我が、田中良三先生が中日新聞社より取材を受けました。記事をシェアします。▼ご参照ください。
元県立大教授 田中さん 乳幼児、学齢、青年期…連携を
▲設置した研究所の看板を紹介する田中さん=春日井市梅ケ坪町で
発達障害児のための学校づくりに力を注いできた愛知県春日井市関田町の元愛知県立大教授、田中良三さん(66)が「あいち発達障がい研究所」を同市梅ケ坪町に開設した。4月には「人生に生きがいと輝きを」と題した最初のフォーラムを市内で実施。「障害児教育に携わる人をつなぎ、障害者が安心して生きられる社会を目指したい」と話す。(蓮野亜耶)
田中さんは大学で障害児教育を教えながら、1990年に発達障害児のために5年制の見晴台学園を名古屋市に設立。春日井市でも障害者自立支援施設の設立に協力するなど長年、障害児教育の現場に関わってきた。
活動する中で気になったのは、障害児の支援活動が乳幼児期、学齢期、青年期など人生の各段階ごとに切り離され、分断されていた点。研究者による発表の場でも、分野ごとに専門家が集まって事例報告をすることが多く、交流の機会が少ないと感じていた。
「それぞれの現場では一生懸命やっても、連携がなければ一生を通じた支援はできない」。幼稚園も小中学校も高校も手を取り合って協力することが大切だとして、今年3月の退職を機に、自分が現場の結び目になれればとアパートの一室に研究所を開いた。
活動の中心は年4回のフォーラム。毎回、「就労」や「生きがい」など長期的視野、多様な立場で参加できるテーマを決め、従来、共通の場に集まらなかった幼稚園や高校などさまざまな現場での取り組みを紹介。交流会にも力を入れ、意見や互いの活動内容を語り合う場を設ける。
大学の研究室から移した数百冊の学術書や論文なども貸し出し、日本特殊教育学会などから、最新の研究動向も提供する。
田中さんは「連携が密になれば、地域ぐるみによる支援が進む。そのために、これからの人生を費やしたい」と意気込む。
第1回のフォーラムは4月20日午後1時半から、春日井市浅山町の市総合福祉センターで開催。見晴台学園長の藪一之さんらが取り組みを紹介する。参加費500円、申し込み不要。問い合わせは田中さん=電090(1561)5569=へ。
中日新聞CHUNICHI・WEBより
元県立大教授 田中さん 乳幼児、学齢、青年期…連携を
▲設置した研究所の看板を紹介する田中さん=春日井市梅ケ坪町で
発達障害児のための学校づくりに力を注いできた愛知県春日井市関田町の元愛知県立大教授、田中良三さん(66)が「あいち発達障がい研究所」を同市梅ケ坪町に開設した。4月には「人生に生きがいと輝きを」と題した最初のフォーラムを市内で実施。「障害児教育に携わる人をつなぎ、障害者が安心して生きられる社会を目指したい」と話す。(蓮野亜耶)
田中さんは大学で障害児教育を教えながら、1990年に発達障害児のために5年制の見晴台学園を名古屋市に設立。春日井市でも障害者自立支援施設の設立に協力するなど長年、障害児教育の現場に関わってきた。
活動する中で気になったのは、障害児の支援活動が乳幼児期、学齢期、青年期など人生の各段階ごとに切り離され、分断されていた点。研究者による発表の場でも、分野ごとに専門家が集まって事例報告をすることが多く、交流の機会が少ないと感じていた。
「それぞれの現場では一生懸命やっても、連携がなければ一生を通じた支援はできない」。幼稚園も小中学校も高校も手を取り合って協力することが大切だとして、今年3月の退職を機に、自分が現場の結び目になれればとアパートの一室に研究所を開いた。
活動の中心は年4回のフォーラム。毎回、「就労」や「生きがい」など長期的視野、多様な立場で参加できるテーマを決め、従来、共通の場に集まらなかった幼稚園や高校などさまざまな現場での取り組みを紹介。交流会にも力を入れ、意見や互いの活動内容を語り合う場を設ける。
大学の研究室から移した数百冊の学術書や論文なども貸し出し、日本特殊教育学会などから、最新の研究動向も提供する。
田中さんは「連携が密になれば、地域ぐるみによる支援が進む。そのために、これからの人生を費やしたい」と意気込む。
第1回のフォーラムは4月20日午後1時半から、春日井市浅山町の市総合福祉センターで開催。見晴台学園長の藪一之さんらが取り組みを紹介する。参加費500円、申し込み不要。問い合わせは田中さん=電090(1561)5569=へ。
中日新聞CHUNICHI・WEBより