連続講座9月例会「エコールKOBEの挑戦」
2012年9月22日(祝)午後1時半~「サン・ビレッジ近江八幡」会議室にて第11回障害青年発達保障研究会が開催されました。講師は兵庫県神戸市の福祉事業型「専攻科」エコールKOBE学園長河南 勝先生です。講座内容をご紹介致します。
■教育年限延長のねがい実現
河南先生は37年間、養護学校の教師として、また進路指導としてご活躍されてきた。私、立岡晄は同じく37年間作業所づくり運動に徹してきた。教師と、作業所職員という持ち場は違ったが、ともに障害児は18才で「働く」という選択肢しかないことに疑問を感じていた。教職を退職された河南先生の夢も私たちのねがいも、この子らに大学の様な所をつくることである。
■三つのK
河南先生は①障害児の学ぶ権利を保障する取り組みという「権利」 ②37年間障害児教育にとりくんできた「継続」 ③子どもと保護者から謙虚に学び職場の仲間と「謙虚」に実践する・・・と三つのKを話された。私たちきょうされんでは①どんな障害の人も発達できる「実践」をつくること ②作業所づくりは民主的な「経営」組織をつくること ③地域に打って出る「運動」をめざすこと、である。
今日のお話で、河南先生は教師として長く実践してきた中で、この子らに更に高等部卒業後2~4年の学ぶ機会を実現さすため「エコールKOBE」(エコール・・・仏語で学校)を立ち上げたこと。その中での学生たちの変化、そして更に年間600人もの視察者が来る背景などが熱く語られた。とりわけ18才で高等部を卒業させられるが就職しても離職率が高く、あと2年間の教育期間延長することで働く心構えもでき、おちついてお仕事に定着する率が上るとのことである。
■全国に広まる「学ぶ作業所」づくり
本来教育は文科省、教育委員会の管轄であるが、ここが動かないので福祉の制度を利用して「学びの作業所」が広まっている事をパワーポイントの映写で示しながらお話を進められた。福祉の制度、すなわち「自立訓練事業」による専攻科のひろがりは和歌山での取り組みに始まり急速に全国展開の兆しが見え始めているとして、これまでに約15か所が事業展開しているとの報告があった。我が滋賀県内でも来春に向けて開設予定の法人もある。
■第9回全国専攻科研究集会IN神戸は12月1日(土)~2日(日)
もっと勉強したいと願う障害児の夢をかなえようと、第9回目の全国研究集会が神戸で開催されるが、この研究集会ではエコールKOBEの河南学園長の記念講演や学生による「エコール新喜劇」などが企画されている。
おひとりでも多くの関係者が参加されますよう今から予定しておいて下さい。
※ 以上、字数制限もあり他は割愛しますが、詳細は「エコールKOBE」のホームページをご参照下さい。▼▼
☆エコール神戸→ HP参照「ここをクリックして下さい」 *戻る場合はブラウザのバックボタンを押して下さい。
2012年9月22日(祝)午後1時半~「サン・ビレッジ近江八幡」会議室にて第11回障害青年発達保障研究会が開催されました。講師は兵庫県神戸市の福祉事業型「専攻科」エコールKOBE学園長河南 勝先生です。講座内容をご紹介致します。
■教育年限延長のねがい実現
河南先生は37年間、養護学校の教師として、また進路指導としてご活躍されてきた。私、立岡晄は同じく37年間作業所づくり運動に徹してきた。教師と、作業所職員という持ち場は違ったが、ともに障害児は18才で「働く」という選択肢しかないことに疑問を感じていた。教職を退職された河南先生の夢も私たちのねがいも、この子らに大学の様な所をつくることである。
■三つのK
河南先生は①障害児の学ぶ権利を保障する取り組みという「権利」 ②37年間障害児教育にとりくんできた「継続」 ③子どもと保護者から謙虚に学び職場の仲間と「謙虚」に実践する・・・と三つのKを話された。私たちきょうされんでは①どんな障害の人も発達できる「実践」をつくること ②作業所づくりは民主的な「経営」組織をつくること ③地域に打って出る「運動」をめざすこと、である。
今日のお話で、河南先生は教師として長く実践してきた中で、この子らに更に高等部卒業後2~4年の学ぶ機会を実現さすため「エコールKOBE」(エコール・・・仏語で学校)を立ち上げたこと。その中での学生たちの変化、そして更に年間600人もの視察者が来る背景などが熱く語られた。とりわけ18才で高等部を卒業させられるが就職しても離職率が高く、あと2年間の教育期間延長することで働く心構えもでき、おちついてお仕事に定着する率が上るとのことである。
■全国に広まる「学ぶ作業所」づくり
本来教育は文科省、教育委員会の管轄であるが、ここが動かないので福祉の制度を利用して「学びの作業所」が広まっている事をパワーポイントの映写で示しながらお話を進められた。福祉の制度、すなわち「自立訓練事業」による専攻科のひろがりは和歌山での取り組みに始まり急速に全国展開の兆しが見え始めているとして、これまでに約15か所が事業展開しているとの報告があった。我が滋賀県内でも来春に向けて開設予定の法人もある。
■第9回全国専攻科研究集会IN神戸は12月1日(土)~2日(日)
もっと勉強したいと願う障害児の夢をかなえようと、第9回目の全国研究集会が神戸で開催されるが、この研究集会ではエコールKOBEの河南学園長の記念講演や学生による「エコール新喜劇」などが企画されている。
おひとりでも多くの関係者が参加されますよう今から予定しておいて下さい。
※ 以上、字数制限もあり他は割愛しますが、詳細は「エコールKOBE」のホームページをご参照下さい。▼▼
☆エコール神戸→ HP参照「ここをクリックして下さい」 *戻る場合はブラウザのバックボタンを押して下さい。