NPO法人 専攻科 滋賀の会

盲・聾・養護学校高等部への専攻科設置拡大、そして広く特別な教育的ニーズを有する青年たちの教育機会の保障をめざす滋賀の会

第7期開講式に参加されたゼミ生仲間の皆さんへ

2024年04月07日 12時22分29秒 | 会員募集のお知らせ

 桜の花が咲き誇り、こころウキウキする新年度の始まりです。

 皆さんが所属している福祉作業所や企業でも新しい仲間を迎えるこの4月の入所式があります。皆さんは、一つ先輩になられました。

 私たちの「スクールなかま」でも今日は第7期となる開講式を始めます。特別支援学校(養護学校)で勉強中の人や、作業所や会社などで元気いっぱい働く中で、毎週土曜日や日曜日に「スクールなかま」に通って勉強している皆さん、今年度、第7期(2024年4月1日~2025年3月31日)もよろしくお願いします。

 第7期が始まる前に、これまで2024年3月迄にどのようなゼミナールがあったのか振りかえってみると、以下の事が思い出されます。

「国語・数学・社会・英語・音楽・大津絵・科学・軽スポーツ」などに加え「書道・茶道・心と体・コーヒー・オニギリ・園芸・命・ぼっちゃ・おしゃれ教室」などがあり、時々校外学習もありました。

また、日曜日には勉強をしない「日曜交流サロン」の日もありました。今振り返って数えたら合計20余りものプログラムが順繰りに準備されました。

 

 皆さんは今言ったどの講座も一度は体験されたのではないかと思います。その上に今期から新しく本間先生の「生活教室」と牛原先生の「陶芸教室」が増えます。。楽しみですね。

 いつも思いますが、もし「スクールなかま」が無かったとしたら、このような勉強はできなかったと思います。

 「スクールなかま」に来ると、このようなたくさんの勉強ができますが、他には「野洲養護学校/やまびこ作業所/いきいき/プリズム/デイワークス/びわこワークス/どんぐり/マイルド五個荘/あゆみ/スマイルプラス/ウエルメント/スマイルプラスカレッジ/夏原工業株式会社」等、ゼミ生は昼間それぞれ違う14の福祉作業所などから集まります。その上、年齢も幅広い多様性ゼミ生が集まるので自然にいろいろな話ができるなど視野が広まっていきます。

 毎日、同じ作業所の仲間たち以外にこれだけ様々な仲間が一堂に出会えることもスクールなかまの素敵なところです。様々な友達ができるのもスクールなかまに通うからです。

 「スクールなかま」では、20講座以上のゼミナールがあって、それぞれ学びたい講座を選んで半日でも利用できます。

どの講師の先生も講座の前には出来るだけわかりやすく学んでもらえるようにと自宅で事前に準備して下さっています。

スクールなかまの講師の先生はどの先生も素晴らしい先生です。今後、もしわからない事があったら、聞けば丁寧に教えてくださるので遠慮せず聞いてくださいね。

今年度の「スクールなかま」の学びを支えるスタッフ・講師は、私  立岡と徳田先生、福角先生、中屋先生、井之口先生、川口先生に加え、本間先生が加わって下さったので合計7人となりました。

 皆さんの多くは養護学校高等部を18歳で卒業後多くの人はすぐに作業所などで働きだします。でも私たちは、皆さんのお兄さんやお姉さんが短大や大学に行ってさらに勉強しているように、皆さんにも同じように短大や大学に行けるようにすべきだと思っています。

 日本の教育に責任を持つのは文科省です。文科省では養護学校高等部卒業後さらに勉強できる短大や大学を創ろうとしていません。高等部18歳卒業したら働く以外に道がありません。

 このような制度では、私たちが居る日本は世界から取り残されていきます。すぐには実現できなくてもそれまでの間「スクールなかま」がその代わりをやっていきますので安心して下さい。

 ゼミ生の皆さんが1年ごとに自分らしく成長されていく姿を見ていてとてもうれしく思っています。ゼミ生一人ひとりは実に個性豊かです。他の人と比べたりするものではありません。人と比べて落ち込んではいけません。私という個性を大切にしてほしいと思います。私を大切のできる人は他の人も大切に出来るものです。

 「スクールなかま」のゼミ生は、とても優しく素晴らしいですね!

