NPO法人 専攻科 滋賀の会

盲・聾・養護学校高等部への専攻科設置拡大、そして広く特別な教育的ニーズを有する青年たちの教育機会の保障をめざす滋賀の会

「日本の書と大津絵」in ドイツ・ヴュルツブルグ

2024年08月10日 12時32分02秒 | ご報告
専攻科滋賀の会理事・講師の福角 窓月さんが、ドイツ・ヴュルツブルグ市に「日本の書と大津絵」の開催・展示、ならびに現地の方々との交流をする為、先月7月下旬より約1か月の行程で現地で活動しております。以下、福角さんの現地からのコメントと、活動中のお写真、動画等をご紹介させて頂きますので、ご参照ください。
 
こんにちは、福角 窓月です。
渡欧に際しては、関係する皆さまには多大なご協力、ご支援をいただき深謝申し上げます。
皆様へのご説明は、帰国後の翌9月以降に行いたいと思いますが、約半月を経過した活動の第一報として本ブログに掲載させていただきますので、ご高覧のほど宜しくお願いいたします。
ドイツ・ヴュルツブルグ市のシーボルト博物館に於いて「日本の書と大津絵」展覧会を開催することとなり、ヴュルツブルグ到着時から、現地の皆様より歓迎されました。15名の演奏家を交えたオープニングセレモニーにて迎えられてから、展示活動を通じて現地の方々と積極的に交流をしておりますが、現地の皆さまは非常に温かく、街中の商店街、お店、美術館等に宣伝のポスターを貼って頂き盛り上げて頂いております。
ロマンチック街道沿いの職業訓練校でも、ワークショップを通じて深く交流し、太鼓の共同レッスンを受講する等、本業の「書道」以外でも文化交流を幅広くさせていただいて有意義な日々を過ごしております。
 
ヴュルツブルグはドイツのフランケン地方最大の町で、滋賀県大津市との姉妹都市です。
フランクフルトからも電車で1時間程度で着く落ち着いた雰囲気の町です。またフランケン地方にはフランケンワインというボックスボイテルという珍しい瓶にはいっている、とても世界的に人気があるワインがあります。

学問の面でも、由緒ある大学が複数あり、ノーベル賞受賞者を多数輩出しており、季節は春、秋が過ごしやすく、夏、冬は、盆地の地形の関係で、夏は暑く、冬は寒い寒暖差がある気候になっています。気候や風情は、日本でいうと京都によく似ているといわれております。

もう少し、現地での活動が残っておりますが、帰国後にはお世話になりました皆さまへ改めてご報告が出来ればと考えております。日本では、猛暑に加え、新型コロナウィルス第11波の拡大や、南海トラフ臨時情報が気象庁より発令されており緊張が高まっている中でお盆を迎えられていると伺っております。どうか皆さまも、お身体ご自愛いただきお過ごしくださいませ。

今後とも引き続き、我々の「日本の書と大津絵」、ならびに「NPO法人専攻科滋賀の会」の活動のご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

滋賀県三日月知事からもレターを頂戴しました⤵ 有難うございました!

画像をクリックすると拡大します。

  
 知事メッセージ(日本の書と大津絵展).pdf | Powered by Box

知事メッセージ(日本の書と大津絵展).pdf | Powered by Box

 

 

① ご参考)活動風景のMovieですクリックすると別ウィンドウでYouTube動画が流れます。

② ご参考)展示/活動写真⤵

https://app.box.com/s/ixscatarej31zug1jd4er21jo3uw32my

URLをクリックすると表示します。

③ ご参考)現地観光写真⤵

https://app.box.com/s/ce3414h1qatauq40yuvfrcxsye3cwhhx

URLをクリックすると表示します。

以上です。今後ともご支援のほど宜しくお願いいたします。

 

この記事へのご意見・ご感想、「NPO法人専攻科滋賀の会」へのご連絡や「スクールなかま」へ参加ご希望の方等は、以下の連絡先までお気軽にお問合せください。

<連絡先>

メール=saposennakama@gmail.com (立岡/徳田まで)

