現れた、この方の力。
眠っておられましたが、粘土を手に持って頂いた瞬間カッと目を開けものすごい力で粘土を掴んだ女性。指一本一本開き、やっと離してくださいました。御年101歳のパワー!!
「これは楽しい遊びだね」「子供の頃に戻ったみたいだ」と、両手で粘土を包み指先の力だけでここまで大きく、薄く伸ばした男性。とても集中されていました。
「ハートを作りたいんだよ~」と、納得いく形を求め最後まで手を動かしていた男性。
以下、参加してくださった全ての方の作品です。
皆さんの、生きる力!!!
お互い生きているからこそ、こうして出会い、同じ時間を過ごすことができるんですよね。
最後に、私から皆さんへ感謝の気持ちを込めて、
谷川俊太郎の「生きる」という詩を朗読しました。
こちらには載せられませんが、機会がありましたら是非読んでみてください。
皆さんうなづきながらじっっと耳を傾けてくださっていました。皆さんの心に届いているのが伝わってくる、静かで温かな時間でした。
最初に私は、あじさいのワークを考えていました。
自分が最後なのは、シニアの皆さんには関係ないこと。この時間は、シニアの皆さんの為の時間なのだから。
そう思っていました。
しかし、一緒に現場を作る仲間に内容を伝えると…
『本当に、それがやりたい事なの?』『確かにシニアの皆さんの為の時間だけど、同時にあなたが皆さんと心から楽しむ時間でもあるんだよ!』
私が気付かないうちに抱えていた余計な物たちを、それはもうこちらが不安でたまらなくなるくらい(笑)、きれいさっぱりと引きはがしてくれたのです。
丸裸になって最後に残ったもの、それだけを一緒にやろうよ!と。
最後まで、仲間が真剣に関わってくれたからこそ、このワークができたのです。
こんな素敵な現場を、7月からは仲間のSちゃんが引き継いでくれます。
エネルギッシュな彼女!増々この現場がパワーアップすること間違いなしで、今から本当に楽しみです!!
さらに嬉しい事に、今回体験で参加してくれたKちゃんが、来期よりサポートとして参加してくれることになりました。
約一年間でしたが、読んでくださった方、応援してくださった方、支えてくださった方
叱ってくださった方、見守ってくださった方
みなさま、本当にありがとうございました!
突然ですが,
この度子を授かりまして、6月のワークで私が担当している現場のリードを一旦お休みさせて頂くこととなりました。
今月行ったワークは、私にとっては最後のワークです。
このフロアのシニアの皆様とは、サポートとしてこの現場に入ってから約5年以上関わらせて頂いています。
おなかの中で動く子供の力が、日を追うごとに力強くなっていること。
その力は、つまり「生きる力」なんだと日々感じていることを
ワークの始めに皆さんにお伝えし、粘土を使って、生きる力をたっぷり味わうワークを行いました。
実はこの粘土、軽くて扱いやすいのですが、その感触から食べ物を連想しやすく誤食のリスクがある素材です。
介護度の高いこのフロアで、粘土を素材で使ったことは今まで一度もありませんでした。
しかし、私の中で皆さんの力の跡を粘土に残したいという思いがあり、仲間や職員の方と事前に共有しいつも以上に注意してワークを進めていきました。
皆さんに粘土をお渡しすると、
「おにぎり~!」「カツレツは、伸ばすんだよ!」と、やはり食べ物の話題が出ましたが、「これは粘土ですよ~。食べられませんよ~。」と皆さんに説明。
ラップに包んだ粘土をそのままテーブルの上で転がしながら丸めたり、空手チョップしたり(笑)、グーで潰したり…皆さん本当に粘土の感触を、ひたすら味わっていらっしゃいました。
皆さんが粘土に慣れた頃ラップをはがし、じかに触っていただきます。
ラップ越しではあまり手を動かさなかった方も、じかに触れることが刺激となり、感触を確かめるように指先で撫でたり、押したりと少しずつ動かすようになりました。
粘土に付けた皆さんの力の痕跡を、そのまま皆さんの「生きる力」として作品にしました。
最後に端をちぎって、くいっと曲げた女性。粘土だから現れた、この方の力。
眠っておられましたが、粘土を手に持って頂いた瞬間カッと目を開けものすごい力で粘土を掴んだ女性。指一本一本開き、やっと離してくださいました。御年101歳のパワー!!
「これは楽しい遊びだね」「子供の頃に戻ったみたいだ」と、両手で粘土を包み指先の力だけでここまで大きく、薄く伸ばした男性。とても集中されていました。
「ハートを作りたいんだよ~」と、納得いく形を求め最後まで手を動かしていた男性。
以下、参加してくださった全ての方の作品です。
皆さんの、生きる力!!!
お互い生きているからこそ、こうして出会い、同じ時間を過ごすことができるんですよね。
最後に、私から皆さんへ感謝の気持ちを込めて、
谷川俊太郎の「生きる」という詩を朗読しました。
こちらには載せられませんが、機会がありましたら是非読んでみてください。
皆さんうなづきながらじっっと耳を傾けてくださっていました。皆さんの心に届いているのが伝わってくる、静かで温かな時間でした。
最初に私は、あじさいのワークを考えていました。
自分が最後なのは、シニアの皆さんには関係ないこと。この時間は、シニアの皆さんの為の時間なのだから。
そう思っていました。
しかし、一緒に現場を作る仲間に内容を伝えると…
『本当に、それがやりたい事なの?』『確かにシニアの皆さんの為の時間だけど、同時にあなたが皆さんと心から楽しむ時間でもあるんだよ!』
私が気付かないうちに抱えていた余計な物たちを、それはもうこちらが不安でたまらなくなるくらい(笑)、きれいさっぱりと引きはがしてくれたのです。
丸裸になって最後に残ったもの、それだけを一緒にやろうよ!と。
最後まで、仲間が真剣に関わってくれたからこそ、このワークができたのです。
こんな素敵な現場を、7月からは仲間のSちゃんが引き継いでくれます。
エネルギッシュな彼女!増々この現場がパワーアップすること間違いなしで、今から本当に楽しみです!!
さらに嬉しい事に、今回体験で参加してくれたKちゃんが、来期よりサポートとして参加してくれることになりました。
約一年間でしたが、読んでくださった方、応援してくださった方、支えてくださった方
叱ってくださった方、見守ってくださった方
みなさま、本当にありがとうございました!
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