Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

自分がいちばん!!

2013-04-29 21:46:49 | 素敵な現場
みなさんこんにちは。
シニア担当のsatomiです。

もうすぐ五月。
すでにゴールデンウイークを満喫されている方もらっしゃるようですね。

5/5は、端午の節句。
鯉のぼりが悠々と、空をおどります。

さらに、5/6は、立夏。
暦の上では夏のはじまりを告げます。


私は誕生月ということもあり、五月が大好きです。


緑は青々と光輝き、さわやかな風が吹く。


そこにいるだけで、
幸せな気持ちになります。


そんな五月の風を皆様で楽しみました。


今回は久しぶりの水彩。
ハケをつかって、テーブル一面に風をふかせていきました。


立ち上がり、腕を大きくお隣の方へ、ぐんっとのばす方も。


ただただまっすぐに描く方、


すっと線を描く方、様々です。


五月の心地よい風は、誰一人として、同じものはございません。


ご覧ください。


  親子こいのぼり


  さわやか


  征くぞ


  夕焼け鯉のぼり


  五月晴れ



  「薫風だ!」


ご自分の作品をみて、S様がおっしゃいました。

薫風とは、初夏、新緑の間を吹いてくる快い風。

本当に、スーッと緑の間を吹き抜けているよう。




私が手にもって、皆様に、そしてS様におみせすると、


S様の目に涙があふれはじめました。



おもむろに、手がスボンのポケットへ。

  (あぁ、ハンカチをとりだすのだな)


そう、思った瞬間、


とりだしたるは、Myカメラ。



「なんどみても、自分のが1番いい!」



皆様、スタッフの方、笑顔になったのは、いうまでもありません。


S様だけではありません。
なんだかんだといいながら、

自分が描いた作品が、なによりお好きなのだと、
目の前にある作品をじっとみつめるお姿をみれば一目瞭然。


とてもおだやかで、そして美しいのです。


さぁ、五月のはじまりです。



皆さんの五月の風は、

どんな形で、どんな色ですか?




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