電話・ファックス(兼用)=0748-26-1634

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11月11日-12日|全専研の集会に参加いたしました

2023年11月23日 11時08分00秒 | ご報告

第19回全国専攻科研究集会に参加いたしました

コロナ禍における行動制限が解除され、4年ぶりに対面形式による第19回全国専攻科研究集会が11月11日・12日の2日間にわたり、大阪保育福祉専門学校(大阪府三島郡島本町)にて開催されました。

我々、NPO法人専攻科滋賀の会 福祉型専攻科の「スクールなかま」からも、ゼミ生7名とスタッフ4名が出席し、全国の仲間との触れ合いを楽しんできました。両日とも半日の開催でしたので、研究集会と合わせて校外学習も行いました。


【2日間の行動スケジュール】

1日目|11日(土)

 午前 大山崎山荘美術館見学            
 午後 研究集会 ・ゼミ生研究発表
         ・小畑耕作先生による講演「教育年限延長のこれまでとこれから…
         ・モルック体験・交流会

2日目|12日(日) 

 午前 分科会  ・実践報告 ・公開授業(音楽)
 午後 京都タワー観光 (終了)


【2日間の行動レポート】

日目は、朝早くJR近江八幡駅(滋賀県近江八幡市)に集合し、会場最寄り駅のJR山崎駅(京都府乙訓郡大山崎町)へ出発しました。初日のプログラムを終え、帰路JR近江八幡駅に到着したのが18時半すぎでしたので、ゼミ生の帰宅は夜19時をまわったのではないでしょうか。
 午前の美術館(アサヒグループ大山崎山荘美術館:京都府乙訓郡大山崎町)がある天王山中腹まで歩いて登り館内を見学した後、午後の大阪保育福祉専門学校(大阪府三島郡島本町:午前活動した京都・大山崎町の隣町)で開催された研究集会に参加しました。本集会に参加している各団体紹介時に、ゼミ生達が各々サンデーゼミナールで取り組んでいる研究の発表をしたり、午前の見学と打って変わって、とても緊張した時間を過ごしたと思います。それでも帰りの電車の中では楽しいお喋りが止まらず、ゼミ生もスタッフも穏やかな気持ちに包まれていました。

日目も同様に朝早くに集合、会場の大阪保育福祉専門学校に到着するなり、ゼミ生とスタッフそれぞれ分科会に出席するため分かれて行動することになりました。そして、あっという間に全プログラムが終了し、来年の全国集会の開催地が広島と発表されました。少しの交流を楽しみ、会場をあとに…。
 京都駅で下車しお好み焼きを食べ、京都タワーへ。休日の京都を短時間ではありましたが漫喫しました。

 この2日間を通して全国の専攻科で学ぶ青年たちの、これから何かに挑むような真剣な表情に出会いました。しかし、研究会に参加している青年達とお話してみると、優しくて柔らかな雰囲気を出しておりました。バランスのとれた彼らの人柄は、専攻科での学びを積み上げてきたからだと感じています。それは、専攻科で青春を謳歌している青年たちは、生きる「チカラ」を身につけ自分で人生を創っているのだと思います。
 ここで、予期せぬ困難に出会っても「なんとかするチカラ」を手に入れた、「スクールなかま」の青年を紹介します。まさに、この研究集会1日目、この青年は慌てて駅に向かい交通ICカードで改札をくぐろうとしたところ、交通ICカードを忘れてきたことに気付きました。切符を買う時間もなく、どうしたらよいのかわからなくなった彼は、駅員さんに交通ICカードを忘れたきた事、〇時〇分発の電車に乗りたいことを伝えました。すると、駅員さんは乗車証明書を発行してくれ、彼は乗りたい電車に乗ることができ、JR近江八幡駅で予定通りに集合することができました。いつもの彼からは想像もできなかったのですが、彼はこのような力を持てるようになったのは、我々の「スクールなかま」で自ら育てた「チカラ」だと感じました。

 専攻科で学ぶのは青年たちだけではありません。講師やスタッフも学んでいます。青年たちから教わる生き切る「チカラ」。
今日もスクールなかまのゼミ生たちの顔、研究集会で出会った青年たちを思い出し、パワーをもらいながら私も人生を生きていきいます。

長々となりましたが、これで研究集会の報告を終わります。             スタッフ 中屋ともこ

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専攻科滋賀の会「障害青年サポートセンター近江八幡」この間の主な状況

