薩摩おごじょ

薩摩狂句勉強中です。

2016.6薩摩狂句

2016-10-10 19:48:05 | 日記


留守番(ずしばん)な 猫んまかせた 田植え時(どっ)

※「猫に留守番」をさせたという表現が田植え時の忙しさを表わしています。

※「ぬき」には薩摩ことばでは三通りの意味があります。
①温かい②暖かい③暑い。それぞれふさわしい漢字を当てましょう。

※「猫」と「ネコババ」を掛けた句がありましたが、これは言葉遊びの一種です。掛詞や語呂合わせで笑いを取るのではなく、句の内容で笑わせるべきだというのが先人の教えです。

●(兼題の部「可愛(む)ぜ」)

 ◎公園い よちよちデビュー 真っ赤(け)靴(くっ)

1.形容詞なので「ぜ」は必ず「送り仮名」にします。もっとも間違いの多いもののひとつです。

2.「可愛い」といえばすぐ「孫」「猫」「娘」などとその後に名詞を付けがちですが、「孫や猫や娘」が課題ではありません。「可愛い」という状態を詠むことが大切です。組み合わせの平凡さや陳腐さを避けるためにも第一想は捨てる勇気を持ちましょう。どうしても「孫や猫」などを入れたければ「孫(猫)が可愛(む)ぜ」という表現にしましょう。また、「可愛い」という言葉を使わずに「可愛い」状態を詠むことが出来ます。詳しくは「にがごい誌」の7月号に書きましたので、参考にしてください。



                
                    総評 黒柱先生

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