講師の先生皆さんは『ゼミ生の、もめごとやいじめを見たことがありません。逆に助け合っておられるところをよく見かけますヨ!』とおっしゃいます。とても嬉しいことです。

 最後になりますが、皆さんには、これからもたくさん学んで「自分」という人格を、こころ豊かに表現していけるようになってほしいと思います。第7期も元気いっぱい楽しく学んで下さい。  

 そして、「スクールなかま」にご興味を持った皆さん、関係者の方々にも是非ご参考いただき、お気軽に当方にメールや電話等で御連絡を頂ければ幸いです。           

NPO法人 障害青年の教育をさらに保障する滋賀の会

理事長  立岡 晄

メールアドレス:saposennakama@gmail.com


    〒523-0031滋賀県近江八幡市堀上町300番地1
 サポートセンター近江八幡(スクールなかま
    連絡先・窓口 徳田 佳弘
  電話/FAX 0748-26ー1634
   携帯 090-7100-0805

写真|滋賀県彦根市|彦根城の天守から観た、桜と琵琶湖畔

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

専攻科滋賀の会ニュース No.35を発行しました

2024年03月20日 12時25分22秒 | 会員募集のお知らせ

この度「専攻科滋賀の会ニュース No.35」を発行しました。

以下、以下のサムネールをクリックすると別ウィンドウが開きます。

ブラウザでご覧になるかダウンロードしてご活用ください。

全6頁.pdf | Powered by Box

全6頁.pdf | Powered by Box

Contents

①全国専攻科(特別ニーズ教育)研究会 副会長 藪 一之さん「学校卒業後、青年期の学びの意味について考えた文部科学省委託事業三年間」

②スクールなかま大津絵教室担当 佐藤 実真さん「アートで世の中に貢献したい! 」

③チャレンジキャンパスさっぽろ顧問 岡山 英次さん「青年の持つ可能性は計り知れない! 」

④専攻科滋賀の会賛助会員 小梶 明美さん(滋賀県)「スクールなかまで学ぶ 」

⑤専攻科滋賀の会賛助会員 北村 裕一さん(滋賀県)「人それぞれの居場所づくりを大切に 」

⑥会からのお知らせ/編集後記

 

 

是非、ご覧ください。

© 2024.3 Senkouka Shiga-no-Kai.Non-Profit Organization. All Rights Reserved.

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「書道展」開催のお知らせ

2024年02月07日 22時08分27秒 | 会員募集のお知らせ

 

我が、専攻科滋賀の会でご活躍の 福角 窓月 先生が、3月9日より「書窓展|桜色の風に誘われて|福角 窓月となかまたち」と題して書道展&イベントを開催いたします。

この「なかまたち」とは、専攻科滋賀の会が運営している「サポートセンター近江八幡」の専攻科|スクールなかまの関係者 他となっており、先生とご一緒に「書」を出展させて頂く予定です

「書」の他に、ミニ・コンサート等の楽しい催し(期日指定※下段ご参照)もご準備しております。

皆さま、ぜひ、お越しくださいませ

-----------------------------------------------------------------------------------------------

【会  期】2024年3月9日(土)~4月7日(日)

【会  場】かわらミュージアム企画展示室 滋賀県近江八幡市多賀町738ー2

 ※会場情報の詳細は以下クリックしてご参照ください。

かわらミュージアム|八幡瓦と八幡の歴史が詰まった建造物

かわらミュージアム|八幡瓦と八幡の歴史が詰まった建造物

かわらミュージアムは滋賀県近江八幡にある八幡瓦と八幡の歴史をテーマにした博物館です。瓦工場跡地に立地し、館内には八幡瓦を中心に鬼瓦や瓦人形などが展示されています...

株式会社パソナジョイナス - Just another WordPress site

 

【開会時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)

      (最終日:9:00~15:00)

【休 館 日】 3月11日(月)・18日(月)21日(木)・25日(月)

【入 館 料】 一般300円・小中学生200円 ※団体(10名様以上)は50円引き

-----------------------------------------------------------------------------------------------

※詳細は以下ご参照ください。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月11日-12日|全専研の集会に参加いたしました

2023年11月23日 11時08分00秒 | ご報告

第19回全国専攻科研究集会に参加いたしました

コロナ禍における行動制限が解除され、4年ぶりに対面形式による第19回全国専攻科研究集会が11月11日・12日の2日間にわたり、大阪保育福祉専門学校(大阪府三島郡島本町)にて開催されました。

我々、NPO法人専攻科滋賀の会 福祉型専攻科の「スクールなかま」からも、ゼミ生7名とスタッフ4名が出席し、全国の仲間との触れ合いを楽しんできました。両日とも半日の開催でしたので、研究集会と合わせて校外学習も行いました。