2020年12月29日 13時32分59秒 | ご報告

専攻科滋賀の会「障害青年サポートセンター近江八幡」この間の主な状況

  • 今春開校の専攻科その後

 養護学校卒業後当会の専攻科に入学したK君(18歳)は入学の時に「漢字をがんばる」「九九をおぼえたい」「労働学習」「免許証をとりたい」と言う4つの願いを大きな紙に書いて教室に張り出しました。しかしこの頃からコロナ感染が広まり、自宅でも学べるようにとスマホの映像や家庭訪問を通して支援はしていました。

 所が専攻科の生徒はK君一人ということもあってか、また学校時代も不登校が続いていて専攻科でさらに学ぼうという意欲より、彼の中で免許証を取ることが優先し、教習所に入学した事で専攻科が遠のいたようです。

 相談支援センターのリードで専攻科の我々スタッフはじめ学校・市役所・保護者・本人・民生委員等が2度にわたり今後の進め方などについて話会っている所です。

 

  • サンデーゼミナール第3期スタートその後

 7月11日にスタートしたサンデーゼミナールは毎週土曜日の9:00~15:15まで15人の登録者をコロナ予防のため参加者は毎回8人までとし、日中一時支援事業を活用して実践しています。登録者は今後も増えていくと思いますが養護学校などの生徒、学校卒業後働きだした青年たちの土曜日の暮らし方が豊かになると共に新しい友達ができ、楽しく学べる貴重な時間です。

 別表記載のように青年期に学ぶべき内容を支援していただく講師をお願いし順調に取り組みが進められています。「専攻科滋賀の会」ブログにも動画など掲載していますので見てください。

 参加登録者は募集していますので電話などで申し込んでくだされば詳細をお伝えします。

 しかし、この取り組みは10月末のコロナが急速に広がり始めたので現在はコロナ感染が収まるまでお休みしています。早くの再開を願っています。

 

3相談支援事業その後

 この事業所開設とともに障害者相談支援事業所としての開設手続きを行い、2人の専門スタッフで毎週火曜日と木曜日相談を受け付ける体制を整えています。

 現在制度に乗るまでの間、お困りごと相談はお電話などでお申込みいただければ受け付けております。本格的に稼働するのは新しい年以降となります。

 

4その他

 当初からこの事業所では地域の皆さんの集いの場所として開放しています。これまでも障害のある人たちの話し合いの場所や、心を病んでいる人たちの居場所としても定着しつつあります。時折見学者もお越しになります。

 また当事業所の趣旨に賛同して多くの皆様から心温まる支援や寄付金なども頂いています。紙面をお借りして厚くお礼申し上げます。何かございましたらお気軽にお電話くださればしっかり対応しますのでよろしくお願いします。

                              専攻科滋賀の会  理事長/立岡晄

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「さぽせん」便り

2020年07月25日 16時45分05秒 | ご報告

 

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新しい専攻科「スクールなかま」入学式が開催されました

2020年04月05日 12時59分47秒 | ご報告

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NPO法人専攻科滋賀の会が運営している「障害青年サポートセンター近江八幡」にて、いよいよ専攻科「スクールなかま」が開校となりました。

その入学式が、先日令和2年4月2日(木)に滞りなく執り行われました事を御報告申し上げます。

入学式は新入学生の川南さんの他ご家族様も参加され、当法人の理事、講師はじめ参列の関係者様より温かいご祝辞を頂戴しました。

新入学生の川南さんの決意表明は、「計算と漢字をマスターします。また、私生活でも役立つよう普通自動車の免許を取得しながら就職をめざします!!」と力強く発言されていました。

頼もしいですね☺️

初年度の入校者は1名となりますが、当法人の講師陣と「マンツーマン・スタイル」で頑張っていきたいと思います。明日から、学生と当法人関係者らもフレッシュな気持ちで「共に成長していきたい・・・」と考えております。

この記念すべき「スクールなかま」の開校を迎えた事は、これ迄の会員、関係者の皆さまのご支援の賜物だと考えており、改めて深謝申し上げます。 今年度も、皆さまからの変わらぬ、ご指導・ご鞭撻を賜りたく宜しくお願い申し上げます。        NPO法人専攻科滋賀の会~関係者一同☆彡

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