【2日間の行動スケジュール】

1日目|11日(土)

 午前 大山崎山荘美術館見学            
 午後 研究集会 ・ゼミ生研究発表
         ・小畑耕作先生による講演「教育年限延長のこれまでとこれから…
         ・モルック体験・交流会

2日目|12日(日) 

 午前 分科会  ・実践報告 ・公開授業(音楽)
 午後 京都タワー観光 (終了)


【2日間の行動レポート】

日目は、朝早くJR近江八幡駅(滋賀県近江八幡市)に集合し、会場最寄り駅のJR山崎駅(京都府乙訓郡大山崎町)へ出発しました。初日のプログラムを終え、帰路JR近江八幡駅に到着したのが18時半すぎでしたので、ゼミ生の帰宅は夜19時をまわったのではないでしょうか。
 午前の美術館(アサヒグループ大山崎山荘美術館:京都府乙訓郡大山崎町)がある天王山中腹まで歩いて登り館内を見学した後、午後の大阪保育福祉専門学校(大阪府三島郡島本町:午前活動した京都・大山崎町の隣町)で開催された研究集会に参加しました。本集会に参加している各団体紹介時に、ゼミ生達が各々サンデーゼミナールで取り組んでいる研究の発表をしたり、午前の見学と打って変わって、とても緊張した時間を過ごしたと思います。それでも帰りの電車の中では楽しいお喋りが止まらず、ゼミ生もスタッフも穏やかな気持ちに包まれていました。

日目も同様に朝早くに集合、会場の大阪保育福祉専門学校に到着するなり、ゼミ生とスタッフそれぞれ分科会に出席するため分かれて行動することになりました。そして、あっという間に全プログラムが終了し、来年の全国集会の開催地が広島と発表されました。少しの交流を楽しみ、会場をあとに…。
 京都駅で下車しお好み焼きを食べ、京都タワーへ。休日の京都を短時間ではありましたが漫喫しました。

 この2日間を通して全国の専攻科で学ぶ青年たちの、これから何かに挑むような真剣な表情に出会いました。しかし、研究会に参加している青年達とお話してみると、優しくて柔らかな雰囲気を出しておりました。バランスのとれた彼らの人柄は、専攻科での学びを積み上げてきたからだと感じています。それは、専攻科で青春を謳歌している青年たちは、生きる「チカラ」を身につけ自分で人生を創っているのだと思います。
 ここで、予期せぬ困難に出会っても「なんとかするチカラ」を手に入れた、「スクールなかま」の青年を紹介します。まさに、この研究集会1日目、この青年は慌てて駅に向かい交通ICカードで改札をくぐろうとしたところ、交通ICカードを忘れてきたことに気付きました。切符を買う時間もなく、どうしたらよいのかわからなくなった彼は、駅員さんに交通ICカードを忘れたきた事、〇時〇分発の電車に乗りたいことを伝えました。すると、駅員さんは乗車証明書を発行してくれ、彼は乗りたい電車に乗ることができ、JR近江八幡駅で予定通りに集合することができました。いつもの彼からは想像もできなかったのですが、彼はこのような力を持てるようになったのは、我々の「スクールなかま」で自ら育てた「チカラ」だと感じました。

 専攻科で学ぶのは青年たちだけではありません。講師やスタッフも学んでいます。青年たちから教わる生き切る「チカラ」。
今日もスクールなかまのゼミ生たちの顔、研究集会で出会った青年たちを思い出し、パワーをもらいながら私も人生を生きていきいます。

長々となりましたが、これで研究集会の報告を終わります。             スタッフ 中屋ともこ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

専攻科滋賀の会|研修会を開催しました

2023年11月02日 20時19分21秒 | 会員募集のお知らせ

1009日(月)に1実践報告研修会を開催しました。

実践報告研修会/当会立岡理事長あいさつ

研修会の成果報告書(全7ページ)を「デジタルブック形式」でご欄ください。

※以下画像をクリックするとPDFが画像として表示され、マウスで頁をつまんでめくるか、頁の端をクリックするか、スライド進行ボタンにてお進みください。▼ 「デジタルブックのページめくり」の見本です ▼

1頁目をめくると2頁+3頁が見開きでご欄になれます。全7頁ありますので、🔍マークにて適宜拡大してお読みくださいませ。

 ▼下図をクリックしてご覧ください▼ 

 

P8実践報告研修会 基調提案 

P8実践報告研修会 基調提案 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする